瀞峡めぐり (後編) 食堂・喫茶 瀞ホテル / PENTAX K-5IIs

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 _渓谷美_

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奈良県吉野郡十津川村神下
食堂・喫茶 瀞ホテル(東屋・招仙閣) Facebook_https://ja-jp.facebook.com/dorohotel.jp
吉野・熊野国立公園 瀞八丁(どろはっちょう) ウォータージェット船 船着場 田戸
十津川村営バス「瀞八丁」 熊野川水系北山川
PENTAX K-5Ⅱs with REVUENON-SPECIAL 35mm F/2.8
(35.0mm(35mmフィルム換算52.5mm) 1/500 秒 ISO.200 F/3.2 Capture One 7)

 

いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店店長です。
(高槻駅前店お店ブログ"高槻写真のひろば"は こちら から) (2013年8月28日撮影)

 

瀞峡めぐりも後編となりました。

もともと「瀞峡へ行こう!」となるきっかけにもなったのが、今編の主題『食堂・喫茶 瀞ホテル』へ訪れることだったのです。

以前、写友氏と訪れたときにとても惹かれた建造物で、調べれば調べるほど魅力増す不思議な建造物。

(参考記事)紀伊半島の奥へ ⑧『奈・三・和 瀞八丁(瀞峡)』
_http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2010/06/-sigma-70-300-f4-56-apo-macro.html

前編でアップした画ですが、ウォータージェット船から撮った姿と、船着場「田戸」から撮った画をもう一度

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ダイナミックでビュリホーな瀞峡、『食堂・喫茶 瀞ホテル』は岩場絶壁のこんな高いところに在るのです。

ちなみに本館は奈良県、吊橋向こうの別館(改装中)は和歌山県、カメラ構える僕の後ろは三重県。

そう、この狭い渓谷に3県が集結してるって凄いでしょ!?

で、これまた驚いたことに...

開業に向け改装中だった2年前、紀伊半島を襲った水害のときに、建物の直ぐ下まで川の水位が上がったなんて信じられます?

中腹の風呂場や左側に見える吊橋、その先の別館までもが被害に遭ったのだそうですが、不幸中の幸いで本館は何とか無事だったそうです。

 

初夏のプレオープンを経て、本ちゃんオープンは今年の6月でした。

以前氏と「ここがまた再開しはったらええのになぁ」なんて言ってましたが、我々にとっても夢の実現となった訳です。

少し前に古民家カフェ・月うさぎの皆さんが熊野本宮大社へお参りへ行かれたとき、たまたま見つけられたのがの『食堂・喫茶 瀞ホテル』新装開店のチラシ。

それをもとにして、楽しみに迎えたこの日がやって来たのです。

 

今回もREVUENON-SPECIAL 35mm F/2.8(M42) PENTAX K-5IIsの組み合わせがメイン。

超広角は前回同様 SMC PENTAX DA 12-24mm F4 ED AL [IF] にお任せです。

 

続きはこちら⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2013/09/-pentax-k-5iis.html#more

アップした画像は全てサムネイルです。
ウスポインターを重ね、指マークに変われば、クリックで拡大(横1,280ピクセル)画像を見ることができます。

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晴れたり曇ったり、チョイと湿度高めのこの日は天気もちょっと忙しそう...

手作り感いっぱいの姿が素晴らしいだけではなく、当時の面影を大切にされているのは、4代目の若いオーナーの想いから。

 

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夏休みの週末は、各メディアにも取り上げられて大変な賑わいぶりだったそうです。

それもそのはず...

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客席からこの絶景が待っているからなんですね。

...何と素晴らしい。

思っていたとおりの景色に、気持ちは高揚しっぱなし(笑

注文するのをすっかり忘れて外を眺めていたら、これまたイケメンのご主人がテーブルへやって来られました。

 

ランチが出来るまで館内を見させて頂きました↓

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古きよき時代を感じさせるフロントを経て、木製の階段を「ぎっ、ぎっ、」と鳴らしながら2階へ上がれば...

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美しい畳の広間が広がり、その先に見える風景こそが...

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2階から観る期待していた絶景、瀞八丁の渓谷美です!

 

若いご主人はこの美しい景色の中で生まれ育ち、のちに進学のあと大阪へと就職されました。

その後お父様が他界され、観光旅館「瀞ホテル」も惜しまれながら閉鎖の道を辿ることになります。

しかし、この美しい美観に佇む素晴らしい建造物をそのままにするのは勿体無い。

そう感じられておられた訳で、ずっと「復活させよう!」と想い募らせてこられました。

 

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美しい形状の柵がよく似合っています。

この廊下でごろごろしたいけど、ここはお店ですので我慢がまん。

いつか宿泊できるようになるそうなので、それはその時までの楽しみにとっておきましょ。

 

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吊橋向こうの別館、まるで鳥取・三朝町にある三徳山 三佛寺の奥の院「投入堂」みたいではないですか。

怖そうだけど泊まってみたいけど怖そう...

