㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

今日ご紹介するレンズは、
 PENTAX BELLOWS TAKUMAR 100mm F4 ペンタックス ベローズ タクマー です。

takumar100-001.jpgご覧の通り、ベローズユニットと併用して使用します。
つまり、レンズ本体にはピント調整用のヘリコイドが組み込まれておらず、レンズ単体ではピント合わせすることがきません。

レンズ構成は、3群5枚、絞りはプリセット式となっております。
フィルターサイズはペンタックス定番の49mm、口径が統一されていることは一流メーカーの証です。
どことは言いませんが、口径がバラバラであったり、小口径や特殊サイズなんかも何を考えていることやら。最もひどいのは、ピント回転が同一時代で「右回し」「左回し」が混在するメーカー、とんでもない所業です。


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本日ご紹介のレンズは、

DOI  MIRROR  ZOOM  500-800mm F8-12  (EOS)

反射ミラー式のズームレンズです。
ミラーのズーム式はPENTAX の 400-600mm 位しか思いつきませんが、こんな商品も出ていたんですね。私自身もお初です。

doi001.jpgメーカーは「DOI」。「土井」なのでしょうか、それとも「ドイ」、あるいは「ディーオーアイ」、それともプラうベルマキナをやっていた「ドイインターナショナル」なんでしょうか。全く、メーカーについて情報を持ち合わせておりません。



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今日は、弊社の創業当時の店舗写真をご紹介します。

弊社は、昭和3年2月11日、大阪市西区土佐堀船町(肥後橋大同生命ビル斜め向かい側)に於いて写真材料商を開業いたしました。聞いた話しでは、創業者は紀元節に基づき開業日を決めたようです。

当時の写真の多くは、店舗もろとも大阪大空襲で焼け、残念ながら創業当時の写真が無かったのですが、数年前、当時弊社で働いておられた方がご高齢にもかかわらずお持ち下さったことで、幸運にも入手することができました。

ただ、この写真が何年に撮影されたものか定かではありません。

わかることは、ライカの文字がないこと(弊社に保存されている別の写真にはライカやローライの文字がある)、富士フィルムがない、ということです。富士フィルムの創業は昭和9年(1934年)ですから、それ以前の写真であること、またライカの日本上陸が大正14年から昭和元年にかけてと言われていますから、そのあたりを勘案して、弊社会長は、おそらく「創業まもない昭和3年頃」ではと話しております。

是非、この写真の細部をご覧になられて年代が特定できる部分があれば、お教え下さい。


(2016/02/17追記)

画面左側ガラスの「現像・焼付・引伸」の文字の下に次のような文字が読み取れる。、

Baby  ⇒ Baby Box Tengor?(ベビーボックステンゴール)

ikon..
Kolib..  ⇒ 
Kolibri?(コリブリ)

と推測されるのでは?おそらく、昭和5年(1930年)以降の写真では?

また、


「 イコンの看板カメラがイコンタ・コンタックスでなくイカレッテやマキシマで、シャッターはリムセットで、ステレオカメラ(ローライドスコープ?)はあるけど二眼はないとか,味わい深いです.「いつ以前」というのは言いにくいですが1930-32かな?と思いました。」

さらに、別の方からも

「現像 焼付 引伸」の文字のところにあるポスター?にあるシネコダックは,model Kのように見えます。そうだとすれば,やはり1930年以降かも?」


とのご指摘も頂戴しております。

う~ん、奥が深いです。ご協力感謝申しあげます!昭和5年以降は確定ですね。




店舗写真.jpg

(裏焼きじゃないですよ。さすが、時代なりです。クリックして頂くと別ウインドで拡大します)

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今日は CANON SNAPPY'84 ロサンゼルス五輪 モデル のご紹介です。


snappy001.jpg最初からつまらない話しで恐縮ですが、Los Angeles って、

日本語で「ロサンゼルス」って書くんですね。
今まで「ロサンジェルス」って書いておりました、お恥ずかしい限りです。
まあ、
ネットを検索しても結構「ロサンジェルス」派も多く、どちらでも意思疎通は出来るんで問題はないとは思いますが、やや落ち込んでおります。

