中古カメラの最近のブログ記事


㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

本日ご紹介のレンズは、

DOI  MIRROR  ZOOM  500-800mm F8-12  (EOS)

反射ミラー式のズームレンズです。
ミラーのズーム式はPENTAX の 400-600mm 位しか思いつきませんが、こんな商品も出ていたんですね。私自身もお初です。

doi001.jpgメーカーは「DOI」。「土井」なのでしょうか、それとも「ドイ」、あるいは「ディーオーアイ」、それともプラうベルマキナをやっていた「ドイインターナショナル」なんでしょうか。全く、メーカーについて情報を持ち合わせておりません。

㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

今日は CANON SNAPPY'84 ロサンゼルス五輪 モデル のご紹介です。


snappy001.jpg最初からつまらない話しで恐縮ですが、Los Angeles って、

日本語で「ロサンゼルス」って書くんですね。
今まで「ロサンジェルス」って書いておりました、お恥ずかしい限りです。
まあ、
ネットを検索しても結構「ロサンジェルス」派も多く、どちらでも意思疎通は出来るんで問題はないとは思いますが、やや落ち込んでおります。

っと、気を取り直して。

まず、ご覧の通り、度派手なデザイン。
いかにも、アメリカ・ロサンゼルスという感じで、カメラそのものは別として、全体デザインにあまり古さを感じないところにやや感心させられます。
もちろん、発売は「1984年」、ロサンゼルスオリンピック記念となります。

同じロス五輪記念に、NEW F-1 の記念モデルもありました。
「硬軟」というのでしょうか、あるいは「高低」なのか、なかなかおもしろい取り合わせで記念モデル品を発売したものです。


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今日は NIKON ZOOM 700 VR のご紹介です。

そう言えば、二日前の夜、NHK教育テレビで「クラシックカメラ」の番組がありましたね。
中古カメラ好きの皆様がたくさんご覧になられたと思います。

非常にうまい番組立てでした。ライカ一色ではなく、カメラを道具と個性、そしてデザインという観点からわかりやすく一般の方々に説明されていたと思います。
道具としてクラシックカメラには今後も活躍してほしいと願う業界人の一人としてうれしいかぎりの番組です。

田中長徳氏がお話しになっておられた「カメラは手と一体となって」、いい響きです。
バンタム、個性を発揮しています。
それぞれが量産された工業製品なのですが、一品一品自己主張しています。
道具として長年「愛着」を持てる品、あるいは持たれてきたカメラとして輝いています。

しかし、残念ながら今のデジカメには「長い愛着」という言葉が、まったく似合いません。

デジカメは非常によく写ります。
レンズも隅々まで収差が補正され、ボケもうまくコントロールされています。
私自身、なんの文句もありません。
残念ながら、ただそれだけなのです。
誰もが、すばらしい写真を手に入れることができる時代となったことはまことにいいことなのですが、やはり、ただそれだけなのです。

「使いこなす」というか、「じゃじゃ馬」をコントロールするという楽しみが欠けている?
そんな感じがします。
(説明書は分厚く、機能は盛りだくさんなんですが、そういう意味での使いこなすではないです)

十分検討して完成させてしまうから、完璧すぎてその時点では「抜け」がない。
使い手が欠点を補うとか、あるいは弱みを見せそうな場面ではあえて使わない、そういう使い手とカメラとのやり取りが無くなって、なんかさみしい。

そして、技術革新で今の機種を上回る道具が新たに出たら、お役御免。
デジカメを見た時に感じる「愛着の無さ」の原因ような気がします。

と色々と思いながら見入っていたのですが、
つい私もバカですね。

カメラの品名の「テロップ」が出る前に「あれは......」と子供に説明していました。
ある意味、やーですね。
また、フィルムのイラスト出たら、思わずパーフォレーションの数を数えちゃいました。
これも、やーですね。
でも、全部正しかったです。ちゃんと8コマ。
たぶん、よくよく写真好きのスタッフが監修されたのでしょう。

