18 mm,F9,1-125 秒,iso200(JPEG) ビビッド
いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長Kです。(2025年8月30日~撮影)
RICOH GR IV
2025年の秋に発売を予定している"GR IV"をお借りすることになりました
いろいろ調べていると、"GR III"の出番からなんと6年ぶりの後継機種なんですね
小さくてポケットに入るサイズながら、高画質な写真が撮れることで知られているのは皆さんもご存じのことかと思われます
街中でサッと撮る「スナップ撮影」に向いているのが特徴のひとつですが、コンパクトなサイズから「普段持ちのカメラ」であると自分の中では位置づけられています
正常な進化を遂げており、大まかに「イメージセンサー」「画像処理エンジン」「レンズ構成」と代表すべきポイントをすべて新しくすることで画質が大きく向上。
要するに"GR IV"は「これまでの使いやすさはそのままに、画質が大きくパワーアップした最新モデル」というところでしょう
手にするとすぐに気付くのが大きさ.....と言いますか、ちょっとスリムになったGR IV(左)が気になります
パッと見で「あ、小いさい!」と、右機種のGRIIIxユーザーさんはすぐに気付かれたほど。
重さに関してはGRIIIと僅か数グラムの違いなので、ほぼ同じだと思っていただいて良いと思います
個人的には手のひらでズッシリを感じるくらいが好みで、メカニカルさも感じ取れてるところはとても花マル級。
真上から見ても判るようにグリップ形状も見直しされ、これもまた手にした瞬間に持ちやすくなっていることを体感できると思います
背面の操作部が大きく変わりました(左:IV型・右:IIIx型)
十字キー(丸キー)の回転式ホイールがなくなり、III型のADJレバーがIV型では回転式のダイヤルへと変更されています
従来どおり押し込むこともできる操作感は割と自然な感覚で、回転式のダイヤルとともに進化したところのひとつでしょう
親指をかける背面グリップが秀絶なる進化を遂げており、片手持ち時のずれ込みはグッと減少しています
個人的に朗報と感じたのは+-ボタンの復活、何と言いますか自然に?直感的に??使える露出補正の操作感もこれまた秀絶。
「そう思うだけ」かも知れませんが、僅かに外側へ傾斜しているようにも感じ取れ、親指グリップ時の誤操作は皆無でした
それなのに露出補正は親指だけで瞬時に行えるというところ、これだけでも購入したくなる最頂点の要素になるのではないでしょうか
ダイヤルというダイヤルは全て見直しされ、ダイヤル表面の凹凸にもメリハリが加えられたことで操作がしやすくなっています
自分のような年齢になってくると指先の微触感覚は指紋の薄化や油切れによって薄れるいっぽう(笑
こういう改良進化はじつにありがたいことなのです
ポジションを「P」にしているのは、試用中のほとんどを「P」にしていたから。
以前の「Pモード」(プログラムAE)は確か前ダイヤルを回すことでシャッタースピードと絞り値が連動(たとえば絞りを開ければシャッターも速くなるといった感じ)していました
そのPモードが進化し下記のとおりになっています
【前ダイヤル】絞り(F値)だけが変わる/シャッタースピードは変わらない/ISO感度が自動で追従して露出を合わせる
【後ダイヤル】シャッタースピードだけが変わる/絞りは変わらない/ISO感度が自動で追従して露出を合わせる
一連の操作をしていると液晶画面に “P-Ex” の表示が出てくるので、新しく追加された動作モードに変わったことが分かります
「P-Exモード」ではISO感度が自動的に露出を調整する役割を担っています
操作感としては絞り優先っぽく使いたいとき⇒前ダイヤル、そしてシャッター速度優先っぽく使いたいとき⇒後ダイヤル
どちらを変更してもISO感度が自動で適正露出を保ち、撮影側は絞り又はシャッター速度に集中できる寸法です
カメラがISOで明るさを調整してくれるので手軽、APS-Cという大きめのセンサーが功を奏しているということです
これらは「ISOオートが有効なとき」に限られますが、ISOマニュアル設定だと動作が変わるかもしれませんね
そうそう、デモ機は皆様へお届けするものと同じ製品元箱入りでした
この箱の作りがとても緻密であり、開封時にはほんの僅かな隙間から空気が「スゥー」っと入り込む.....これにはちょっとした感動がございます
GRIV がお手元に届きましたら是非この感触をお楽しみください
写りのほうはこのあとずらりサンプル載せしましたので、ぜひご確認ください
・京都/木津川 浄瑠璃寺
・奈良/大和郡山 市街地
・奈良/奈良市 ならまち
・大阪/河内長野 岩湧寺
激的な暑さが続いていますが、朝の早い時間は秋の空気が入り始めています
よければそんな空気感もご確認ください