っと、気を取り直して。

まず、ご覧の通り、度派手なデザイン。
いかにも、アメリカ・ロサンゼルスという感じで、カメラそのものは別として、全体デザインにあまり古さを感じないところにやや感心させられます。
もちろん、発売は「1984年」、ロサンゼルスオリンピック記念となります。

同じロス五輪記念に、NEW F-1 の記念モデルもありました。
「硬軟」というのでしょうか、あるいは「高低」なのか、なかなかおもしろい取り合わせで記念モデル品を発売したものです。


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今日は NIKON ZOOM 700 VR のご紹介です。

そう言えば、二日前の夜、NHK教育テレビで「クラシックカメラ」の番組がありましたね。
中古カメラ好きの皆様がたくさんご覧になられたと思います。

非常にうまい番組立てでした。ライカ一色ではなく、カメラを道具と個性、そしてデザインという観点からわかりやすく一般の方々に説明されていたと思います。
道具としてクラシックカメラには今後も活躍してほしいと願う業界人の一人としてうれしいかぎりの番組です。

田中長徳氏がお話しになっておられた「カメラは手と一体となって」、いい響きです。
バンタム、個性を発揮しています。
それぞれが量産された工業製品なのですが、一品一品自己主張しています。
道具として長年「愛着」を持てる品、あるいは持たれてきたカメラとして輝いています。

しかし、残念ながら今のデジカメには「長い愛着」という言葉が、まったく似合いません。

デジカメは非常によく写ります。
レンズも隅々まで収差が補正され、ボケもうまくコントロールされています。
私自身、なんの文句もありません。
残念ながら、ただそれだけなのです。
誰もが、すばらしい写真を手に入れることができる時代となったことはまことにいいことなのですが、やはり、ただそれだけなのです。

「使いこなす」というか、「じゃじゃ馬」をコントロールするという楽しみが欠けている?
そんな感じがします。
(説明書は分厚く、機能は盛りだくさんなんですが、そういう意味での使いこなすではないです)

十分検討して完成させてしまうから、完璧すぎてその時点では「抜け」がない。
使い手が欠点を補うとか、あるいは弱みを見せそうな場面ではあえて使わない、そういう使い手とカメラとのやり取りが無くなって、なんかさみしい。

そして、技術革新で今の機種を上回る道具が新たに出たら、お役御免。
デジカメを見た時に感じる「愛着の無さ」の原因ような気がします。

と色々と思いながら見入っていたのですが、
つい私もバカですね。

カメラの品名の「テロップ」が出る前に「あれは......」と子供に説明していました。
ある意味、やーですね。
また、フィルムのイラスト出たら、思わずパーフォレーションの数を数えちゃいました。
これも、やーですね。
でも、全部正しかったです。ちゃんと8コマ。
たぶん、よくよく写真好きのスタッフが監修されたのでしょう。

では、ようやく本題です。

まず、ニコンの ZOOM700VRQD から。


700VR001.jpg



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日々の入荷商品情報を先日からブログに載せ始めましたが、ついつい「入荷商品」でお茶を濁し、「個別」商品紹介の手抜き癖がついております。  ...... 反省 ......

次回は必ず実行。面白い商品をご紹介していきます。
今日は、ニコンの「ZOOM700VR」の予定でした。
VRは「Vibration:振動 Reduction:減少」の略で、いまやニコンレンズやコンデジに数多く搭載されている機能です。
その原点は実は「ここにありき」というお話しをしたかったのですが。
またまた写真撮影手抜きのため、続きは明日以降というこいとでお許しを。

やはり「手抜き癖」はいかんです。

「癖」は「癖」でも話しは変わりますが、私ただいま「ダイエット」中です。
高血圧とメタボ通告でお医者さんから「やせろ」指示がでて、この2年で体重計10~12kg減と頑張っております。特に、この数ヶ月は会社の行き帰りの「ウォーキング」を約1時間取り入れたことで、体重減がいっきにすすみ3ヶ月で7kg減と大幅減。効果絶大です。