では、ようやく本題です。

まず、ニコンの ZOOM700VRQD から。


700VR001.jpg



㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

選挙も終わり平常に戻りつつあると言いたい所ですが、今月は「新型インフルエンザ」の流行が予測されておりており、ややいやな雰囲気が漂いはじめております。
大阪駅界隈にも「ちらほら」マスク姿の方がまた散見されるようになってまいりました。

あの5月ほどのことはないにしても、できるだけ早く落ち着いてほしいものです。
月末前には秋のゴールデンウイークがあり、人の動きが大きくなります。
また、子供達は運動会や修学旅行などの行事もあり、影響が心配されるところです。
過剰反応しすぎると、観光地や私どもの小売業においても大きな経済的打撃が発生し、ひいては社会全体にマイナス影響が及びますので、皆で是非「上手に」感染したいものです。

個人的には、いずれにせよ何時かはかかる病気と割り切っていますので、かかるなら「病院の空いている時」にしといてと勝手な希望をもっております。皆様におかれましても、上手にかかって下さい。

では、本日の入荷品の紹介です。

PRINZFLEX AUTO REFLEX 100mm F2.8 
M42マウント) が入荷しました。

prinz004.jpg
Bessaflex TM (BLACK) に装着してみました。(カメラは別売です)

写真をご覧の通り、外観から判断するとまず間違いなく「チノン」です。
すなわち、「チノン」ということは「富岡」ということだと思います。

イギリスのディクソン社がチノンの製品を「プリンツフレックス」という名称で販売していたそうで、その交換レンズの1つがこのレンズということになります。
残念ながら、私"S"が中古カメラを担当するようになって、「PRINZFLEX」そのもの自体見たことが無く、詳細は不明です。



RICOH R1S GOLD リコー R1s ゴールド が入荷しました。


r1s-001.jpgブログネタを店内から特段に探し出して、流れを考えて書いているわけではないのですが、「IXY GOLD」につづいて「R1s GOLD」のご紹介です。

お客様からよく、
「ねー、どれぐらいで探している商品は入ってくるかな?どんなもの?」
と聞かれることがありますが、その際次にようにお答えすることが多いです。

「入ってくる時は連続で入ってくるのですが、入らないときは徹底的に入らないですね、気長にお待ち下さい。」

中古カメラって、そんな感じがします。
流れというのでしょうか、ほしいと思えば思うほど遠ざかり、何気ないときに突然出くわす、やっと見つけたと思ったら、翌日に極上品を見つける。
なかなか思い通りにいかない難物です。
難儀しながらいろんな商品を買う、たまに「スパッと思い通りの商品」に出くわす。
そんな流れを楽しみながら、中古カメラと向き合うお客様、結構おられます。

そして、仕入れる私ども同じです。
珍しいものを仕入れた時の、わくわく感。
連続で仕入れた時の、偶然性への驚き。
初めて見る商品への感動。
くだらない商品を見たときの、ほのぼの感。
毎日、毎日結構おもしろい日々です。

今回のゴールド関連、そんなに頻繁に入荷する商品ではありません。
しょっちゅう入荷していたら、店の中が「ゴールド」だらけ。ありえません 。
パンケーキレンズに関しても、短期間に色々な種類が連続で入荷することも珍しいです。
これも、一つの流れなんでしょう。

そんな流れを踏まえ上で、販売店からお客様へのアドバイス。
  (なんか偉そうな言い方で恐縮ですが)

「最初の第一印象を大切にして下さい。ピーンときた商品は、即買い。悩みだしたら、第一印象を思い出す。それでも、悩んだら縁が無かったとさっさと諦める。」

という感じです。
店頭にいますと、若い女性の買いっぷりがこんなふうです。
皆さん、気持ちよく買われ、あるいはさっぱりと見送られています。
自分自身の買い物時の参考になる、「きもちい後悔しない買い物」のしかたです。



