カメラの八百富| PENTAX KP J limited 受注生産方式でご予約開始




熱き想いの男たち3人組が
「かっこいいカメラにカスタムできないか !!!」そんな想いを形にしたのがこの新製品



ペンタックス PENTAX KP J limited リミテッド
ついに製品化が決定 !!!





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このカメラに込められた想いは、「作り手の魂」と「遊び心」、そして「愛情」

そんなカメラに出会ったのは、今年、横浜で開催された CP+2019 リコーさんブースの奥だった。

そには、3人の男たちが数台のなにやら変わった色の PENTAX KP について、真剣に丁寧に真面目に、お一人お一人とお話しておられる。

いったいこのカメラたちはなんなんだ~

そして、このおっさん達はなんなんだぁ~(すいません)

 

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吸い寄せられるように、恐る恐る近付いてみる。

多くの古今東西のカメラと長年接してきたので、カメラが発する「魔性のお誘い」というものをまことに僭越ではありますが、なんとなく感じる時があります。


「やばい !!!」

会場の奥から誘ってくるような気配を感じ、「こやつ!魔性の1台ではないか」ととっさに身構えた。
 


とは言え、

カメラ好きなわたくしですので、「はい!さいなら~」とその場を簡単に去れるはずもなく

「カメラ好きの一人のおっさん」と化し

魔性の手招きに導かれつつ、3人の男たちに近付いてみた。

その後は定石通り、「これあかん!カッコいい」となってしまったわけでございます。



魔性感のあるカメラって、

機能とか性能云々ではなく、見たり触ったりすると「作り手の想いがダイレクトにこっちに伝わってくる」ような感触があるカメラと言いましょうか、カメラに作り手の深き想いがあるカメラのこと。

中には独りよがりが勝ちすぎたカメラにもなったりしますが、見ているだけで楽しいカメラもあったりします。

商品企画の人たちが作るカメラを本道の「売れるカメラ」とするなら、

この PENTAX KP J limited は、

「売れる売れない」は少し横においといて、「こんなカメラにしたらどうだろうか」

そんな想いをとても大切して商品を考えてみたではないでしょうか。

だから、ダイレクトにその想いが伝わってくる。

この心のキャッチボールがこの PENTAX KP J limited の醍醐味だと、わたくしは感じております。


なので、

「想いを共有できるカメラ」で
「所有したいと思わせちゃうカメラ」

単純明快、要は「カッコいい」わけですね。

 

カメラは撮影する道具でありますから、本筋は「基本機能」の充実が第一命題。そんな視点からは、特に「PENTAX K-3 IIの後継機」を待たれている方からしますと、

「おいおい何やってんだ」

と感じられるかと思いますが、そこは商品企画の「某W代さん」のお仕事でございます。

その点、遅々と着実に前に進んでいるとお聞きしておりますので、切り離してこのカメラを見て頂けると幸いです。(^^);;

 

ということで、このカメラはそういう本家本筋ラインとは一線を画すカメラなわけで、

製品が生まれくる通常の道筋とは違う形で経て生まれてきたのがこの PENTAX KP J limited。



既存製品に一手二手を加える事=カスタムすることで、「より愛着が生まれるカメラとならないか」
 

そんな命題に、男たち3人組が取り組んだ「熱き想いのカメラ」がこの PENTAX KP J limited なのです。




そして、このデザインを担当された方は、あの軍艦部に特徴があるリーゼントカメラ「PENTAX K-30」を担当された鈴木タケオさん。

優しい雰囲気の PENTAX KP を、男らしい、あるいは荒ぶる感じ、精悍、キメル、直線美、ほんと上手く、見事に仕立て直され、男の道具感を出されました。

両機に、なんとなく相通じる遺伝子を感じますね。

そんな PENTAX KP J limited ですが、実は、トップカバーは被り物。取り外しができますので、気分で着せ替え。なんとも楽しいカメラです。


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上の写真の通り、トップカバーを前から引っ掛けて、アクセサリーシュー部分に止め金具を差し込んで固定します。

聞く所では、営業幹部の方のアイディアだそうで、なんだかんだといっぱい関わっておられます。



ただし、当然トップカバーは「ツッパってますから」、一部のレンズでは干渉する場合があります。

「これ付かいないじゃん」ではなく、付けれるレンズで前向きに !!! そんな寛容さも必要です。

あと、ストラップも何か一工夫=カスタムしてみたいところ。

さらにツッパれそうですね。




ではでは、いつも通り外観を見ていきましょう。



CP+2019では、上記のように複数色を作られて、皆さまのご意見を聞かれた結果、以下の2色が発売されることになりました

① Black & Gold

② Dark Night Naby

PENTAX_KP_J_LIMITED-004.jpg黒金モデルは、ウッドグリップが赤色で本体の各文字が金色(除くフロントのペンタロゴ)。塗装の黒は、漆黒の縮面仕上げです。通常の黒と同じだと思うのですが、光沢感の高い赤いグリップのせいでしょうか、より漆黒に感じます。

そして、ネイビーはウッドグリップがSumi Black、このSumiは本当に高級墨汁を塗布されているからだそうです。また、本体色はネイビーなのですが、光の当たり具合や見る角度で、見え方が変わる塗装。とても明るく青く見えたり、とても落ち着いた黒に近い青に見えたりと、とても表情が変わる塗装となっています



次ページで、より詳細に見ていきましょう。

(ご注意事項)