最初は「食事」の減量という形で一進一退を繰り返しながら取り組んでいました。
徐々に階段を降りるがごとく、下がってはしばらく膠着状態、また食事を減らしては下がって膠着。
そうこうして79kgから72~73kgまで減量したのですが、やはり「減食」は「癖」にはなりません。
世間どおり、「食べたいという気持ち」との戦いが始まり、74~75kgへとリバウンド開始。

そこで「歩く」という「癖」を取り入れたら、見事に体にバランスが生まれはじめました。
答えは非常に簡単。
「食」という「入」と、「運動」という「出」のバランスをとれば簡単に痩せられるみたいです。
エネルギーの「入」と内部消費エネルギーの「出」のバランスがプラスに転ずるのか、あるいはマイナスに向かうのか、ただそれだけの「たしひき」の問題のようです。

また、減食では少ないエネルギーでも生きれる体になろうとするみたいで、基本的にエネルギー溜め込み型の体質になるみたいです。少ないエネルギーを効率的に使用し、できるだけ消費しない方向に向かいます。従って、少し多く食べれば、瞬く間に「こえる」方向に向かうようです。

その点、運動を入れれば、体はエネルギー消費型の体質に向かうようです。少々食べても、できるだけ体内で燃焼させようとする力が働くみたいで、意外に食べてもリバンドしません。反対に、より痩せようとする力が働くようで、しっかり食べないと「減り」すぎる方向に向かいすぎます。
しっかり食べてしっかり運動する、どうもこれが「ダイエット」の極意のような気がします。
同じ「癖」でも、ダイエットの「癖」は良いクセ、悪いほうの癖は早く改善しようと思っております。

駄文長文失礼しました。では、今日の入荷商品一覧です。



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先日、キヤノンさんから EOS7D の発売の発表がありました。

約1800万画素CMOSセンサーと約8コマ/秒の高速連写を両立したデジタル一眼レフカメラ

ということで、ご購入を検討されているお客様が沢山おられると思います。
当社では、「新製品発売記念・下取セール」を実施中です。
主な商品の現在の下取価格は下記と通りとなっておりますので、是非ご検討下さい。


EOS 10D  10,000      EOS KISS DIGITAL         7,000      EOS 5D                  75,000
EOS 20D  15,000      EOS KISS DIGITAL N    10,000      EOS 5D MARK(2)  155,000
EOS 30D  25,000      EOS KISS DIGITAL X    18,000
EOS 40D  40,000      EOS KISS DIGITAL X2  23,000 
EOS 50D  55,000      EOS KISS DIGITAL X3  35,000
                               EOS KISS F                  20,000

附属品や使用状況によっていくぶん下取査定額は上下するかもしれませんが、特段大きな問題がなければほぼこの金額でご予算立て下さい。

当店の各キットの売価は以下の通りです。
下記売価から査定額を引いていただいた金額が所要資金となります。

キヤノン EOS 7D EF-S18-200 IS レンズキッ   232,000円

キヤノン EOS 7D EF-S15-85 IS U レンズキット 241,000円

キヤノン EOS 7D ボディ                                   169,000円




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更新ペースがやや落ちております。

ご紹介するつもりだった商品の撮影を忘れるというサボタージュ。
でも、ブログ更新無しというわけにはいきませんので、今日入荷した商品をテキスト情報でお届けします。
日々入荷する商品全てをテキスト情報でお知らせすることはできませんが、出来れば個別商品のご紹介に加えて入荷情報を発信できればなと思っております。

ということで、本日は入荷商品のみのご紹介でお許し下さい。

実は、下の表の中にある「CONTAX T2 60周年記念 ゴールド」をご紹介する予定でした。

またまたゴールドということで取り上げようと思ったのですが、肝心の商品写真の撮り忘れ。
カメラの状態は新品同様で非常によいのですが、問題が一点あります。
なんとデータバック付。つまり、シルバーのデータバック付ということになります。
加えて、通常の金裏ブタ無し。
前から見ればゴールド。後から見れば、金パンダ?
絶妙の組み合わせとなりませんが、実用品ということでお買い求め下さい。