PENTAX SUPER-TAKUMAR  (スーパータクマー) 55mm F2が入荷しました。

ST55-001.jpgまたまたPENTAX。

「何が珍しいねん」(思わず大阪弁ですが)とお客様からご指摘受けそうですが、PENTAX-M42マウント中では「やや珍しいめ」ということでお許し下さい。

他のレンズ、
SUPPER-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 SMC-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 の4レンズがあまりにも数多くあり、やや埋没気味の地味なレンズと言えると思います。

(おことわり:絶対数はありますので、入手にそう苦労するレンズではありません。)



CANON IXY LIMITED VERSION (イクシー 60周年記念 ゴールド)が入荷しました。

IXY-001.jpg「ゴールド」仕上げのAPSフィルムカメラ「IXY」の限定品です。

...デジタルじゃないですよ...


IXY-002.jpg1997年秋にキヤノン創業60年記念として発売された製品で、ゴールド仕上げの国内1万台限定生産モデルでした。

外箱には
「60th Anniversary」との文字。

ボディー番号は、
「006856」

1万台限定に対する信頼性の確保ということで、しっかりと製造番号が管理がされています。

その昔、1990年にミノルタからPROD 20'sというカメラが「2万台」限定ということで発売されましたが、昔から本当に2万台という疑念が業界でささやかれていました。弊社の入荷記録を改めて調べてみましたら、やはり「?」。

製造番号の始まりはたぶん「10000」欠番が無いとすれば、最終番号は「29999」のはず。
でも、記録に残る最大番号は「38123」

ちょっと、予備番号が多すぎ?真相は不明ですが、「疑」と「偽」。うーん、でももう会社がないですから、どうーでもいいと言えばいいのですが。


ニコンS用 W-NIKKOR 3.5cm F2.5 外絞り環(鏡胴絞り)仕様が入荷しました。
結構珍しいモデルで、一見3.5cm F1.8 と勘違いしてしまいそうなモデルです。

35-002.jpg朝日ソノラマ 「レンジファインダーニコンのすべて」(著者:久野幹雄)によると、
ニコンSおよびライカマウント含めて約1200本程度ということです。

コレクションの世界で一つの目安といわれているのが「1000台」。
1000台クラスになるといわゆる「珍品」、500台以下となるとかなりの入手困難状態、300台以下は市場性が無くなり「お金」では買えない、そして100台レベルは「固定化」、反対に3000台となるとある意味「いつでも入手可」クラスとの話しをコレクターさんからお聞きします。

過去の経験則からのお話しですが、我々販売店側から見ても非常に共感する感触です。

フィルム最後の華やかし一時期に限定生産ブームが起きましたが、なんとなくその基準が今当てはまりつつあります。発売約10年位の製品が多いのですが、1000台規模クラスの商品の流通がやや固定しつつあり、いよいよ珍しくなってきたような気がします。

W-NIKKOR 3.5cm F2.5 諸元

発 売
昭和27年(1952)年
構 成
ガウス型 4群6枚
画 角
62度
最小絞り
F22
最短撮影距離
0.9m
フィルター径
43mm
重 量
200g(クローム) 115g(黒) 105g(鏡胴絞り)
定価
27,560円(1954年)
22,000円(1960年)
18,000円(1963年)鏡胴絞り

当時としては比較的安価であったので、非常な人気を博したレンズで、ニコンSマウントとしては約15000本、ライカマウントとして約7000本程度生産されたそうです。その中で、約1200本程度が、鏡胴絞りの最終型となっています。

キヤノン 「CANON TL (FL50mm F1.8) 付」 が入荷しました。


tl-001.jpg
キヤノンのTL、うーん、はいはい。次のカメラお願い。
えー、TL?おいおい、ちょっと待って。なんだそれ。
そんな感じで入荷してまいりました。

ほんと、軽く流してしまいそうです。
FXでもなければ、FTでもない。FP位なら、ちょっと珍しい系。
TLbならそこそこ見ますが、「TL」となるとかなり珍しい。
理由は簡単。
「輸出モデル」だからです。



