タムロン TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD Model B070 / 奈良 室生寺の雪景 2020

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室生寺さんに雪が積もった昨年の大晦日。

先日ほど積もった訳じゃ無いけど、たまたま撮影日と重なると強烈嬉しいものである。

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いつもお世話になってます、八百富写真機店 高槻駅前店 店長です。(2020年12月31日撮影)

昨年末にやってきた新参入ズームレンズ、これをどこで使おうかと悩んでおりましたら.....なんと雪が降りました。

APS-C センサーのレンズ交換式カメラで撮りに出かけるなんて、じつに久しぶりです。

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TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD Model B070、APS-C機用に新設計された光学手振れ補正機能「VC (Vibration Compensation) 」付きの標準域ズームレンズ。

何と言っても開放通しで F/2.8 、ズーム全域でE.V.ファインダー越しでも判る暈けの良さ。

撮って使って驚くのはF/2.8合焦部の解像がじつに善く、まるで高性能な単焦点レンズを使っているような感覚に。

暈けの善さは撮って使ってみなければわかりませんが、これ1本で十分楽しめる高コストパフォーマンス能力を備えています。

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組み合わせるカメラボディが小さくてアレなんですが、手振れ補正機能を搭載している割には鏡胴がコンパクト。

手のひらに載せ、人差し指と薬指でズームリングとピントリング(ダイレクトマニュアルフォーカス・微調整時)を操れる感覚も特筆ものでしょう。

比較的手のひらが小さい僕で扱えるお作法、ご購入された方は是非一度試してみてください。

デザインは最近のタムロンさん街道まっしぐらって感じで、今ふうと言いますか、スマートでシュッとした感じがじつにカックイイ!

「ミラーレス用」って雰囲気が漂うところにも割り切り感があって好ましいし、今後他社用のマウントが発売されても抵抗なく受け入れられそうなデザインです。

本質的なところはフルサイズ換算で約25mm~105mm(4.1倍)が主であり、着けっ放しレンズとして最適かも知れません。

そのへん詳しくはメーカーサイトをご覧ください(動画も載っています)

アップした画像は全てサムネイルです。
マウスポインターを重ね、指マーク.jpg ポインタ(カーソル)に変われば、クリックで拡大画像を見ることができます。

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24mm(36mm)/F8.0

雪が綺麗に積もった太鼓橋。

開門前には綺麗に掃かれてしまいます。

ちなみに今回の作例はJPEG撮って出し(一部除く)、明るさや文字入れのみ調整しました。

 

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23mm(34mm)/F8.0

境内は三脚が使える貴重なポイント。

まぁ便利なV.C.搭載機材ですから、当然三脚は無しです。

 

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17mm(25mm)/F8.0

本堂(灌頂堂(かんじょうどう)/国宝)。

全域で積雪を期待していましたが、なんの何のコレはコレでまた良い感じではありませんか。

 

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17mm(25mm)/F8.0

雲の切れ間から時々射し込む朝陽。

放生池の映り込みも素敵ですが、ここは超広角が欲しいところw

 

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38mm(57mm)/F8.0

せっかくですからいつもと違う画角で。

なれない画角は苦労しますが、これも新しいレンズ縛りによる̪試撮のおかげかも。

 

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28mm(42mm)/F9.0

少し奥の院へ近づいてみましょうか。

 

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         32mm(48mm)/F2.8

         ずっと上に見えるのが奥の院、長い石段は冷え切ってしまいツンツルテン。

 

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         28mm(42mm)/F2.8

         

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70mm(105mm)/F2.8

これでF/2.8開放、ピントの位置をどこへ置くかで画の雰囲気がガラリと変わります。

こういう楽しみ方こそ明るいズームレンズ使う醍醐味。

F/4.0クラスとは格が違って見えますねぇ。

  

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20mm(30mm)/F2.8

広角で無限値、細かい枝や建造物の解像感も抜群、これでF/2.8ですから驚きです。

晴れ間は瞬間に訪れるので、絞り値開放のまま慌てて撮った......というのが正直なところw

  

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70mm(105mm)/F2.8

これはRAW現像とPhotoshopで遊んでみましたが、何だかわかりますか?

