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カメラの八百富|新春・初売り1月2日/3日セールのご案内【実店舗限定】 のご案内です。

2016初売りバナー.jpg


突然ですが(例年のことでまことに恐縮です)、
初売りセールを行いますので、どしどしお正月、実店舗にお越し下さい。

このセールの告知は、WEB限定です。
日頃、このブログをご覧頂いているお客様への、「実店舗決済」での割引企画です。
(オンラインショッピングは対象外です)

◎店舗の年始の営業時間

 大阪駅中央店

  • 1月1日 臨時休業
  • 1月2日 10時00分~21時00分
  • 1月3日 10時00分~21時00分

◎期間

   平成28年1月2日/3日の2日間

◎対象商品/セール内容
   1.キヤノン デジカメ・交換レンズを20,000円(税抜)以上をお買い上げで2,000円引き!!

   2.フジX-T1,X-T10のどちらかをお買い上げで予備電池をプレゼント!!

  3.中古品(カメラ・レンズ・用品) 5%OFF!! (新品カメラなどは対象外です)

      下記,特別ご優待券を印刷してお持ち頂いたお客様に限り、現金にてお支払いの場合、販売価格より5%割引致します

  • 中古品扱い(赤い値札)の金融新品は対象外とさせて頂きます。
  • クレジット支払い、イコカ支払いは対象外とさせて頂きます。
  • WEB限定告知セールとなりますので、必ず下記優待券を印刷してお持ち下さい
  • 印刷できない場合には、店頭にてスマートフォンなどの携帯電話でこのページをご提示ください。
  • 後日、本券をお持ちになられての追加値引きにはご対応できません。ご決済時点のみ有効です。


◎特別ご優待券


右クリックで「画像だけを表示」を選択、「印刷」してご使用下さい。
ご使用時には、御住所・御名前・E-mailの欄にご記入下さい。
個人情報の取扱に関しましては、個人情報保護に関する基本方針をご一読下さい。
今後のセール情報が不要のお客様は「E-mail」の欄は空欄でお願いします。

 

優待券2016-thumb-520x312-59483.jpg

 

   

 

 

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カメラ買取・レンズ買取
㊥カメラ担当係"S"です。
 

ミノルタ一眼レフ「角窓」用 視度調整アタッチメント(レンズ) Vn
のお話し



超久しぶりの中古カメラネタです。

今日ご紹介するのは「ミノルタ一眼レフ」用の視度調整レンズ(視度補正レンズ)について。
物はこれです。

とても単純なアクセサリーでありまして、枠と度の入ったガラスレンズの二点で構成されています。


eyepiece-vn-001.jpg最初のミノルタ製一眼レフの接眼レンズ部分は丸い形だったのですが、機種でいえば「New SR-1やNew SR-7、SRT-101」の頃から長方形の角型に変更されました。

以降、その形状は最後の最後まで変更されることはなかったので、マグニファイヤーやアングルファインダーなど接眼系のアクセサリーが、オートフォーカス機に至るまでの半世紀にわたって共通して使用できるという、とてもとても素晴らしい仕様となっています。


ただ、今となれば当たり前の「本体内蔵の視度補正」が本格的に導入されたのはA-707Si以降でありまして、それまでの機種では上の写真の「視度調整レンズ」が必要で、永年生産され続けられました。

(※ MINOLTA XD-S は除く=世界最初の内蔵カメラだったのですが……1台限り、不思議だ~)


ところがもって、この視度レンズ、その差をどう視度を見分けたらよいかとても分かりずらいという所でありまして、今回のブログはその辺の記録と言いましょうか、

例えばカメラ店のジャンク箱で「ミノルタ用の視度調整レンズをみつけたいけど、どう選んだらいいんだろう?」

という場合のお助け話になればなあ!という所です。

上手くいけば、インターネットで「ミノルタ 視度調整レンズ」と検索してもらった時に上位に掲載されて、ちこっと参考になればと思っております。


まず、どうミノルタ用と見分けるですが、残念ながらとても分かりずらい。
昨今老眼が出てきた私にはとても辛い話です。
 

まず、形状的に見分ける方法その①

裏側に小さく小さく「ミノルタのロゴ」が刻印されています。


eyepiece-vn-002.jpg上の写真の上の赤丸部分に、長い間生産していたので、「minolta」の旧ロゴか、「MINOLTA」の新ロゴのどちらかがが刻印されています。
経験値から言いますと、古いロゴだからといって機能的に問題が出ているとか、あるいはプラスチックが劣化しているとかというケースは全くと言ってよいほどありませんので、あまり気にされなくてもよいかと思います。


