PENTAX K-3II "review" (3) / 室生寺 青もみじ 2015

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 _五月の明_

室生寺,新緑(K32_0242,F1.8,18 mm)2015yaotomi_F.jpg

奈良県宇陀市室生 宀一山(べんいちさん)室生寺 女人高野 室生山 鎧坂 五重塔
PENTAX K-3II with SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM Art
18.0mm(27.0mm) 1/2500sec iso100 f/1.8 RAW/PEF Digital Camera Utility 5.4.0 (文字入れとリサイズのみCapture one Pro 8)

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いつもお世話になってます、八百富写真機店 大阪駅中央店 です。 (2015年5月24撮影)
フェイスブック「お写ん歩」.jpg
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見た目、PENTAX K-3 との区別がつかない PENTAX K-3II です。

一部に僅かな違い(頭の形状、GPSボタン、液晶モニター下のブランド名称)こそがございますが、進化したのはその機能であり、特に注目したいのがこのところ連日の記事にしている「リアル・レゾリューション・システム」(Real Resolution System)(以後、略"RRS")。

動いている被写体が特有のノイズ状に写ってしまい、これが唯一の難点で、これさえ無ければある意味「完璧」なる画像を得れるというもの。

厳密に言えばRRS設定にあたり頑丈頑強な三脚が必要であったり、セルフタイマー設定は必須でレリーズケーブル利用が尚善し、こういった本体ブレを極力抑える工夫も必要でもあります。

これ、なにか思い出すところがございませんか?

何か十数年前までこういった撮影を当たり前にこなしていて、三脚もしかり、撮影時はジッと風の止み間を待ったりもしていたはずです。

要するに超解像をものにしようとするならば、それなりの苦労はしなければならない。

いわゆる風景写真撮影本来のスタンスに戻るということなのではないでしょうか。

PENTAX,K-3II_2015yaotomi_12.jpg

...と、まぁ面倒くさい派にはたまったもんじゃございませんが、進化したのはこれだけではありません。

※ 今回の撮影は SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM ArtLine 1本のみで撮影しています。

K-3 から K-3II へ引き続き乗り換えた方なら既にお気付きかと思われますが、ボディ内手ぶれ補正が更に効果高くなっています。

これは個人差もございますが、ひと桁分の1のシャッター速度(1/10~1/4秒くらい)でもブレていない画が増えたばかりでなく、手持ちライブビュー撮影時のリアル画像までもがグィっと止まって見えます。

AFの正確さと速さが向上したのも美点のひとつで、これも実際使ってみれば凡そお判りいただける要素かと思われます。

 

何はともあれ個人的には「リアル・レゾリューション・システム」(RRS)の活かしかたですよ。

昨日は山間部でも無風を狙えそうでしたので、奈良宇陀の室生寺へ訪れました。

石楠花の時期が終わっていますので、週末でも開門時間からしばらくは境内もゆっくりです。

微風の止み間を待つ時間もたっぷりで、「このタイミング」みたいなのを少し理解できるようになりました。

 

続きはこちら⇒http://www.yaotomi.co.jp/blog/walk/2015/05/pentax-k-3ii-review-3-2015.html#more

アップした画像は全てサムネイルです。
ウスポインターを重ね、
指マーク.jpg ポイン(カーソル)変わればクリックで拡大(横1,280ピクセル・一部リサイズ無し等倍)画像を見ることができます。

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室生寺,新緑(K32_0155,F5.6,35 mm)2015yaotomi_.jpg

↑2 (35mm F/5.6 ss1/250 RRS,ON)

朱色の太鼓橋が映えます。

 

室生寺,新緑(K32_0168,F5,29 mm)2015yaotomi_.jpg

↑3 (29mm F/5.0 ss1/125 RRS,ON)

前行って、後ろ下がって...

微妙な位置加減がキモですが、わかる人にはわかるでしょ?

 

室生寺,新緑(K32_0173,F5,35 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0173,F5,35 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑4 (35mm F/5.3 ss1/30 RRS,ON)

鎧坂。

風の止み間をジッと待ってレリーズしましたが、揺れているとこがありましたなぁ...orz

絞り値とシャッター速度の駆け引きがとても難しい...でも、おもしろい。

 

室生寺,新緑(K32_0177,F4,35 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0177,F4,35 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑5 (35mm F/4.0 ss1/20 RRS,ON)

本堂(灌頂堂)。

蝋燭の火の揺れと、青もみじの揺れが止まった瞬間。(ピントは青もみじ)

 

室生寺,新緑(K32_0200,F5.6,18 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0200,F5.6,18 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑6 (18mm F/5.6 ss1/4 RRS,ON)

青もみじの色が映えて良い感じ!

 

室生寺,新緑(K32_0202,F7.1,18 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0202,F7.1,18 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑7 (18mm F/7.1 ss1/8 RRS,ON)

 

室生寺,新緑(K32_0209,F5,18 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0209,F5,18 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑8 (18mm F/5.0 ss1/50 RRS,ON)

 

室生寺,新緑(K32_0212,F5.6,23 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0212,F5.6,23 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑9 (23mm F/5.6 ss1/30 RRS,ON)

五重塔は、夕刻前の西陽あたる頃が綺麗です。

土のつく石段の質感、RRSの恩恵がバッチリ出ていますねー。

でも、粗は探さないでね。

 

室生寺,新緑(K32_0230off,F8,24 mm)2015yaotomi_.jpg

↑10 (24mm F/8.0 ss1/50 RRS,OFF)

ここは風の通り道なので、木々の揺れが止まることありません^^;

 

室生寺,新緑(K32_0237,F8,18 mm)2015yaotomi_.jpg

        ↑11 (18mm F/8.0 ss1/6 RRS,ON)

        奥の院へ向かう時間がありませんでした。

 

室生寺,新緑(K32_0248,F6.3,18 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0248,F6.3,18 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑12 (18mm F/6.3 ss1/20 RRS,ON)

たまにはカスタムイメージを変えてみましょう。

これは「銀残し」設定、いわゆるブリーチバイパスですね。

濃度を調整していますが、なかなかエエ感じではないですか。

 

室生寺,新緑(K32_0257,F7.1,32 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0257,F7.1,32 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑13 (32mm F/7.1 ss1/10 RRS,ON)

本堂(灌頂堂)の東側、ここの雰囲気が大好きです。

 

室生寺,新緑(K32_0196,F7.1,18 mm)2015yaotomi_.jpg

↑14 (18mm F/7.1 ss1/4 RRS,ON)

この場所が好きです。

 

室生寺,新緑(K32_0268,F2,28 mm)2015yaotomi_.jpg 室生寺,新緑(K32_0268,F2,28 mm)2015yaotomi_F.jpg

↑15 (28mm F/2.0 ss1/400 RRS,ON)

 

室生寺,新緑(K32_0271off,F6.3,18 mm)2015yaotomi_.jpg

↑16 (18mm F/6.3 ss1/60 RRS,OFF)

 

室生寺,新緑(K32_0218,F7.1,35 mm)2015yaotomi_.jpg

↑17 (35mm F/7.1 ss1/8 RRS,ON)

目映い青もみじの緑。

しばらく良い季節が続きます。

 

追記

略RRSをいつもの癖(?)でRSSと記載してました。

ご指摘の皆さん、どうもごめんなさい

 

今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。

                                                                         -

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この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2015年5月25日 19:00に書いた記事です。

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