附属品は、外箱無しの木箱付き。専用の本革茶ケースとオリジナルのハンドストラップとなります。
お値段は、(税込)28,000円 (税込)29,400円。
展示店は大阪駅中央店です。

お問い合わせは、電話06-6341-7005、またはメールにてお願いします。

明日、わたくし
㊥カメラ担当係 "S"は公休日ですので、商品が売れてなければ月曜日に撮影してアップしたいと思います。



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選挙も終わり平常に戻りつつあると言いたい所ですが、今月は「新型インフルエンザ」の流行が予測されておりており、ややいやな雰囲気が漂いはじめております。
大阪駅界隈にも「ちらほら」マスク姿の方がまた散見されるようになってまいりました。

あの5月ほどのことはないにしても、できるだけ早く落ち着いてほしいものです。
月末前には秋のゴールデンウイークがあり、人の動きが大きくなります。
また、子供達は運動会や修学旅行などの行事もあり、影響が心配されるところです。
過剰反応しすぎると、観光地や私どもの小売業においても大きな経済的打撃が発生し、ひいては社会全体にマイナス影響が及びますので、皆で是非「上手に」感染したいものです。

個人的には、いずれにせよ何時かはかかる病気と割り切っていますので、かかるなら「病院の空いている時」にしといてと勝手な希望をもっております。皆様におかれましても、上手にかかって下さい。

では、本日の入荷品の紹介です。

PRINZFLEX AUTO REFLEX 100mm F2.8 
M42マウント) が入荷しました。

prinz004.jpg
Bessaflex TM (BLACK) に装着してみました。(カメラは別売です)

写真をご覧の通り、外観から判断するとまず間違いなく「チノン」です。
すなわち、「チノン」ということは「富岡」ということだと思います。

イギリスのディクソン社がチノンの製品を「プリンツフレックス」という名称で販売していたそうで、その交換レンズの1つがこのレンズということになります。
残念ながら、私"S"が中古カメラを担当するようになって、「PRINZFLEX」そのもの自体見たことが無く、詳細は不明です。



RICOH R1S GOLD リコー R1s ゴールド が入荷しました。


r1s-001.jpgブログネタを店内から特段に探し出して、流れを考えて書いているわけではないのですが、「IXY GOLD」につづいて「R1s GOLD」のご紹介です。

お客様からよく、
「ねー、どれぐらいで探している商品は入ってくるかな?どんなもの?」
と聞かれることがありますが、その際次にようにお答えすることが多いです。

「入ってくる時は連続で入ってくるのですが、入らないときは徹底的に入らないですね、気長にお待ち下さい。」

中古カメラって、そんな感じがします。
流れというのでしょうか、ほしいと思えば思うほど遠ざかり、何気ないときに突然出くわす、やっと見つけたと思ったら、翌日に極上品を見つける。
なかなか思い通りにいかない難物です。
難儀しながらいろんな商品を買う、たまに「スパッと思い通りの商品」に出くわす。
そんな流れを楽しみながら、中古カメラと向き合うお客様、結構おられます。

そして、仕入れる私ども同じです。
珍しいものを仕入れた時の、わくわく感。
連続で仕入れた時の、偶然性への驚き。
初めて見る商品への感動。
くだらない商品を見たときの、ほのぼの感。
毎日、毎日結構おもしろい日々です。

今回のゴールド関連、そんなに頻繁に入荷する商品ではありません。
しょっちゅう入荷していたら、店の中が「ゴールド」だらけ。ありえません 。
パンケーキレンズに関しても、短期間に色々な種類が連続で入荷することも珍しいです。
これも、一つの流れなんでしょう。

そんな流れを踏まえ上で、販売店からお客様へのアドバイス。
  (なんか偉そうな言い方で恐縮ですが)