下取・買取 カメラの八百富写真機店

オリンパス パンケーキレンズ 「E.Zuiko Auto-S 38mm F2.8」 が入荷しました。


38-001.jpg

店頭で、お客様からどうして「パンケーキレンズセット」のほうが「ズームレンズセット」より高いのとの素朴な質問を受ける昨今、
    「これぞ正真正銘のパンケーキレンズ!王道中の王道!元祖中の元祖!」
というべきレンズが入荷しました。

最近超人気となってきたカテゴリー「パンケーキレンズ」ですが、オリンパスのE-P1のマイクロフォーサーズ用M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、またフォーサーズ用のZUIKO DIGITAL 25mm F2.8、またPENTAXのDA 40mmそして21mm、Limited 43mmの現役5本に加え、さらにネット上に写真が漏れているPanasonicの新パンケーキレンズが真偽不明ですが新たに参入の模様。
さながら、パンケーキ戦争に突入しそうな感じ。

これに、大手2社から出ようものなら、それこそ「猫も杓子も」状態。
ただ、ニコンさんは直近45mmF2.8Pをやめていますから「?」、CANONさんがこんな「ニッチ」に手を出すとは思えず、この分野は是非「2社を目標に頑張る下位メーカー」の特徴として残してあげてほしい、そんな感じさえがします。上位2社さん、是非よろしくお取り計らい願います。




コニカ カンパイ KONICA  KANPAI
  が入荷しました。


kanpai001.jpg
実は、私、結構こういう際物のカメラが好きだったりします。


aiborg.jpgこの後の1991年に出た、「鬼瓦」こと「AiBORG」なんかも趣味の範疇かもしれません。

こういう系に共通して言えることは、どこまで真面目に何台売るつもりで「生産」をしたの?という疑問に行き当たります。
そして、そこで思考がストップ。

ただただこういう「際物」を大量生産するという「決断」に感服すると言えばそうなのですが、どうして誰も「いや、ちょっとそれは」とは言えなかったのか不思議でなりません。

「カンパーイ」ってな写真をノーフレームで撮りたいか否か、社内の宴会ですぐにわかることかな思うのですが?
ウーン、それでも需要があると担当者は企画を上げた。
よほどテスト撮影ではいい写真が撮れていたのでしょう。(いやみな言い方ですが)


autoboyse.jpgこのあたりは「コニカ」だから許せるのですが、CANONのソーラーカメラ「AUTOBOY SE」に至ってはすごすぎ。

そう言えば、長い間入荷していませんね。

新品で売っていた時代、全く売れなくて最後は営業マンが引き上げていったのを覚えています。キヤノンさんの商品でそんなことは、これが最初で最後じゃなかったかな。

「カメラ作動に必要とする全電気量を、太陽光から供給を受けるといった、近未来的な開発思想が注目されたエコロジーカメラ。」という自社評価ですが、まさしく「開発思想」のみの注目で「実用」ではなかった際物。

以上、私の際物コンパクトカメラの3強紹介でした。



SMC TAKUMAR 28mm F3.5  SMC タクマー 28mm F3.5
  が入荷しました。

昨日、「ペンタックスが多いね」と言ったしりから、またまた「PENTAX」、お許し下さい。


smct28mm001.jpg
今日ご紹介するのは、この「SMCタクマー28mmF3.5」です。
お客様から「何が珍しいねん!」と突っ込まれそうですが、少しだけ理由を持たせてあります。




SMC PENTAX-A 35mm F2.8 SMC ペンタックス A 35mm F2.8 
  が入荷しました。

よくよく考えてみると、このブログやたらと「PENTAX」がらみが多い。

SMCPA35mm002.jpg




他の社員が書いています「お写ん歩」も、「PENTAX」。
でも「お写ん歩」社員は、正真正銘の「PENTAXファミリー」です。
NIKONでもなく、CANONでもなく、こよなく「PENTAX」が大好きな社員なんです。
たぶんブログをご覧頂いたらおわかり頂けると思いますが、根っからのファミリーの一員です。