形状的に見分ける方法その②

下側の丸内には、「JAPAN」と刻印されいますので、上の写真の形状などと合わせて、見分けてご購入下さい。
(同じような形状のものは他社にはありませんので、こういう感じのものならミノルタ用と思って頂いて大丈夫かと思います)

それでも、あえて点検する所をあげるのなら、この視度補正レンズの固定は下の丸印二か所の爪でカメラ側の接眼レンズの内側と引っかける方式なので、その部分に欠けや劣化がないかという所でしょうか。

eyepiece-vn-003.jpg
じゃ、「これがどれ位の視度なの」という一番肝心な部分なのですが、これが史上最大に分かりにくい。

表示の刻印が小さいあげくに、表示の意味が一般的ではないので、そこをご説明させて頂きます。


まず、表示されている箇所はここです。

eyepiece-vn-004.jpgこんな感じで下側の側面に、「1~9」の数字が刻印されています。

ただ、この「6」が意味不明ですよね。実は、こういう換算をします。
 

遠近区別 アタッチメント 視度(ディオプター)
 遠  視  用  No.1 +0.5
遠  視  用 No.2 +1.0
遠  視  用 No.3 +1.5
遠  視  用 No.4 +2.0
遠  視  用 No.5 +3.0
近  視  用 No.6 -1.0
近  視  用 No.7 -2.0
近  視  用 No.8 -3.0
近  視  用 No.9 -4.0



ねえ、なんとなく意外な並び順でしょ。
ご覧のように、連続してないし、ピッチも遠視側と近視側で異なるという仕様。

是非、ご購入される際のご参考にして下さい。特に、度数の間隔は「どれにしようかな」の時の判断になるのではないかと思います。

 

そして、最後に「その選び方」 … 説明書からの引用です
 




① カメラがあるとき

  • カメラの距離目盛を∞に合わせて遠距離の被写体をファインダーを通して見ます。遠視の方は No.1 ~ No.5 、近視の方は No.6 ~ No.9 のアタッチメントの中からどれか一つを選ぶ、眼の近くに当てて物体を眺めます。この方法で視度の合いそうなもの(はっきり見えるもの)を2種類選びます
  • この中で度のゆるい方( No. の小さい方)をカメラに取り付け、度のきつい方とゆるい方の差に相当する視度のものを手にもち、これをカメラと眼の間で出し入れて覗きながら比較します。
     
  • 例えば、 No.7 と No.8 を選んだ場合、カメラに No.7 (視度 -2.0 ディオプター)を取り付け、 No.7 と No.8 の差に相当する No.6 (視度 -1.0 ディオプター)を手に持って出し入れして比較します。この時、 No.6 を付け加えた方が見やすければ No.8 が適しており、No.6 を除いた方が見やすければ No.7 が適しています
     

② カメラがないとき

  • 1m 離れた物体を見て、見やすいものを2種類選びます。その内の度のゆるい方を手に持ち、度のきつい方とゆるい方の差に相当する視度のアタッチメントを左手に重ねて比較します。
     
  • 例えば、 No.7 と No.8 の比較では、 No.7 を左手に持ち、 No.7 と No.8 の差に相当する No.6 を右手で No.7 の上に重ねます。その時 No.6 を加えた方が見やすければ No.8 が適しており、 No.6 を除いた方が見やすければ、 No.7 が適しています。
     

※ご注意 アタッチメントの選択はできるだけカメラに取り付けて選ばれることをおすすめいたします。

 