「最初の第一印象を大切にして下さい。ピーンときた商品は、即買い。悩みだしたら、第一印象を思い出す。それでも、悩んだら縁が無かったとさっさと諦める。」

という感じです。
店頭にいますと、若い女性の買いっぷりがこんなふうです。
皆さん、気持ちよく買われ、あるいはさっぱりと見送られています。
自分自身の買い物時の参考になる、「きもちい後悔しない買い物」のしかたです。



PENTAX SUPER-TAKUMAR  (スーパータクマー) 55mm F2が入荷しました。

ST55-001.jpgまたまたPENTAX。

「何が珍しいねん」(思わず大阪弁ですが)とお客様からご指摘受けそうですが、PENTAX-M42マウント中では「やや珍しいめ」ということでお許し下さい。

他のレンズ、
SUPPER-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 SMC-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 の4レンズがあまりにも数多くあり、やや埋没気味の地味なレンズと言えると思います。

(おことわり:絶対数はありますので、入手にそう苦労するレンズではありません。)



CANON IXY LIMITED VERSION (イクシー 60周年記念 ゴールド)が入荷しました。

IXY-001.jpg「ゴールド」仕上げのAPSフィルムカメラ「IXY」の限定品です。

...デジタルじゃないですよ...


IXY-002.jpg1997年秋にキヤノン創業60年記念として発売された製品で、ゴールド仕上げの国内1万台限定生産モデルでした。

外箱には
「60th Anniversary」との文字。

ボディー番号は、
「006856」

1万台限定に対する信頼性の確保ということで、しっかりと製造番号が管理がされています。

その昔、1990年にミノルタからPROD 20'sというカメラが「2万台」限定ということで発売されましたが、昔から本当に2万台という疑念が業界でささやかれていました。弊社の入荷記録を改めて調べてみましたら、やはり「?」。

製造番号の始まりはたぶん「10000」欠番が無いとすれば、最終番号は「29999」のはず。
でも、記録に残る最大番号は「38123」

ちょっと、予備番号が多すぎ?真相は不明ですが、「疑」と「偽」。うーん、でももう会社がないですから、どうーでもいいと言えばいいのですが。


ニコンS用 W-NIKKOR 3.5cm F2.5 外絞り環(鏡胴絞り)仕様が入荷しました。
結構珍しいモデルで、一見3.5cm F1.8 と勘違いしてしまいそうなモデルです。

35-002.jpg朝日ソノラマ 「レンジファインダーニコンのすべて」(著者:久野幹雄)によると、
ニコンSおよびライカマウント含めて約1200本程度ということです。

コレクションの世界で一つの目安といわれているのが「1000台」。
1000台クラスになるといわゆる「珍品」、500台以下となるとかなりの入手困難状態、300台以下は市場性が無くなり「お金」では買えない、そして100台レベルは「固定化」、反対に3000台となるとある意味「いつでも入手可」クラスとの話しをコレクターさんからお聞きします。

過去の経験則からのお話しですが、我々販売店側から見ても非常に共感する感触です。

フィルム最後の華やかし一時期に限定生産ブームが起きましたが、なんとなくその基準が今当てはまりつつあります。発売約10年位の製品が多いのですが、1000台規模クラスの商品の流通がやや固定しつつあり、いよいよ珍しくなってきたような気がします。

W-NIKKOR 3.5cm F2.5 諸元

発 売
昭和27年(1952)年
構 成
ガウス型 4群6枚
画 角
62度
最小絞り
F22
最短撮影距離
0.9m
フィルター径
43mm
重 量
200g(クローム) 115g(黒) 105g(鏡胴絞り)
定価
27,560円(1954年)
22,000円(1960年)
18,000円(1963年)鏡胴絞り

当時としては比較的安価であったので、非常な人気を博したレンズで、ニコンSマウントとしては約15000本、ライカマウントとして約7000本程度生産されたそうです。その中で、約1200本程度が、鏡胴絞りの最終型となっています。

