カメラの八百富｜桜島のローソンは茶色

八百富WEBへのリンク →　下取・買取　カメラの八百富写真機店

㊥カメラ担当係　"S"　です。本日もご覧いただきありがとうございます。

鹿児島・桜島内にあるローソンは「茶色」なんですね。　

「中古カメラネタ」という本流ではなく誠に恐縮ですが、やや「珍しいネタ」ということでお許し下さい。たぶん、ご存知の方はご存知なのでしょうが（ネットで検索すればうじゃうじゃ出てきます）、私は全く今まで知らなかったのでご紹介させていただきます。

まず、フェリーで鹿児島から桜島へと移動、これが本当に安いのです。
車と人間７人で「２４００円！」
車も乗せてもらっての価格です。

そんでもって、コンビニ並みの２４時間営業。大阪感覚ではありえません！
この便利さを加味すると、ありえない超破格のプライスです。

また、料金支払いシステムが超合理的。
支払い場所は、船を降りた桜島にある料金ゲート１箇所のみ。

桜島へ渡るときは、誘導路からそのままフェリーに乗船、そして１５分ちょっとで到着。下船後、約２００Ｍ走ると高速道路の料金所と同じようなゲートでお支払い。乗り降りに全く時間をかけないシステムが、この便利さと料金を実現しているようです。

主要時間帯は、１０分から１５分間隔、深夜でも１時間間隔と、しかも３６５日営業。
すごいとしかいいようがありません。

そして、ほどなく走ると、本家「２４時間営業」のコンビニ「ローソン」が見えてきます。
え～、何か違う！そう、青白色のローソンじゃなくて、なんと茶色のローソンではないですか。

思わず、入店です。

後にちょこっと写っている「民家」と同じような配色で、見慣れた「青白のローソン」とは違い、非常に落ち着いた雰囲気に「もしや」と思い、店員さんにお聞きしたら、やっぱり「そうーでした」！

答えは、こういうことです。

お店の方にお聞きすると、この桜島は、島内の８５％にあたる地区が「霧島屋久国立公園」に指定されており、その土地利用は法律などで規制されているからだそうです。

詳しくお聞きすると、このローソン桜島店がある場所は、自然公園法の第２種特別地域に指定されているため、工作物を建築したり広告物等を設置する際には様々な規制がるため、このような外観となったそうです。

その中の一つが、「霧島屋久国立公園　錦江湾地域管理計画書　平成１８年９月５日」

で、九州地方環境事務所という環境省の地方支部が定めた指針があります。

その中で、色々と「あーせい」「こーせい」と決められています。（ＷＥＢ検索いただきますと、ＰＤＦファイルで閲覧できますので、ご興味のある方はどうぞ。）

基本方針
周辺の風致又は景観と調和した色彩、形態、適正な規模等となるよう指導する。

色彩、形態等
屋根の色彩は、茶色系、黒灰色系又は暗緑色系といる
壁の色は茶色系、灰色系、褐色系（ベージュ色含む。）又はクリーム色系とする。

外柵
主要な道路沿線に外柵を設ける場合は、原則として生垣又は石積とする。

標識
門柱、標識、照明灯等は、周辺の雰囲気を乱さないような、落ち着いたデザイン、材質及び色彩とす

自動販売機
自動販売機は、原則として単独では設置せず、また、施設内や建築物の壁面に沿って設置することにより屋根の庇内に収めるよう配慮させる。

ライトアップ
自然景観や周辺施設の大規模なライトアップは、動植物等を含む生態系へ影響を及ぼすとともに、自然環境の静寂な状態を損なうなど、周辺の風致又は景観に著しい支障を及ぼすことから認めない。

その他、色々とあるようですが、そんな規制の中から生まれたのがこの「茶色のローソン」。
周りの溶岩と同じ「溶岩カラー」というのが肝で、うまく地域と調和しようとの姿勢が非常にグーです。
そんな視点で、もう一度お店の周りを見渡すと、

標識も、