まるで、メガネの検眼みたいですが、より正確にという場合には、上記な方法を活用下さい。

そういえば、ミノルタのサービスステーションには、「円盤の円周上に視度レンズを配したウチワみたいな、回転する器具」が置かれていましたね。懐かしい。




八百富写真機店 ㊥カメラ担当係 " S"

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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

「黄色のラインが目印」Macro-NIKKOR 65mm F4.5 マクロ ニッコール 65mm F4.5 (4x5判対応)が入荷しました!

macro-nikkor-65mm-001.jpg黄色のラインが特徴。マルチフォト(大型マクロ写真撮影装置)用に専用設計されたレンズで、特殊用途に開発された産業用ニッコールの1本です。ネットで、「ニコン マルチフォト」って調べてもらえば、その姿が出てきます。照明装置付きの大型コピースタンドという感じで、撮影倍率が高くなるのでかなり頑丈な構造物となっています。

大学などに納品されたようで、細胞の組織写真などの撮影に使用されていたものです。従って、その写りは「超解像」、ファインダーをのぞくだけでも「その凄さ」が伝わってくるレンズです。

なんか、久しぶりに「のぞいただけで性能の高さを感じるレンズ」に出くわしたという気分です。

元々は4本組みのレンズの一つで、撮影倍率に応じてレンズが設計されており、この65mmF4.5の基準倍率は5倍(推奨範囲:3.5倍~10倍)となっています。

レンズそのもののマウントは「L39」ライカマウントです。

このレンズの名称は「Macro マクロ NIKKOR ニッコール」、よく言われる話ですが、ニコンさんの場合、マクロとマイクロは明確に使い分けておられ、等倍までが「マイクロ Micro」、等倍以上(拡大)が「マクロ Macro」、今回のこの商品は等倍以上なので「マクロ」というわけです。
今回入荷したレンズは、これに純正の「L-Fリング」=ライカマウントL39をニコンFマウントに変換するアダプターが付属しています。

macro-nikkor-65mm-004.jpg但し、ピントは固定となりますが、このまま直付けも可能。

macro-nikkor-65mm-005.jpgこの状態でカメラを前後させ、ピントを合わせた写真がこれです。(D800 絞り開放)
クリックで拡大されます。

D800直付け絞り開放.JPG絞りを「3」にして撮影。同じく、クリックでフルデータでご覧いただけます。

D800直付け絞り3.JPGサムネールの画像ですら、なんかオーラが出てます。

とは言え、基本はベローズを介して、ご使用いただくの順当で、ベローズの繰り出し量で撮影倍率を調整して使用します。こんな、感じですね。

macro-nikkor-65mm-002.jpgこのベローズでの最大繰り出し量はここまで。PB-6とPE-6の組合せでは、さらに繰り出しが可能です。

macro-nikkor-65mm-006.jpgこの組みわせで撮影した写真を次ページでご紹介。


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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

㊥カメラ担当係"S"が駆け出し店員だった頃、
とある常連のお客さんから


 「なあ、あんた。若いからというて、ズームファインダーとユニバーサルファインダーを言い間違えたら、中古カメラ屋の店員"失格"やで。もっと、しっかり勉強しいや!」

と怒られた(ご指導頂いた)ことがあったのですが、
ある程度の経験を積んだ今、その時のことを思い出しますと、


「けだし名言」
「あの時は、ほんまええ"カツ!"をお客様から頂戴した」
「中古カメラは、まずは原理原則を理解すること」
「また、日頃からそう心がけることで、初めて出くわすカメラともお付き合いできるようになる」


と、その時のご指導の「真意」に感謝するのですが、
しみじみ、「中古カメラ屋の店員」って、ほんとお客さんに育ててもらっています。

そのお客様の真意は、単に言葉の使い方の誤りを指摘することではなく、構造や原理の違いを理解せず、「解ったふりをしながら、お客様に調子を合わせている、"知ったか"店員(私)の姿勢」に「カツ!」を入れられたわけです。