キヤノン 「CANON TL (FL50mm F1.8) 付」 が入荷しました。


tl-001.jpg
キヤノンのTL、うーん、はいはい。次のカメラお願い。
えー、TL?おいおい、ちょっと待って。なんだそれ。
そんな感じで入荷してまいりました。

ほんと、軽く流してしまいそうです。
FXでもなければ、FTでもない。FP位なら、ちょっと珍しい系。
TLbならそこそこ見ますが、「TL」となるとかなり珍しい。
理由は簡単。
「輸出モデル」だからです。



下取・買取 カメラの八百富写真機店

オリンパス パンケーキレンズ 「E.Zuiko Auto-S 38mm F2.8」 が入荷しました。


38-001.jpg

店頭で、お客様からどうして「パンケーキレンズセット」のほうが「ズームレンズセット」より高いのとの素朴な質問を受ける昨今、
    「これぞ正真正銘のパンケーキレンズ!王道中の王道!元祖中の元祖!」
というべきレンズが入荷しました。

最近超人気となってきたカテゴリー「パンケーキレンズ」ですが、オリンパスのE-P1のマイクロフォーサーズ用M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、またフォーサーズ用のZUIKO DIGITAL 25mm F2.8、またPENTAXのDA 40mmそして21mm、Limited 43mmの現役5本に加え、さらにネット上に写真が漏れているPanasonicの新パンケーキレンズが真偽不明ですが新たに参入の模様。
さながら、パンケーキ戦争に突入しそうな感じ。

これに、大手2社から出ようものなら、それこそ「猫も杓子も」状態。
ただ、ニコンさんは直近45mmF2.8Pをやめていますから「?」、CANONさんがこんな「ニッチ」に手を出すとは思えず、この分野は是非「2社を目標に頑張る下位メーカー」の特徴として残してあげてほしい、そんな感じさえがします。上位2社さん、是非よろしくお取り計らい願います。




コニカ カンパイ KONICA  KANPAI
  が入荷しました。


kanpai001.jpg
実は、私、結構こういう際物のカメラが好きだったりします。


aiborg.jpgこの後の1991年に出た、「鬼瓦」こと「AiBORG」なんかも趣味の範疇かもしれません。

こういう系に共通して言えることは、どこまで真面目に何台売るつもりで「生産」をしたの?という疑問に行き当たります。
そして、そこで思考がストップ。

ただただこういう「際物」を大量生産するという「決断」に感服すると言えばそうなのですが、どうして誰も「いや、ちょっとそれは」とは言えなかったのか不思議でなりません。

「カンパーイ」ってな写真をノーフレームで撮りたいか否か、社内の宴会ですぐにわかることかな思うのですが?
ウーン、それでも需要があると担当者は企画を上げた。
よほどテスト撮影ではいい写真が撮れていたのでしょう。(いやみな言い方ですが)


autoboyse.jpgこのあたりは「コニカ」だから許せるのですが、CANONのソーラーカメラ「AUTOBOY SE」に至ってはすごすぎ。

そう言えば、長い間入荷していませんね。

新品で売っていた時代、全く売れなくて最後は営業マンが引き上げていったのを覚えています。キヤノンさんの商品でそんなことは、これが最初で最後じゃなかったかな。

「カメラ作動に必要とする全電気量を、太陽光から供給を受けるといった、近未来的な開発思想が注目されたエコロジーカメラ。」という自社評価ですが、まさしく「開発思想」のみの注目で「実用」ではなかった際物。

以上、私の際物コンパクトカメラの3強紹介でした。



SMC TAKUMAR 28mm F3.5  SMC タクマー 28mm F3.5
  が入荷しました。

昨日、「ペンタックスが多いね」と言ったしりから、またまた「PENTAX」、お許し下さい。


smct28mm001.jpg
今日ご紹介するのは、この「SMCタクマー28mmF3.5」です。
お客様から「何が珍しいねん!」と突っ込まれそうですが、少しだけ理由を持たせてあります。