 

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川の色が何とも美しい。

 

それを横目にいただくランチ...

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すべて手作りのお料理で、「本日のごはん」ってことは内容も変わるのかな?

素直に美味しくてホッとする味付けは、可愛らしい奥様のセンス。

妙なところに感動したのが白米の「ごはん」で、何だかすごく美味しかったなぁ。

古民家カフェ・月うさぎの番頭さんはマフィンセット。

ひとくちもらえばよかった...

 

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別腹へ注ぐ飲み物は「自家製ジンジャエール」。

これがとんでもなく美味しくて、底に沈んでいた甘い生姜の切れ端もシャリシャリ食べてしまった(笑

他のもん飲んでないのに、これが「イチオシ」です^^

 

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いいなぁ、ここ。

 

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        近所に来ないかなぁ。

        いやいや、てめぇが来いってんですよね^^;

 

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本当に訪れて良かった。

 

同じ県内に住んでいても、奈良市(県庁)から126km・凡そ3時間30分の道のりはちょっとした旅ですね。

でも『食堂・喫茶 瀞ホテル』だけが感動の場所ではありません。

ここまでやってくる道中の車窓景は、紀伊半島の山間部らしさがいっぱいです。

石垣の古民家ならぶ集落が点在し、山と自然の融合による本当の美しさがそのままに残っています。

 

「いつかこんなところに移り住んで、人間らしい余生を過ごしたいなぁ」

都会からドライブされてきた方の多くが口にする言葉。

心地よい季節の長距離ドライブは疲れ知らず、それどころか日頃の疲れを癒してくれるはず。

普段見ることの無い生活の原点が紀伊半島にございます。

この秋、皆さんも訪れてみてはいかがですか?

何度も通ってみたくなりますよ(^^)

 

食堂・喫茶 瀞ホテル』の皆さん、ありがとうございました。

またお伺いさせてくださいね。

 

_追記・近況_

お問い合わせの多い撮影ポイントの近況をちょっとだけご紹介しときましょ。

明日香,稲渕_かかし_1s.jpg 明日香,稲渕_彼岸花_2013yaotomi_1s.jpg

飛鳥光の回廊_2013_1s.jpg 明日香,稲渕_かかし_2s.jpg

今年も明日香・稲渕の案山子ロードにはたくさんの「かかし」が展示されています。

中でも個人的に「良いなぁ」と思ったのがのかかしで、足元には彼岸花が咲き始めていました。

彼岸花の咲き始めも例年並みでしょうか、あと1週間ほどで見頃になるところが増えてきそうですね。

 

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本薬師寺跡・ほていあおい_2s.jpg 本薬師寺跡・ほていあおい_3s.jpg

本薬師寺跡のホテイアオイも見ごろが続いています。

今年は3度撮りに出かけましたが、このままお蔵入りしそうなのでついでに掲載。

この辺りも彼岸花が咲き始めたらコラボ撮影が出来るかも知れませんねー。

 

こんなレンズを試用しています。

SIGMA,DNレンズ_2013yaotomi_1ss.jpg

SIGMA社のミラーレス一眼カメラ専用レンズ「DN Lens」シリーズ3本。

こんなにコストパフォーマンス高いレンズ、最近では見たこと無いなぁ...

 

こんな感じです^^

 

今日もお写ん歩ブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。

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                                                        ㈱八百富写真機店 メインページ

                                          ㈱八百富写真機店・高槻駅前店「高槻 写真のひろば」

 

DA18_135mm,F3,5-5,6EDAL[IF]DCWR_yaotomi_1.jpg

PENTAX K5IIs

販売価格(税込): ログインしてご確認ください(ボディ・限定台数

当社ECサイト
http://www.yaotomi.co.jp/products/list/474
メーカーサイト
http://www.pentax.jp/japan/products/k-5-2/

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■アウトドアでの視認性に優れた高品質液晶モニター
液晶モニターには広視野角で見やすい3.0型・約92.1万ドットのエアギャップレス液晶モニターを採用。
反射防止コートを施したガラス素材のフロントパネルと液晶面との間の空気層を無くすことで、光の反射や分散を抑え、パネルへの映りこみや輝度ロスを大幅に軽減させました。
またフロントパネルに使用している強化ガラスはキズ防止にも効果を発揮します。