今となっては、「ナイス、カツ!」です。
以降、そのお客様からは、ほんとたくさんたくさん教えてもらいました。

「わしらはなあ、あんた生まれる何十年も前からカメラとつきおうてんの。そりゃ、単なる趣味やで。」
「けど、あんたは、中古カメラのプロになるんやろ。」
「じゃあ、これからわしらの話相手になってくれるんやったら、よう勉強せなあかん。」
「底が浅いというか、お里が知れるような物言いしとったら、興ざめやで。」
「わしら、あんたが今どんな程度かすぐ見抜ぬくで。」
「無理して話を合わせなはんなや。まずはいろんな人の話を、よ~く聞くことからはじめなはれ。」
「まずは聞き上手や、ほんならいっぱい情報や知識がやってくるで~、そうなったらしめたもんや」

そんなかんだで、その最初に教えてもらったのが、「ズームファインダー」と「ユニバーサルファインダー」の構造。

その方いわく、

「カメラ屋のぞいて、一番興ざめするのがこの間違い。逆に値札に書いてあったり、そう言うとったりするのを見聞きすると、ああこの店あかんなあ!とワシらはなるわけ。気つけやあ!中古カメラ屋の店員失格~!の烙印押されんぞ~!」

というのが、今回のタイトルの真意だったわけです。

ところがもって、今日、うちの若いスタッフが、なんとまあ「同じ間違い」をしているのを発見。
カメラの買取台帳に「ニコン・ズームファインダー」「ニコン・ズームファインダー」と記帳しているのですが、出てきた商品がこれ。

まさしく、「お里が知れる」間違いだったわけです。



NIKON-FINDER-001.jpg

答えは、左側がズームファインダー、右側がユニバーサルファインダー。

(※左側ファインダーのニコンさんの正式英語表記は「VARIFOCAL VIEW FINDER」です)


ところが、ここが中古カメラ的に難しい所で、左側を正式?に言うなら、「変倍式ユニバーサルファインダー」と表現すべし!、あるいは右側は「正像式ユニバーサルファインダー」である!、というご意見もあるわけなんですが、一般的にはこう呼んでます。

言葉の概念としては、一つのファインダーの中で画角を連続的に変える事ができるファインダーを広義のユニバーサルファインダーと呼び、その中で「視野を広げたり絞ったり=倍率は同じで枠が伸び縮み=望遠時は中心以外は真っ黒、小さく縮ん出し視野が真中に見えている」なるものを狭義のユニバーサルファインダーと呼んでいます。

つまり、ズームファインダーも広義のユニバーサルファインダーの一つで、ファインダー内像の倍率が変化するものを「ズームファインダー」と呼び、ファインダー内像の倍率は変化せず、視野枠が大小するものを「ユニバーサルファインダー(狭義)」と一般的に呼んでいるということです。

そんなんじゃ全くもって分かりにくい話なんで、写真でご説明しましょう。

まず、これが狭義の「ユニバーサルファインダー」の広角側の見え方。
 

NIKON-FINDER-002.jpg

で、望遠側にするとこんな風になります。(倍率は同じで、視野だけ狭くなる)
 

NIKON-FINDER-003.jpg

次に、「ズームファインダー」。広角側は同じような見え方です。
 

NIKON-FINDER-002.jpg

で、ズームリングを望遠側に回すと、こう。全くもって、今の時代では極く普通の見え方なんですが、このように大きく見えるっようになったことは、すごく革新的なことだったのです。
 

NIKON-FINDER-004.jpg

お分かり頂けましたでしょうか。

この区別がついていないと、昔の私のように、あるいは若いスタッフのように、とりあえず適当に呼んで間違えるというわけです。

 
あと、倍率は視野毎に変化するが連続的に変化しないタイプ、外観的には対物側が顕微鏡みたいで、円状に配置された数本のレンズを回転させながら画角を変化させるものは、ターレットファインダーと呼んばれており、広義のユニバーサルファインダーの中の一つです。写真がご用意できればよかったのですが、あいにく在庫がないためご勘弁下さい。

