1995年1月17日

神戸_top.jpg

 いつもお世話になってます。

 ディアモール店のです

 

この写真は5年前の1月、神戸モザイク側から撮った神戸ポートタワー。

今年も仕事でしたので過去のデータを掘り起こしてのアップです。

 

日本海側で猛烈な吹雪の予報下、神戸も猛烈な強風で大型三脚が振れ唸るほど。

高性能の重量級三脚を使えば簡単には振れない...とはいかないものです。

さすがにこの時は諦めるべきだったでしょうか。

どんどん体温が奪われていく中、とある写真データを得る為に限界まで撮影してました。

 

あまりにも有名な映像です↓ 

 

1995年1月17日 午前5時46分頃。

毎年この日この時間になると心臓の鼓動が高まります。

またあの恐怖が来るんじゃないかと。

 

当時住んでいたのは箕面の山麓線沿い、祖父との同居を終え独り小さなハイツを住居にしておりました。

偶然にも京都丹後加悦に住む祖母の姉の息子(なぜかおじさんと呼ばずあだ名"Mちゃん"と呼んでいた)が、大阪で資格試験を受ける為に前の晩から泊まりに来ていました。

僕は地震発生の数十秒~1分前くらいに目が覚める変な勘がありまして、この大地震の日も1分くらい前に目が覚めたのです。

「んな奴はおらん!」と思われそうですが、どっこいこんなタイプの人間はあまり珍しくもなさそうですよ。

動物や昆虫などと同じように普段とは違う振動波長を早期に捕らえ、敏感に反応するかしないかの違いなのだそうで...

詳しくはwebで検索でもなさってくださいな。

 

いつものようにパチッと覚めたので「あぁ、また地震が来るかも知れない・・・」、そう思いながら寝床で布団に包まって構えていました。

山から「ごろごろ・・・」と山鳴りが聞こえ始め、鼓膜を重く振動させるような耳鳴りを感じ不快感を覚えました。

「いつもの地震とちゃうなぁ・・・」と思うもつかの間。

ゴトゴトと地響きがしたかと思うと、いきなりタンスが踊る激震がきました。

Mちゃんはこの状態でも爆睡。

テレビとタンスを両手伸ばして押さえ、足でMちゃんの頭を蹴って「起きろ!起きろーっ!」。

何度も「ゴゴーン!ガガーン!!」と地面が鳴り、心の中はパニック。

周りの部屋からは悲鳴が聞こえ、窓の外では電線が「バシン!バシン!」と音をたてながら閃光を放っています。

 

この世の終わりだ。

もう明日は無いのだ。

そのときは本当にそう思いました。

 

震源地断層上に住んで居られた方はもっともっと怖かったことでしょう。

今も当時のことを忘れることも無く、まだ鮮明に覚えています。

 

「ガスを止めて電気を消し、出口を確保して先ずは身を守る」、・・・何もできませんでした。

僅かな資産を守り自分以外の人間を庇い声掛けるのが精一杯。

普段から地震に対する備えが必要なんだと痛感しましたが、16年も経つと「そのうち直しておこう」くらいにしか思えなくなってしまうのですね。

今住む地元奈良の人々に聞くと、強い地震だとは思いながらも小さな置物が転がる程度であんなに大きな震災だとは思わなかったそうです。

奈良から電車で僅か1時間と身近になった兵庫、たったこれだけの距離でこんなにも違う被害。

今後どこで発生してもおかしくない大地震、当時のことを鮮明に覚えておくためにもこんなふうにブログなどで書いておこうと思うのです。

 

神戸_2.jpg

お洒落な神戸のカフェでのひとコマ。

神戸のイメージは幼少の頃からこんな感じ。

諏訪山の麓に住んでいた従姉妹と遊ぶ幼少の頃がありました。

今のように整備はされておらず子供探検にピッタリの山麓。

それなのにどこか洋風でお洒落な雰囲気は感じていたと思います。

 

いつまでも心美しい神戸であって欲しいですね。

寒いけど、また神戸の町をスナップしたくなりました。

いつもの智智さんへ水餃子食べに行こうかな。

きっと人情と共に温まることができるはず。。。^^

 

 

毎度下手な文章でごめんなさい。

今日もお写ん歩にお付き合いいただきありがとうございました。

 

                                                                     -

                                                             ㈱八百富写真機店

この記事について

このページは、お写ん歩 【K】が2011年1月16日 23:00に書いた記事です。

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