カメラの八百富|ライカLマウント W-NIKKOR-C 3.5cm F2.5 黒帯 W-ニッコール-C 35mm F2.5

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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

ライカLマウント用 W-NIKKOR-C 3.5cm F2.5 (黒帯) W-ニッコール-C 35mm F2.5 (後期) が入荷しました。

nikkor35mm-001.jpg
お久しぶりの ライカL マウントの 35mm(3.5cm) F2.5の入荷です。
そう、黒帯(後期型)です。
ここの所、前期(オールクローム型)の場合が多かったので、妙にこの黒帯が新鮮で。
思わずこのブログでのご紹介となりました。

ところで、ほんと更新間隔が空いてしまいました。いや~......。
なんだかんだとそうこうしているうちに、個人の夏休みが間近。
まあ、今月は後半重視型ということで......、っと言い分けがましく、
ブログを書き始めた「へたくし」です。



 「黒帯」っていい表現ですね

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ほんと日本語って、いいものですね。
「黒帯」という表現はいかにも「中古カメラ的」で、ほんと上手な言い回しです。

ほかにも、「黒黒」とか「白白」ってな表現もあります。
ニコンのS2型のボディーの前期・後期と、レンズの前期・後期の組み合わせの言い回しで、
例えば、このS2は「黒黒」か~、とかこのS2は「白白」、あるいは「白黒」のレンズ後家さんか~、なんてな感じで、表現します。


今人気の「ライカL」マウントです

nikkor35mm-003.jpg
今人気の「ライカL」マウント仕様です。

久野幹雄さん著「レンジファインダーニコンの全て」によると、
ニコンSマウントが「約15,000本」、Lマウントが「約7,000本」という説があるとのこと。

マイクロフォーサーズが発売されて以降、ほんと「距離計連動」時代のライカLマウントレンズが復活し、非常に荷動きの良い状態が続いております。もちろん、それ以外の「キヤノンFD」や「Cマウントレンズ」なんかもそうで、クラシックレンズやモダンクラシックレンズをデジタルで楽しまれるお客様が大変増加しております。

中には、逆フィルム派の方もおられ、デジカメとマウントアダプター派からフィルムも併用というスタイルに進化されて楽しまれている方もおられます。

いずれにせよ、その魅力はなんとも言い難い「写り」。
プラス面もあれば、マイナス面もあり、期待はずれもあれば、劇的な写りに驚愕したり、はたまたフィルムとの写りの差にビックリしたりと、意外性や不完全とのお遊び、お付き合い。

お客様から店頭で、「ね~、この間買ったレンズの写真見てよ......、」
って言われると、喜んで「見せて下さい~」っと歩み寄っている次第です。
(個人的にも、商売的にも興味津々というところです。笑)

そんな中、一番難儀なレンズが「クラシックニッコール」。
正直な所、「ニコンSマウント」は暴落気味です。
理由は、マウントアダプターが無いから。

が、ちょっと聞こえてきた情報では、どうも「Sマウント」と「SONY・Eマウント」を結びつける何かが、どこかで製品化が進んでいるような、そんな話がちらほらと~。
どうも「SONY・Eマウント」と「マイクロフォーサーズ」のマウント規格の微妙な違いで、「SONY・Eマウント」ならなんとかなる?、そんな話なんですが。

真偽のほどはどうか...?出たら、面白いですね。
が、もちろん自らにヘリコイド有しない標準レンズは話にならないです...。
念のため、残念ですが。


レンズ諸元

nikkor35mm-004.jpg
■ 発  売     昭和27年(1952年)
■ 構  成     4群6枚
■ 画  角     62度
■ 最小絞り     F22
■ 最短撮影距離  0.9m
■ フィルター径   43mm
■ 重  量     200g(クローム)・115g(黒)・105g(鏡胴絞り) ニコンSマウント用
■ 定  価     27,560円(1954年)・22,000(1960年)・18,000円(1963年)鏡胴絞り
            
このレンズはガウス型のレンズ設計で、当時しては最も明るいレンズであり、かつ比較的安価であったため非常によく売れたレンズと言われています。

製造番号は243001番からといわれており、259000番くらいから黒色の軽鏡胴(Lでいう黒帯)が作られだしたそうです。最終番号は、271200よりやや大きいくらいまでの番号のようです。

ただ、この製造番号を引き算すると3万本ぐらいの製造本数となりますが、欠番などもあり、その7掛け位が総生産本数のようです。


商品状態は美品です。
特に、レンズ状態は、この時代のレンズとしてはかなりの良品、極上品ではないでしょうか。
絞り羽根には、写真のように少し油浮きがありますが、動きはいたってスムーズです。
付属品は、フロントキャップです。(当時の古いタイプもの)

展示店はディアモール店です。
お値段 は、(税抜)58,000円 (税込)60,900円です。
WEB上からでもご購入できます  リンクは → こちら

店舗へのお問い合わせは、電話06-6348-8945 またはメールにてお願いします。

+++中古カメラ担当係+++ 




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このページは、㊥カメラ 担当係が2010年8月10日 23:02に書いたブログ記事です。

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