で、私はどうかと言いますと、自称「PENTAX」応援団です。
PENTAXの社員の方に飲み友達というか、「飲み先輩」が多く、とことん宴席を通じて「PENTAX魂」をたたき込まれておりまして、ついつい応援してしまう状況となっております。
CANONやNIKONみたいに黙っていても売れていく会社ならそんな気は起こらないのですが、2強に立ち向かう会社はやっぱり「応援」したくなります。
ある意味、阪神ファンみたいな感じですかねー、という感じです。

ということで、全くこのブログにPENTAXが多いという理由にはなっておりませんが、ついついPENTAXを取り上げてしまうというのが実態です。中古カメラ的におもしろいものが「PENTAX」に多いというのも一因で、他社には無い「ユニークさ」の漂う会社だからかなとも思います。

今後は、他社にも広げていきますので、他メーカーファンの皆様現時点においてはお許し下さい。



SMCPA35mm001.jpg
SMC PENTAX-A シリーズのレンズは全般的に数が少なく、特に単焦点レンズは中々市場でお目にかかりづらい部類ではないでしょうか。
よく入荷するレンズといえば、35-70mmF4、35-105mmF3.5-4.5、70-210mmF4などのズームが主体で、単焦点となると標準レンズの50mmF1.4やF1.7、200mmF4位かなという感じです。

そんな中、この35mmレンズもやや少なめです。もちろん、SMC PENTAX-A 35mm F2と比較すると、格段に市場に沢山あるとは思いますが、A 28mm F2.8 よりは少ないのではないでしょうか。

まあ、Aシリーズ時代は PENTAX苦難の時代 (今も?と言うと誰かに怒られそうですが、、、)。
基本的にはあまり新品でレンズが売れていない。
特に、高級レンズや趣味性の高いレンズはほんと少ないです。
いわゆる「ファミリー的なズームレンズ」、A3デート的な範疇が主体ですから、なかなか単焦点を買われるユーザーの少なかった時代ではないでしょうか。




オートレビューノン 45mm F2.8 AUTO REVUENON
  が入荷しました。


かなりの珍品です。
この業界に入って16年ですが、現物を見たのはこれがはじめてです。
マウントはペンタックスKマウント。


REVUENON001.jpg

ドイツのレビュー(レフエ)ブランドに供給された日本製レンズです。
レビューノンブランドには他種で富岡光学が製品を供給していましたので、この製品もおそらく富岡光学製なのではないかと思います。
外観はチノンレンズの45mmとほぼ同じです。おそらく、富岡光学がチノン向けにOEM生産したものをさらにレビューノン供給したものなのでしょうか?
うーん、刻印にやや一時期のトキナーの雰囲気も若干あり。詳細は不明です。



マルミ アングルスコープ  MARUMI ANGLE SCOPE
  が入荷しました。

マルミ001.jpg
「ウーン」どこかで見たような?

そうです、当ブログでもご紹介した「ペンタックスのミラーアダプター」もどきです。

色々と調べてみたのですが、この製品の製造会社が今のフィルターメーカーの「マルミ」なのか、それとも違う会社なのか全く「?」です。私の手元にある資料ではその姿は全くなく、「日本のマルミ」が作ったアングルスコープということ以外、何もわかりません。

商品自体は、「Ebay」で検索するとさすがアメリカ、ちょろちょろ出てきます。
しかし、日本語のサイトでこれを取り上げている方はいないようで、ネットからもこれ以上の情報を仕入れることはできませんでした。



XR RIKENON 45mm F2.8 XR リケノン 45mm F2.8 
が入荷しました。


RIKENON45mm001.jpg
超軽量のパンケーキレンズ、重さがたったの55gしかありません。
パンケーキとは「薄いホットケーキ」みたいなレンズという意味で、アメリカから入ってきた呼称です。
その昔は「パンケーキレンズ」と言っても全ての人がこういうレンズだと理解できませんでしたが、さすがに市民権を得た言葉となりました。


