オリンパス OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO @ review / OLYMPUS OM-D E-M1X と一緒に使ってみました

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梅雨の中休みと言えば"蒸し暑い"⇒冷房+冷たい食べもん食べたなる。

でも気温はそんなに高くないから、体調を崩しやすくなるので要注意.....と自分に言い聞かせる。

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いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長です。(2021年5月撮影)

デモンストレーションではE.V.F.越しに何度も覗いたレンズ、なんとまぁ.....お写ん歩で使える日がやって来ちゃいましたよ^^;

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OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/35590

OLYMPUS OM-D E-M1X

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/30445

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最近このテの望遠ズームレンズの試用率がひじょーに高く、「いつもの自分はどこへいったんや!?」状態。

こっそり(こっそりね)他の焦点距離レンズを同行させているので、風景撮影が中心だと「35mm判換算/300mm-800mm」なレンズは出番少ないかな?と考えていました。

「構図を切り取るように撮る」という考えを前面に出すと、このOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROはとても面白いズームレンズへとのし上ってきます。

「35mm判換算/300mm-800mm」なもんですから怒涛の望遠ズームクラスという位置づけ、これは"1.25倍"のテレコンバーターを内蔵しており、これ1本で「375mm-1000mm」ということになるのですね。

うーん、凄い。

ズーム全域で開放F/4.5固定、E.V.F.ですから「ファインダーが明るい!」とか言う感動も減っちゃいましたが、「ヌケがええやん!!」という感覚は素敵なんです。

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驚くのはこれだけでなく、何と言っても推したいポイントが「手持ち」で撮れる大きさ&重量(長さ314.3mm/重さ1,875g)であること。

うーん.....うーーん、凄っげぇ。

そもそもですがミラーレス規格のメリットは「機材のコンパクト化」というところにあり、他のデジタル機材に比べグッと優越なのが「マイクロフォーサーズ」。

カメラボディがコンパクトになるのはもはや当たり前の時代なのですが、高性能さを求めるあまり肥大化するレンズばかりではちょっとねぇ。

マイクロフォーサーズ規格は全体的にミニマムである幸せ機材、「持ち運びしやすい」から「常に使いたい」へと気持ちは発展するってもんです。

「センサーが小さい」というトコロは技術でカバーしてもらえば良いわけで、すでに"高感度性能"に関しては個人的に問題無し。

1枚目の写真は水の動きを止めるために iso3200で高速シャッターを切っていますが、ガラスのようなヌル艶の液体が綺麗に写真なっていると思います。

これがね、400mm(800mm)の最接手持ちなんですから自分でも驚きますよ。

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OLYMPUS OM-D E-M1Xを組み合わせ、手にした感じではご覧の通り.....えー、レンズフードがビックリするほどデカいw.....けど軽い!!

鏡胴はマグネシウム合金+カーボン繊維強化プラスチック、レンズはカーボンファイバー、この組み合わせで約3㎏(カメラボディー約1.0㎏+レンズ約2.0㎏)以内って驚異的ですよね。

(かなり)小柄な方に持っていただいたのですが、手のサイズ的にはコンパクトなOLYMPUS OM-D E-M1 MarkIIIのほうがバランス良さそう。

個人的には超高性能OLYMPUS OM-D E-M1Xのほうがお誂え向き......ということでご覧の基本的な組み合わせ。

ネット上にはすでにサンプル画像が出回りまくりまくっています(笑)ので、日常使い的な感覚でお写ん歩です。

写真は全て撮って出しのJPEG画像(明るさのみリサイズ時に微補正)、一部大きめの画像も載せていますので萌えてください。

アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、指マーク.jpg ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。

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400 mm,F5,iso200

スズランを撮ったことがあるならよくご存じかと思われますが、とにかく花が小さい。

小指の先きっちょよりも小さく、これを撮った場所はとんでもなく手が届きにくい(離れている)ところに群生しています。

 

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400 mm,F5,iso200

奈良県の室生向渕や都祁吐山で毎年のように咲いており、自然の群生地としては本州の最南になるそうです。

ずっと昔はここら一帯に二ホンスズランの群生が広がっていて、付近にある「香酔峠(こうずいとうげ)」という名称は、辺りがニホンスズランの香りでいっぱいだったからという説もあるほどです。

 

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400 mm,F8,iso200

群生地の近に二ホンスズラン咲くことで知られている珍しいお寺があり、群生地はそちらご住職のお手入れによって貴重な姿が観れるという訳なんです。

写真はお寺の境内で見つけたタツナミソウ(撮影許可をいただいています)、しゃがみこんで手持ちで400mm(800mm)が使えるなんて夢のようだなぁ。

 

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400 mm,F5,iso200

同じ室生の鉄ポイントですが、レンズも変わればいつも撮っている雰囲気はガラリ変わる。

 

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158 mm,F6.3,iso200

A.F.の追随性は言うまでもなく抜群、インテリジェント被写体認識A.F.がおもしろいように動作します。

吸いつくような手振れ補正が車両表面の艶々ボディを見事に撮らえ、まるで自分のウデが急にあがったような嬉しい錯覚。

 

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500 mm,F6.3,iso200

レバーひとつで「ことん♪」と変えれる内蔵テレコンバーターは1.25倍、35mm判換算1,000mm相当にまで焦点距離を伸ばすことができます。

むやみやたらと絞り込まなくても、これだけ被写界深度を稼げるのはマイクロフォーサーズならでは。

絞りが開放でもこれだけの解像感を誇っています。

 

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288 mm,F4.5,iso200

薔薇が綺麗に咲く橿原の"おふさ観音"さんへ(風鈴は7月1日からの予定です)

