カメラの八百富|ミノルタ MINOLTA AW-90 ワインダー α-9000用

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ミノルタのオートワインダー AW-90 が入荷しました。
昨日ご紹介しましたSMC PENTAX-A 100mm F2.8 を葬り去ったα-7000の兄貴分、α-9000専用のワインダーです。


90-002.jpg

状態は美品です。
この商品の外装パーツは使うととても「てかり感」が出やすいのですが、この個体は新品時の「つや消し」の黒を保っています。


巻上スペックは、「C」モードで2コマ/秒、「S]モードで1コマ撮影となります。

同時に発売されていたモータードライブMD-90は最高5コマ/秒の高速連続撮影ができましたが、何分高機能のため本体と電池部の二層で構成されていましたから「大きさ・重量」は相当なものでした。

本体 : 330g  単三バッテリーパック : 185g  電池12本 : 約270g 計 785g

本体が電池込みで690gですから、合計1,475g となります。

そこで、手軽に自動巻きという場合にこのAW-90が活躍します。

本体 : 315g 電池4本 : 90g 計 405g 本体込み 合計 1,095g

と約25%軽量化が図れます。
発売の経過も、α-9000発売と同時にモードラ、翌年87年にワインダーとなっていますので、ユーザーの声が活かされたのではないでしょうか(推測です)

当時の定価は、
MD-90 : 単三セット 55,000円 ニッカドセット 60,000円
AW-90 : 25,000円
という設定でした。                  

また、AW-90を付けるとFPという機能が作動します。

α-9000のオートフォーカスのディフォルトは「C:コンティニュアスAF」となっており、連続で被写体を追い続ける形式です。(フォーカス追従中でもいつでもシャッターレリーズ可能:シャッターチャンス優先の形式、逆説でいうとピントが合っていなくてもシャッターが切れるということ)

今やフォーカスモードを「C」「S]に切り替えが出来ることは当然の基本機能ですが、この当時はα-9000が「C」専用、α-7000が「S」専用と位置付けられ、本体にてフォーカスモードを切り替えることができませんでした。

ただ、α-9000はモードラやワインダーを装着すると、「S:シングルAF」に切り替えることがでるようにし、それを「FP」モード、Focus Priorityと表現しました。ワインダー部にある「FP]ボタンがそれで、FPにすれば「ピントが合えばシャッターが切れる」というフォーカス状態となり、1コマ1コマのピントを優先することができるようにしたのです。(写真ご参照)

反面、モードラに出来て、ワインダーに出来ないことがあります。
① 電動巻き戻し
② 縦位置レリーズ
③ 巻き上げコマ数設定
以上、3点だと思います。
「手軽さや軽量」を優先するか、「機能」をとるかということではないでしょうか。



前面はほんとあっさりしています。ロゴもボタンもなにもありません。90-001.jpg

展示店は、大阪駅中央店です。お値段は、(税別)12,000円(税込)12,600円となっております。お問い合わせは、電話06-6341-7005、またはメールでどうぞ。



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このブログ記事について

このページは、㊥カメラ 担当係が2009年7月 1日 23:22に書いたブログ記事です。

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