■高い解像感とノイズ低減に優れた高画質画像
撮像素子には、23.7mm×15.7mmの大きな撮像面積を持ち、画像信号の高速読み出しが可能なCMOSイメージセンサーを搭載しています。
低ノイズで安定した性能で定評の画像処理エンジン"PRIME II"により、通常でISO100からISO12800まで、カスタム設定時にはISO80からISO51200までの幅広い感度設定ができるなど、センサー性能を最大限に引き出し、解像感と階調再現に優れた有効約1628万画素の高精細な画像を実現しています。

■フィールド撮影に最適な防塵・防滴の小型堅牢ボディ
カメラ本体の外装には軽量かつ堅牢なマグネシウム合金を、シャーシには剛性の高いステンレス合金を採用しました。
さらに77カ所にシーリングを施した防塵・防滴構造とマイナス10℃までの動作を保証する耐寒性能、10万回の作動に耐える最高速度1/8000秒のシャッター機構などを備えながら小型化を実現。
さまざまな環境下での使用に対応します。

■視野率約100%の光学ファインダー
視野が広く、ピントや構図の確認がしやすい視野率約100%、倍率約0.92倍(50mmF1.4・∞)のガラスプリズムファインダーを搭載しています。
また、フォーカシングスクリーンにはマニュアルフォーカス時のピント合わせがしやすい"ナチュラルブライトマットⅢ"を採用しています。

■最高約7コマ/秒の高速連続撮影
スポーツやステージ、動物撮影など、動きの速い被写体を連続して撮影したい時などに便利な、最高約7コマ/秒、連続30コマ(JPEG撮影時)での高速連続撮影が可能です。

■さまざまな応用機能も備えた独自の手ぶれ補正機構"SR(Shake Reduction)"
シャッタースピード換算で約3段分に相当する高い補正効果でぶれを抑え、シャープな画像が得られる独自の手ぶれ補正機構"SR"を搭載しています。
イメージセンサーで補正する"SR"機構は、フィルム一眼レフ時代からの各種ペンタックス交換レンズ注1を活用することができ、またイメージセンサー部を上下左右および回転方向で自在に動かせることで"自動水平補正"や"構図微調整"、GPSユニットO-GPS1(別売)と組み合わせで簡易天体撮影ができる"アストロトレーサー"などの機能も可能にしています。
注1:装着可能レンズは、K、KA、KAF、KAF2、KAF3マウントレンズ、およびアダプター使用によりスクリューマウントレンズ、645用・67用レンズです。レンズにより一部使用できない機能があります。

■個性的な写真表現が楽しめる多彩な画像処理機能
撮影者の意図や撮影シーンにあわせて画像仕上げを選択できる"カスタムイメージ"機能を備えています。
まるで映画のワンシーンのような重厚な表現が楽しめる"銀残し"をはじめ、全9種類から好みに応じて選択することができます。
さらに、カメラ内で画像にさまざまな加工処理を施し、多彩な映像表現が楽しめる"デジタルフィルター"機能も備え、"デッサン"や"ポスタリゼーション"など、全18種類の中から好みの効果を選ぶことができます。
また、一度処理をおこなった画像を続けて加工する重ねがけも可能で、より個性的な写真表現を楽しむことができます。

■解像感をより際立たせる「K-5 II s」
K-5 II sではモアレなどの原因となる高周波を遮断するローパスフィルターをなくすことで、解像度の低下を抑えセンサーの性能を最大限に活かした画像を実現したモデルです。
風景など立体感のある撮影に適しています。

■その他
・高精度な測光が可能な77分割測光素子を採用
・"AUTO""ON""OFF"から選択が可能な長秒時NR設定
・カメラ任せのAUTO設定やISO感度ごとの任意設定が選択可能な高感度NR設定
・あおり方向の確認が可能な電子水準器搭載
・DA、DFA、FAリミテッドレンズの歪曲収差、倍率色収差の自動補正が可能
・夕日などの色成分を強調して撮影できるホワイトバランス調整モード"CTE"
・ハイレベルなゴミ除去性能を実現した"DR II(Dust Removal II)"
・撮影者の意図に的確に応える独自のハイパー操作系
・白とび、黒つぶれの両方を補正できるダイナミックレンジ補正
・JPEG形式で撮影した、直前の画像をRAWデータ形式で再保存可能
・画像ファイル形式の切り替えに加え、各種機能の割り当ても可能なRAW/Fxボタン
・ライブビュー時のグリッド表示には"黄金分割"など3種類から選択が可能
・1回のフル充電で約980枚の撮影が可能な優れたバッテリー寿命
・ユーティリティソフト「PENTAX Digital Camera Utility 4」を同梱

この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2013年9月10日 08:00に書いた記事です。

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