カメラの八百富|RICOH が PENTAX を買収!正式発表

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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

電撃正式発表です。RICOH が PENTAX を買収しました。

あまりの電撃発表に驚くばかりです。
以下が、両社の正式発表資料です。ご一読ください。


2011年7月1日
株式会社リコー
HOYA 株式会社

リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業の買収合意について
株式会社リコー(コード番号7752、社長執行役員:近藤史朗、以下「リコー」)と、HOYA株式会社(コード番号7741、代表執行役:鈴木洋、以下「HOYA」)は、リコーによるHOYAのPENTAXイメージング・システム事業(以下「PENTAXイメージング・システム事業」)の買収(以下「本件買収」について、本日合意に至り、契約を締結いたしました。

本件買収の結果、リコーはデジタルカメラ等製品の一部において、またHOYAは内視鏡等において、ともにPENTAXブランドを使用することになります。本件買収を機に、両社は互いにPENTAXブランドの価値を高めることについて協力を進めてまいります。


1. 本件買収の背景

リコーの現在の基盤事業は、複写機/複合機等を中心とした画像ソリューションですが、1936年の創業時以来、数々のカメラを世に送り出してまいりました。1995年にはいち早くデジタルカメラを発売したほか、現在は高級コンパクトカメラの領域で高い評価を得ております。
デジタルカメラ市場の競争環境は厳しさを増している一方、その歴史はまだ浅く、今後さらなる技術革新や進化の可能性を秘めています。リコーは、光学技術やネットワーク技術の強みなどを活かしたコンシューマ事業の強化が必要であると考え、常に成長機会を探索しておりました。
一方で、HOYAは、2008年3月31日付で吸収合併いたしましたペンタックス株式会社より引き継いだPENTAXイメージング・システム事業をこれまで展開してまいりました。こうした中、HOYAは経営資源の選択・集中に取り組む一環として、本事業をこのたびリコーに譲渡することといたしました。尚、PENTAXイメージング・システム事業以外のデジタルカメラモジュール、DVD用ピックアップレンズ、内視鏡、人工骨、音声合成ソフトウェアの各事業は、HOYAが引き続き展開してまいります。

2. PENTAXイメージング・システム事業について

ペンタックスの前身である旭光学工業は、1952年に日本で初めて一眼レフカメラを開発するなど、カメラ市場をリードしてきた歴史を持ち、2008年4月からはHOYA傘下の事業部として、活動を続けてまいりました。
現在は中判、Kマウント、Qマウントのレンズ交換式デジタルカメラを持ち、またコンパクトカメラではOptioブランドの商品ラインアップを有しております。ナチュラルな画作りに定評があり、優れたレンズ関連技術も含めて、顧客満足度の高い商品を提供し、根強いファン層からの支持を獲得しております。
商品ラインアップ的には、ハイエンドコンパクトデジタルカメラに軸足を置いたリコーブランドとは、重複の少ない、並存可能な補完関係にあります。
また、PENTAXイメージング・システム事業にはデジタルカメラ事業以外にセキュリティーカメラレンズモジュール事業があり、リコーでの成長機会への貢献が大いに期待されます。


3. リコーにおける戦略的意義

リコーにおける本件買収の意義は、長年の課題であったコンシューマ事業を確立することにあ
ります。
今後のビジネス環境は、オフィスとホームの垣根が取り払われ、さまざまな商品サービスが大
きく変化していくと考えています。グローバル市場をにらんで、デジタルカメラのみならず、ビ
デオ会議システム、ネットワークアプライアンス端末など、よりコンシューマにフォーカスした
商品サービスをお客様に提供したいと考えております。本件買収はその第一歩です。
単純にリコーのデジタルカメラ事業とPENTAXイメージング・システム事業との統合シナジー
効果を求めるレベルに留まるものではありません。
1) デジタルカメラ事業の強化
・今後成長が期待されるレンズ交換式カメラでの事業強化を図ります。
・商品ラインアップや交換レンズ群の拡充を行います。
2) コンシューマ向け付加価値事業の創出
・写真を見る、保管・加工する、コミュニケーションツールとして活用するといった付加価
値サービス事業の創出、拡大を図ります。
3) その他
・中判デジタルカメラなどを用いた、イメージ・アーカイビング事業への参入を検討します。
・セキュリティ関連商品の拡大を行います。


4. 買収手法と手続き

本件買収は、HOYAが新設する子会社(以下「新設会社」)にPENTAXイメージング・システム事
業を吸収分割および事業譲渡により承継させ、リコーがその新設会社の発行済株式100%を取得す
る方法で行います。
経営権移転後も、リコーは完全子会社としての事業運営を行う予定です。
※尚、PENTAX イメージング・システム事業の欧州販売会社のうち、Pentax Europe Imaging System S.A.S.(以下、PEIS)については、
その株式(又はPENTAX イメージング・システム事業を営むPEIS子会社であるPentax Imaging System Limited及びPentax Imaging
System GmbHの株式及び持分)を本新設会社に譲渡することにつき、適用法令上PEISにおいて行うことが必要なPEISの労働組合との事前
協議手続の完了後に、PEIS株式の譲渡を実行するか否かについて最終決定を行う予定です。
株式譲渡契約の締結 2011年7月1日
クロージング日 2011年10月1日(予定)


5. リコーおよびHOYA連結業績への影響

リコーは、今回のPENTAXイメージング・システム事業買収による2012年3月期のリコー連結
業績に与える影響は軽微であると認識しております。
HOYAの連結業績への影響については、HOYA株式会社による東京証券取引所への適時開示資料をご覧ください。


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このページは、㊥カメラ 担当係が2011年7月 1日 15:20に書いたブログ記事です。

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