その立役者は、なんといっても「オリンパス」さんでしょう。


RIKENON45mm002.jpgZUIKO DIGITAL 25mm F2.8 が「パンケーキ」復活のはじまりです。先日E-P1が発売され、さらにパンケーキブームが加速されております。

お客様も自然に「パンケーキレンズで」と話されますので、ほんと一般化されたカテゴリーとなりました。

基本的には、「パンケーキ」=「売れないレンズ」という位置付けでしたから、ジンクスを覆したという意味で「すごい成果」です。

生産中止になったら突然に中古市場でもてはやされる、当時の定価を遥かに超える価格となってしまう歴史は、もうこのオリンパスの新パンケーキに当てはまらないことは確実となりました。もう、十分すぎるくらい市場に広まっていますから。


ちなみに、ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8 の重さは95g薄さ23.5mm、新製品の M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 の重さは71g薄さ22mm となっています。


そこで本題です。

XR RIKENON 45mm F2.8 諸元

対角線画角   50度
絞り羽根      6枚
最小絞り     F22
構成枚数    3群4枚
最短撮影距離   0.6m
フィルター径    52mm
サイズ      60(最大径) x 18.5(長さ) mm
質量       55g

なんと、このリケノンのほうが「薄くて、軽い」のです。

カメラの八百富|SMC PENTAX 35mm F2

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SMC PENTAX 35mm F2
 が入荷しました。

K2・KX・KM時代のレンズです。

「SMC PENTAX-M 35mm F2」の前のタイプで、Mタイプと比較すると極端に数が少ないレンズです。殆どのレンズが「黄色く変色」しており、程度の良い個体にはそうそう簡単にお目にかかれません。

この個体は難関の「黄色さ」という問題はクリアしているのですが、残念ながら前群の絞り側表面に複数のカビ跡と前群内にややクモリがあります。ほんとに「おしい」状態です。

展示店は大阪駅中央店、価格は (税抜) 14,000円 (税込) 14,700円 となっております。


では、商品のご紹介。


SMCP35mm001.jpgPENTAX K10Dに装着した写真です。
ご覧の通り結構でかいレンズです。

この時代のSMC-PENTAX Kマウントレンズはどれこれも「でかく」、Mタイプと比較すると、
ほんとにしつこいですが 「でかい」

感じとしては、135mm位のレンズの体積があります。レンズキャップがされた状態では35mmレンズと認識するにはやや「慣れ」が必要ですね。SMC-TAKUMARの時代の35mmF2はあんなにコンパクトだったのに、ホントに不思議で、????です。




SMC PENTAX 35mm F2 諸元

発売       1975年6月
画角                62度
レンズ構成   7群8枚
最短撮影距離  0.35m
フィルター径      52mm
重量               283g            -- SMC PENTAX-M 35mm F2 は205g
大きさ              63x56mm    -- SMC PENTAX-M 135mm F3.5 は62.5x66
標準価格      34,000円



Kowa SIX PISTOL GRIP コーワ シックス用 ピストルグリップ
 が入荷しました。

Kowaと言えば、かぜ薬の「コルゲンコーワ」、二日酔い時の「キャベジンコーワ」、疲れた時は「キューピーコーワゴールド」 と、個人的に大変お世話になっております。

         ------------- 一番のご利用は間違いなく「キャベジン」です 。とほほ。。。-----------

一般的には「医薬品メーカー」のイメージが先行してしまいますが、実は「光学機器」や「繊維」「放送機器」などの事業も行っている「総合商社」というのが本当の姿のようです。
一度、kowa のHPをご覧下さい。おもしろい会社ですよ。

参考URL : http://www.kowa.co.jp/index.htm
外部サイト:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%88%88%E5%92%8C%E8%96%AC%E5%93%81