SMC PENTAX-A 35mm F2.8 SMC ペンタックス A 35mm F2.8 
  が入荷しました。

よくよく考えてみると、このブログやたらと「PENTAX」がらみが多い。

SMCPA35mm002.jpg




他の社員が書いています「お写ん歩」も、「PENTAX」。
でも「お写ん歩」社員は、正真正銘の「PENTAXファミリー」です。
NIKONでもなく、CANONでもなく、こよなく「PENTAX」が大好きな社員なんです。
たぶんブログをご覧頂いたらおわかり頂けると思いますが、根っからのファミリーの一員です。

で、私はどうかと言いますと、自称「PENTAX」応援団です。
PENTAXの社員の方に飲み友達というか、「飲み先輩」が多く、とことん宴席を通じて「PENTAX魂」をたたき込まれておりまして、ついつい応援してしまう状況となっております。
CANONやNIKONみたいに黙っていても売れていく会社ならそんな気は起こらないのですが、2強に立ち向かう会社はやっぱり「応援」したくなります。
ある意味、阪神ファンみたいな感じですかねー、という感じです。

ということで、全くこのブログにPENTAXが多いという理由にはなっておりませんが、ついついPENTAXを取り上げてしまうというのが実態です。中古カメラ的におもしろいものが「PENTAX」に多いというのも一因で、他社には無い「ユニークさ」の漂う会社だからかなとも思います。

今後は、他社にも広げていきますので、他メーカーファンの皆様現時点においてはお許し下さい。



SMCPA35mm001.jpg
SMC PENTAX-A シリーズのレンズは全般的に数が少なく、特に単焦点レンズは中々市場でお目にかかりづらい部類ではないでしょうか。
よく入荷するレンズといえば、35-70mmF4、35-105mmF3.5-4.5、70-210mmF4などのズームが主体で、単焦点となると標準レンズの50mmF1.4やF1.7、200mmF4位かなという感じです。

そんな中、この35mmレンズもやや少なめです。もちろん、SMC PENTAX-A 35mm F2と比較すると、格段に市場に沢山あるとは思いますが、A 28mm F2.8 よりは少ないのではないでしょうか。

まあ、Aシリーズ時代は PENTAX苦難の時代 (今も?と言うと誰かに怒られそうですが、、、)。
基本的にはあまり新品でレンズが売れていない。
特に、高級レンズや趣味性の高いレンズはほんと少ないです。
いわゆる「ファミリー的なズームレンズ」、A3デート的な範疇が主体ですから、なかなか単焦点を買われるユーザーの少なかった時代ではないでしょうか。




オートレビューノン 45mm F2.8 AUTO REVUENON
  が入荷しました。


かなりの珍品です。
この業界に入って16年ですが、現物を見たのはこれがはじめてです。
マウントはペンタックスKマウント。


REVUENON001.jpg

ドイツのレビュー(レフエ)ブランドに供給された日本製レンズです。
レビューノンブランドには他種で富岡光学が製品を供給していましたので、この製品もおそらく富岡光学製なのではないかと思います。
外観はチノンレンズの45mmとほぼ同じです。おそらく、富岡光学がチノン向けにOEM生産したものをさらにレビューノン供給したものなのでしょうか?
うーん、刻印にやや一時期のトキナーの雰囲気も若干あり。詳細は不明です。



マルミ アングルスコープ  MARUMI ANGLE SCOPE
  が入荷しました。

マルミ001.jpg
「ウーン」どこかで見たような?

そうです、当ブログでもご紹介した「ペンタックスのミラーアダプター」もどきです。

色々と調べてみたのですが、この製品の製造会社が今のフィルターメーカーの「マルミ」なのか、それとも違う会社なのか全く「?」です。私の手元にある資料ではその姿は全くなく、「日本のマルミ」が作ったアングルスコープということ以外、何もわかりません。

商品自体は、「Ebay」で検索するとさすがアメリカ、ちょろちょろ出てきます。
しかし、日本語のサイトでこれを取り上げている方はいないようで、ネットからもこれ以上の情報を仕入れることはできませんでした。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

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