αシリーズのRAWデータは機能制限こそあるもののCapture One Expressが無償で使えるのですね。

モノクロームも美しいし、これはものすごく羨ましいサポート。

αシリーズに慣れ親しむユーザーさんは、他社ユーザーさんよりもRAW現像される方が圧倒的に多いと聞きます。

サードパーティソフトを使用される比率も高いのだそうで、そういった背景があってこそなのでしょうか。

  

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70mm(105mm)/F2.8

石仏さんがようさん並んでいらっしゃいますが、中でもこのお二人がとても仲良しに見えるんです。

暈け加減にくどさを感じないのはAPS-Cだからこそ.....なのでしょう。

ふわんふわんの暈けも好みですが、風景撮影ではこの適度さが都合良さそうです。

  

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58mm(87mm)/F2.8

本堂の大屋根が美しい。

手前の木々に細雪が在ればなぁ......

  

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40mm(60mm)/F2.8

紅葉の照り返しが美しいこのポイント、この時季なら雪のレフ効果でまた違った雰囲気に。

霞む朱色の本堂、これがまたええ味しとるんですよ。

JPEGの撮って出しですが、カメラ内レンズ補正(周辺光量・倍率色収差・歪曲収差)のおかげで問題無し。

特に歪曲収差補正が秀絶、ひとクラス上の画質をも感じさせてくれます。

わたくし周辺光量の落ちる画が大好物なので、あえてこれだけはOFFにしました。

 

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45mm(67mm)/F10.0

本堂から覗く弥勒堂(みろくどう)、まるで粉糖でも振りかけた様子が大好きです。

 

 

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17mm(25mm)/F/2.8

今回は撮影のタイミングが少なく、ここに公開できるようなポートレイトも撮っておりません。

しかし暈けがじつによろしい......のは先ほども書きましたっけ。

以前ポートレイトレンズと言われるTAMRON 35-150mm F/2.8-4 Di VC OSD Model A043をご紹介したことがありますが、あの雰囲気を例えにすれば判りやすいのかも。

 

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66mm(99mm)/F2.8

あえて申し上げますが、画像が傾いているのではありませぬ。

斜めから撮っているからですよー。

 

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         51mm(76mm)/F2.8

         雪被る姿が可愛らしい。

 

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21mm(31mm)/F5.0

囲う山々も雪帽子かぶり、山深いところ感が増すこの季節。

うんと冷え込みますので、自家用車で向かうなら冬用タイヤは必須です。

とにかく凍結には要注意ですよー。

 

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17mm(25mm)/F5.0/iso3200/1/1250sec(RAW)

ここに来る途中、至る所で素敵な雪景に出会えました。

ザ・奈良って感じでしょうか。

遠くに近鉄電車を入れる定番ポイント、乙特急でも撮れれば良いかと待っていたら.....来ました「ひのとり」。

深紅のボディカラーが映えますなぁ。

  

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いろいろあって(笑)奈良の市街地まで我慢したお昼ご飯。(スマートフォン画像)

年末の大晦日にもなると営業しているお店がグッと減る奈良県ですが、なんとこちら「喫茶 田川」さんが営業されてはる!

喫茶店ですがほぼほぼ「カレーショップ」、どこか懐かしくもしっかりスパイスの効いたルウはめちゃくちゃ美味しくて、とんでもない数のファンが居られるのも頷けます。

ちょっと笑けてくるようなマンガ盛ですが、これが「中盛」(笑)で、この上に大盛と別盛があり、この下には小盛と極小盛があります。

ちょっと感覚が掴み難い盛り方ですが、ぜひ通っていただきMy盛りを見つけてくださいね。

換気を善くされていてちょっと寒い店内ですが、在店中の会話は控えていただき、テレビを見ながらお過ごしください。

 

昨日1月14日発売のTAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD Model B070と、とにかくたくさんのご注文ありがとうございました。

ちょっとお出掛けしにくい状況ではありますが、ご近所で密を避けてお試し撮影もなかなか楽しゅうございます。

 

あと2編ほど簡単に続きます。

 

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TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD Model B070

 https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/35675

 

今日も お写ん歩ブログ にお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

お写ん歩・- fecebook_お写ん歩.jpg

この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2021年1月15日 18:00に書いた記事です。

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