この業界にいますと、今もスポッティングスコープ(フィールドスコープ)のKowaとしてKowaブランドの商品を目にしますから、若い社員にその昔に中判カメラを製造していたと初めて話しても、
「えーそうなんですか。」
と軽く終わってしまいます。
でも、「風邪薬」のコーワだよと続けて言うと、
反応は当然のごとく 「えー、本当ですか?」 となります。

業界人ですらこれですから、一般の方からすれば「医薬・医療」と「光学機器」そして「フィルムカメラ」となれば、まさしくその組み合わせの意外性にただ驚かれるばかりではないでしょうか。

そんなKowaのHPを今回あらためて見てみると、私自身新たな発見があり少々驚いております。

その昔名古屋に出張した時は必ず「名古屋観光ホテル」に宿泊していたのですが、なんとそこがKowaのグループ会社になっているではありませんか。

「名観」と言えば、宮内庁御用達の名古屋ナンバー1の老舗ホテル。

そこを傘下にしていたとは驚きです。調べてみると、1980年台に大株主となられたようで、地元企業として名門ホテルを支援するために出資されているようです。また、恒例の中古カメラバーゲンが行われる百貨店の「丸栄」の筆頭株主でもあられるようで、名古屋の名門企業として活躍されています。

そんなKowaの中判カメラ、「Kowa SIX」。それに使う珍しい「ピストルグリップ」が入荷しました。


kowa001.jpg
グリップと言えばレリーズ付きのハンドグリップをよく見かけますが(これもそう簡単にごろごろしている商品ではありません)、このTタイプのものは非常に珍しいと思います。



㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

CONVERTIBLE HORSEMAN コンバーチブル ホースマン が入荷しました。

1970年7月に発売された、6x7・6x9センチ判目測式広角カメラです。
発売元は「駒村商会」。
現在でも中判・大判フィルムカメラを供給している貴重な会社です。
厳しい事業環境でしょうが、今後も是非今この「中・大判事業」を継続していただきたいと思います。 

おもわず、「ガンバレ、駒村商会!!!!」


コンバーチブル001.jpg
このコンバーチブルというカメラ、あるようでない、見るようで見ない、なかなか店頭で出くわさないカメラです。弊社の過去の記録を見ると年に1台位のペースでしか入荷しておらず、中古カメラ担当係としては珍しいカメラの一つと位置づけております。

CONVERTIBLE HORSEMAN  諸元

レンズ ホースマン62mm F5.6 (4群6枚) 最短撮影距離1m
フィルター径 43mm
シャッター コパル00番 B・1-1/500秒 M・X接点
ファインダー 枠型スポーツファインダー 85% パララックス修正装置付 ピントグラスも使用可能
焦点調整 目測式 レンズ鏡胴の直進ヘリコイド
露出計 なし
フィルム送り ホルダー上面レバー1操作 作動角最大180度
大きさ・重量 134x101x87mm 780g(レンズ付き・ホルダー含まず)
価格 カメラ本体 (シルバー) 68000円 (ブラック) 70000円


RICOH XR RIKENON 50mm F2
 が入荷しました。

初期型の重たいタイプのレンズです。
ここ近年非常に人気の出たレンズで、店頭に常時あるという状況ではなくまりました。
その昔は、XR500などのボディーについて2~3本はあったのですが、デジタル一眼のistD以降、すこし入手に苦労するようになったと思います。

rikenon.jpg
このXR RIKENON 50mm F2レンズには、
 ① XR RIKENON    50mm F2 (重い型)
 ② XR RIKENON L 50mm F2 (軽い型)
  ③ XR RIKENON    50mm F2 (短い鏡筒)
の3種類あります。

区別は割と簡単で、①と②は同寸法ですが重さ(重軽)と質感(高低)が異なり、③はあきらかに①②と比較して形状が異なるので簡単に3種類に分類できます。

その中での一番人気が①で、昭和50年台前半のレンズです。


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