カメラの八百富|経済アナリストではないですが、PENTAX 関連News

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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

経済アナリストではないですが、PENTAX 関連News の続報です


この中古カメラご一行様の「石の上にも三年 PENTAX 業績回復の朗報」で、HOYA㈱の「平成22年3月期 第4四半期決算短信」の概要を書き、ペンタックス部門の業績回復を喜んでおりましたが、なにやら?


「う~ん、ペンタックスはどうなるんでしょう?」


と言いますのは、平成22年6月1日付の日本経済新聞での「HOYA㈱の鈴木洋CEO」のインタビュー記事にやや驚きました。

記事の概要は次の通り。

  • HOYAの業績が一段と回復する
  • 業績回復の要因は、HDD用ガラス基板などのエレクトロ・オプティクス部門
  • 懸念材料には欧州景気と為替動向、デジカメの在庫調整
  • デジカメと内視鏡などを含むペンタックス部門の収益改善が遅れている
  • デジカメ事業は前期、約30億円の営業赤字が残り、今期は黒字転換を目指す
  • 「ペンタックスの規模では単独での事業継続は苦しい」と説明。他社との提携を模索

次ページに続きます。
以下、引用

HOYAの業績が一段と回復する。鈴木洋最高経営責任者(CEO)は日本経済新聞記者と会い、2011年3月期の連結営業利益について「経営環境に大きな変化がなければ(前期比24%増の)800億円という数字は見えてくる」と話した。ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板などの出荷が伸びているほか、前期までの構造改革も寄与する。

 同社は正式な通期業績予想を公表していない。証券アナリストの予想平均(QUICKコンセンサス、5月31日時点)は営業利益が前期比21%増の775億円。鈴木CEOが示した目標数値は、それを少し上回る。

 業績回復をけん引するのはHDD用ガラス基板や光学レンズ、半導体用部材などを手がけるエレクトロ・オプティクス(EO)部門。デジタルカメラ各社の部材調達意欲は高く「光学レンズの注文はびっしり入っている」(鈴木CEO)。HDDガラス基板も中国向けパソコン需要などに支えられフル生産が続く。

 EO部門は販売数量減と単価下落の影響で前期、営業利益率が20%と直近ピークの06年3月期から19ポイント低下した。今期は需要逼迫(ひっぱく)で「顧客からの値下げ要請も少なくなってきた」。前期までに人員削減など構造改革を進め、収益体質を強化したことも相まって「今期は利益率が回復する」と述べた。

 懸念材料には欧州景気と為替動向、デジカメの在庫調整を挙げた。欧州が主力市場の眼鏡レンズ事業では「数量や単価が落ちている」という。社内計画の為替レートは1ユーロ=125円。1円円高になると、営業利益は5000万円程度のマイナスになる。

 デジカメと内視鏡などを含むペンタックス部門の収益改善も遅れている。デジカメ事業は前期、約30億円の営業赤字が残り、今期は黒字転換を目指すが「当社の規模では単独での事業継続は苦しい」と説明。他社との提携を模索する。

 内視鏡事業は営業利益率が10%前後とみられ、同20%超で世界首位のオリンパスに水を開けられたままだ。「内視鏡を使った手術など事業領域の拡大が予想される」と引き続き強化する意向だが、「いまはムダなことが多すぎる」と話し、構造改革を進める。

 10年3月期末時点の手元資金は1733億円と、過去に比べて高い水準にある。鈴木CEOは「ギリシャ問題をきっかけにリーマン・ショックと同じようなことが起きるかもしれない。今の現預金の水準は厚めだが、極端に過剰ではない」と説明。株主配分の拡大には慎重で、M&A(合併・買収)など成長投資に充てる考えだ。


この記事はインタビュー記事ですから、「記者」の意見や推測ではなく会社のトップ発言です。
ゆえに、その重さは、「メガトン級」!(某元副大臣のマネ~)
決算短信を読むと、ペンタックス部門「よーし、これから」という感じなんですが......?

その答えがありました。(分かりました)

ついつい、私は「ペンタックス」部門というと、「カメラ」と思ってしまいますが、HOYAさんにとってのペンタックス部門は旧ペンタックス全て。すなわち、医療部門を含んだ玉石混交の事業ということです。

カメラを石、医療部門を玉とは言いませんが、その積算の内側は営業赤字のカメラと、営業黒字の医療部門の組み合わせということです。

その内訳の「+-」が、上記のようなコメントにつながっているようです。
2010年3月期末の「ペンタックス部門」の決算が黒字であったとしても、まだまだカメラ部門は赤字。
一応、カメラ部門は今期黒字を目指すが、ユーロ危機もあり2011年3末通通期は楽観できない状況ということのようです。


そのような状況下にはあるんですが、読み方によっては朗報かと

「辞める」とか、「手放す」という言葉がCEOから一切でおりません。
過去、そういう類の推測記事や発言がありましたから、そういう意味では大きな前進です。
「1社生き残りは厳しいが、他社と連携すれば可能」と判断されているようですので。

ただ、「他社との連携を模索」は記者の言葉なのがやや気がかり。が、もし、CEOが事業の売却の考えを持っていると記者が感じ取ったら、売却先を模索となったでしょうから、そういう意味で、価値ある一文です。

でも、どこと連携を模索するんでしょうかね?そこが肝なんですが!

いうことで、ペンタックスファンの皆様、よろしくお願い申し上げます。
皆様のご購入が、このカメラ事業を支えます。
って、勝手なこと言ってます。「そこをなんとか」というところでご理解下さい。
よろしくお願い申し上げます。

店舗へのお問い合わせは、電話06-6341-7005 またはメールにてお願いします。

+++中古カメラ担当係+++ 


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このブログ記事について

このページは、㊥カメラ 担当係が2010年6月 6日 16:46に書いたブログ記事です。

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