トップカバーを本体に固定するためのシューに差し込む連結金具がまだ製品版ではなく、真鍮製のメッキとなっています。製品版ではステンレスとなりますので、少し色の見え方や質感が異なりますのでご注意下さいませ。今回ご紹介させて頂きますカメラは、あくまでもほぼ最終に近い試作機です。発売される製品版とは一部異なる箇所が出てくるかもしれませんので、その点ご理解のほどお願い申し上げます。

 

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マウント部分の表面加工は、シチズン時計株式会社の技術「デュラテクト」を採用。時計の表面加工技術で、「デュラテクトDLCコーティングマウント」と呼ばれることに。とても渋い輝きで、言われてみると「なんか時計っぽさ」を感じますね。


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そして、ウッドグリップ。もちろん、ベースは PENTAX KP オリジナルのグリップ交換仕様なので、取り外しと交換が可能。

今回のカスタムモデルでは、120年の歴史を持つ猟銃メーカーの株式会社ミロクテクノウッド社の木材加工技術が生かされた特別なグリップが標準装備されています。

聞く所では、某車メーカーの高級車のハンドルも作られているそうで、北米産のウォールナットから削り出し、9層のコーティングが施された職人による手仕上げだそうです。

このネイビーには Sumi Black 色のウッドグリップ付。高級墨汁がコーティング内に塗布されているとお聞きし、このなんとも言えないブラック感に合点がいく


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お次は、Black & Gold 黒金モデル。

このカラーは木製グリップの赤がとても映える。やばい (^^);;

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漆黒の外装部にプリントされた金文字も映える。派手派手しい金色ではないので、とても馴染んでます。

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背面部分の文字も全て金色

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トップカバーの全面 PENTAX ロゴ、サイドのペンタロゴ、モードダイヤルと機能ダイヤルの文字は白色です。
 

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このウッドグリップの別販売は予定されていないそうです。

「どれだけ声が大きくなっても?」とお聞きするも、お返事ははっきり「ない」でした。


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カスタム用のトップカバーを外した時の姿もなかなか惚れ惚れ。
こういう二面性もこのカスタムモデルの良さ。
ほんと雰囲気が変わります。
服を変えるがごとく、眼鏡を変えるがごとく、その時の気分でそれぞれがカスタム~ですね。

PENTAX_KP_J_LIMITED-0024.jpg20-40mmとのマッチングもかなりよし。
こういうレンズチョイスもカスタムの一部。
ご一緒にいかがですか~(^^);;

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このロゴの配置がレーシング感を醸し出す
かっこよさの源泉の一つ
ちょっと薄めなのが控えめで、前面 PENTAX ロゴとのバランス感

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直線を取り入れたデザインは空気を前面から後ろに呼び込む感じがして大好きだ。
複数の直線を入れたデザインは久しぶりではないだろうか?(感覚)

PENTAX_KP_J_LIMITED-0027.jpgもう一度、レッドのウッドグリップ
オークションにこれだけ出品されたら、いったいいくらの値段になるのだろうか……
もし失くしたら……要らぬ想像をしてしまう私なり

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個人的にはブラックだろうか。
ただ、ネイビーの表情の変わる塗装も捨てがたい。
悩みどころ。

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背面操作部の拡大。
金文字プリントです。

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ということで、PENTAX KP Jlimited を写真でご紹介してまいりました。



あと、機能面ではユーザーセッティングダイヤルのU5に「フォトグラファーモード」が搭載されています。

写真家の「吉村和敏」さん監修の風景撮影モードが設定されています。

「PH-mode Yoshimura」

是非、お試しくださいね~



それでは、販売系の情報です。

色は冒頭申し上げました通りの2色

① Black & Goid
② Dark Night Navy

①は上記の写真と実際はほぼ一緒

②は実際の感じを確認して頂きたところですが受注生産。見る角度、光の当たり具合で色が明るくも暗くもなるという青色。たぶん、はまる方には、とてもはまる塗装だと思います。



製品発表は、本日 2019年6月13日
発売は、2019年7月31日(予定)

販売方式は、受注生産です。

発売日のお届けは、6月30日までにメーカーに発注できたものとなります。

以降、7月からは「受注後、納期約4週間」混雑具合でプラスアルファも。

そんな販売形式となります。

 


実は、大変ありがたいことに、

この企画を立ち上げられ、そして製品化までもってこられた「おとこ3人組」の方々と南のバーでご一緒させて頂く機会がありました。

とにかく「熱い」

そして「明確な自分たちの想い」がある

お話を聞けば聞くほど、素晴らしき熱意に感激した次第です。

 

皆様の中にも、CP+の会場やファン感謝デーの時にお話になられた方が多いかと思います。

たぶん、私と同じ気持ちになられたのではないでしょうか。



今回の J limited はカスタムという切り口からですが、

市場をよく注視し最大公約数でもって、誰からも愛される「できすぎ君」カメラが多い昨今、今回のような市場とは対話しながらも作り手の熱き想いを超前面に打ち出したカメラってありじゃない!

そんな事を強く感じた新製品です。


「J limited」という新しい思想、是非今後も大切に育てていってほしいと思います。



それでは、

久しぶりに「カッコいいカメラ」に出会えた~

それで締めくくらせて頂きたいと思います。

 

 

【2019年7月31日発売】

ペンタックス KP J limited ボディ [Dark Night Navy] PENTAX

販売価格  会員様価格

ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/31197


 

【2019年7月31日発売】

ペンタックス KP J limited ボディ [Black & Gold] PENTAX

販売価格  会員様価格

ご予約ページはこちら https://www.yaotomi.co.jp/products/detail/31196

 



 

このブログ記事について

このページは、㊥カメラ 担当係が2019年6月13日 10:00に書いたブログ記事です。

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