そんなに広くない境内(失礼)に薔薇がぎっしり咲く姿、多色混在する姿はまさにお花畑。

圧縮効果の中でピックアップすれば構図にも変化が出るし、マンネリにならず.....おもしろい。

 

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195 mm,F5.6,iso200

前暈けが綺麗だなぁ.....ってファインダーを眺めていたら、その向こうに綺麗な蝋燭の玉暈け。

 

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境内の"メダカの学校"が進化していて、その種の多さに驚くところ。

左は150mm、右は400mm、動くメダカに追随するA.F.は便利ですねぇ。

 

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400 mm,F8,iso200

日を変えて再び二ホンスズランの群生地へ。

アマガエルを探していたのですが、代わりに可愛らしい昆虫がお出迎えです。

 

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378 mm,F4.5,iso200

ルリセンチコガネ(通称:ふんころがし)の色はまさに宝石級。

これまた多様な色が存在するそうで、奈良には博物館も存在するほどなんですよ。

 

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400 mm,F13,iso200

葉の隙間から。

 

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         150 mm,F6.3,iso500

         明日香の岡寺さんではビビッドな石楠花が見頃になっていました。

          

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150mm/200mm/250mm

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300mm/350mm/400mm

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500 mm,F20,iso64

この写真だけf/20まで絞り込んでいるのに、なぜ iso64 なのか.....

35mm判換算1,000mmで手持ちの限界を楽しんでいた時のひとコマでして、この写真は 1/3秒です。

手持ち1,000mmで手持ち1/3秒、えらい時代になりました。

 

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220 mm,F4.5,iso250

良いレンズは当然のように前暈けも当然綺麗です。

 

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316 mm,F6.3,iso1600

知らぬ間に玉暈けもw

 

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150 mm,F6.3,iso1600

このへんはオート感度に頼っていましたが、よく考えたらマニュアル設定で良かったんですよね。

 

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150 mm,F4.5,iso200

蔓紫陽花がよく咲いていました。

透過光に照らされる純白の額がホンっと綺麗ですが、望遠レンズでないと撮れないところにまで蔓が伸びますのでなかなか難しい被写体でもあります。

 

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500 mm,F5.6,iso2000

小さな羽虫を狙っていました。

 

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500 mm,F10,iso200

受咲大山蓮華(ウケザキオオヤマレンゲ)、珍しい花も咲くんですねー。

 

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325 mm,F6.3,iso200

ユキノシタが咲き始めていました。

マクロレンズで撮らなくても割と自然な目線で撮れちゃいます。

 

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150 mm,F11,iso200

境内の所々で華やぐ天竺牡丹、じつに綺麗な姿で見とれてしまいますよー。

 

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189 mm,F11,iso200

いつまでも美しい姿を保つような錯覚に陥りますが、庭師の方々によって傷んだものから順に変えられています。

鄙びた花は屑籠へ放り込まれますが、屑籠の中を覗くとそこは別世界。

傷んだなりの色を放つ花の姿はとても健気で、最後の美しさをOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PROで撮らえてみたら、まぁ素敵ではございませんか。

傍から見れば「このおっさんは長いレンズで何を撮っとるねん」ですが、こういう最後の美しさばかりを撮って特集できないかな?なんて最近思う訳であります。

 

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356 mm,F4.5,iso400

超望遠レンズで寄れたときの美しさ、また普段とは違った世界観はプライス以上の魅力を感じることになるでしょう。

 

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29 mm,F5.6,iso400 M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

〆は室生の谷を羽ばたく「ひのとり」、今回の撮影でこの車両を何カット撮ったことやら。

念のためにサブレンズ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を忍ばせていましたが、縛り撮影は嫌いでないので出番はほとんど無し。

普段ではあり得ないような気もしますが、機材に使用制限があると何となく面白く感じる今日この頃。

逃した獲物(被写体)も結構ありますけどねw

 

試用日に昼ごはんで立ち寄ったお店。

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先日webニュースにも取り上げられた「まるかつ」さん、ずっと前から名の知られた"とんかつ"屋さんです。

奈良県内でご存じの方も多いと思いますが、こちら店主さんの姿勢がハンパ無く素晴らしい。

その心意気だけでも十分美味しいオーラ放っているというのに、いやぁホンっと美味しいとんかつです。

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食材にこだわっておられるのは今どき何処とも当たり前でしょうけど、料理を一品一品丁寧に仕上げる(揚げる)感覚が極上。

油が良いのか衣が良いのか、そんなこたぁどうでも良い訳で、揚げ物について回るくどさはゼロに近く、口にほおばったあとの幸せ指数は振り切ってしまいそうなのだ。

メニューも豊富で日替わり定食もリーズナブル度は非常に高く、お隣に座られた建設業関係のガテン系皆さんは「日替わり4つ!」。

この日は唐揚げミックスでしたが、僕も唐揚げと迷っていたので横目に気になっていました。

着膳後はすぐにガッつく男前軍団、即発した「んんっ!?あれ??むちゃくちゃ美味いやん!」が良い答えですわなぁ。

みそ汁のお椀に滑り止めが敷いてあり、ちょっと感動したところでごちそうさまです。

店の外観はチェーン店っぽいですが、「チェーン店ではありません!」ってのぼりが立ってますからチェーン店ではありません(2号店は生駒だったかにございますが)。

ご飯とお味噌汁とキャベツはお替りできますが、驚くなかれお替りせずにお腹いっぱいなりました.....という満足度高いオチ付きです。

おすすめです。

 

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OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/35590

 

今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2021年6月11日 11:00に書いた記事です。

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