その他、ズームファインダーが2本搭載された、ターレット型ズームファインダーというものがあったりと、まあ一眼レフの前のレンジファインダーの時代は、単焦点ファインダーを含め色々と工夫されたファインダーが数多く生産され、収集家にはたまらん世界となっています。

ということで、
今日はニコンのファインダーを2機種ご紹介させて頂きます。

 

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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

黄色(茶色)に変色してしまった
 黄変レンズは、レンズをバラバラにして「天日干し」すると透明になります

レンズを窓際に1週間放置するだけで「黄変度合い」が軽減するか、先日チャレンジ。
が、残念ながらほとんど変化なしだったと、前回ご報告しました。

それではということで、再度「修理屋さん」にお願いしてレンズをバラバラしてもらって、再実験。
その結果報告です。

まず、実験前がこれ。
SMC-TAKUMAR-50mm_002.jpg次の写真が、4日間「天日干し」した結果。

SMC-TAKUMAR-50mm_005.jpgどうです。

各玉どれも、かなり透明度が増していますね。
特に、後玉(下段)のレンズ群の黄変度合いは「かなり」改善されており、効果抜群です。
推測ですが、後群の貼り合せレンズ(下段左側)がアトムレンズで、その放射線の影響で変色した前後の玉までも改善された感じです。

が、ちょっと問題が......。
上段右側のレンズの墨塗りに問題が発生してしまったようです。

長期間強烈な太陽光にさらしたことが原因でしょうか、墨塗り部分が薄くなってしまったようです。同じ期間さらした下段左側の墨塗り部分は劣化していませんので、一概には言えないようなのですが、とりあえず、前群の絞り側のレンズの天日干し期間は出来るだけ短くしたほうがよさそうです。

ご注意くださいね。

感じとしては、最初の1日目で黄変が激減しますので、あっさりそれ位でやめたほうが無難かもしれません。もし、実際に同じようなことをされる場合には、くどいようですが「自己責任」でよろしくお願い申し上げます。

再度、組み上げもらったレンズはこれ。
(前回と同じで、ちょっと透明感が誇張されてます。実際は、少し黄色さ残りがあります)

SMC-TAKUMAR-50mm_006.jpgもとの状態がこれなので、かなり両者の差が感じとれます。

SMC-TAKUMAR-50mm_001.JPG

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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

今度は、「黄変レンズを分解せず、そのまま窓辺に1週間放置してみました」!が......


前回の成功に味をしめて(実態は調子に乗って...というほうが適切かと)、今回はそのまま日の当たる窓辺に1週間レンズを「放置」してみました。

普通、誰でも簡単にレンズを分解できるわけじゃないですよね。

そんじゃ、「そのまま天日干し」という方法で、レンズの黄変がましになるなら、そりゃ 「そっちのほうがすばらしい」 ってな発想です。

今回の実験に参加してもらったレンズは、これ。
Super-Multi-Coated TAKUMAR 50mm F1.4 いわゆる SMCタクマー 50 の1.4 です。

このレンズ、ご存知のようにかなり黄変度合いがすごい個体が多く、ご多分に洩れずこれも、下の写真のように明らかにカラーバランスがおかしくなるレベルの変色です。
SMC-TAKUMAR-50mm_001.JPG前回の学習効果を生かし、後群が黄変しているだろうと推測し、後玉を上に向け、1日1日毎に90度回転させながら窓辺に放置、待つこと1週間。

もっと日の当る外に置けばよいのでしょうが、もし雨が降ろうものなら、レンズがおしゃかになるので、仕方なくというところです。その分、期間は長めです。
(嫁さんに「雨降ったら家の中にいれてね~」とは言えず......でしょ皆さん・笑)

が、残念ながらあまり見た目の変化なし。贔屓目に見て、ちょっとましになったかというレベルでした。残念.........残念。

そんなんで、
「最も黄色いレンズが一番奥だから、そのままじゃ無理なのかな」
「放射線の影響で黄色いレンズも他にもあるのかな」
なんて仮説を立てて、再度実験することに。

ということで、再度「修理屋さん」にお願いして、今度はレンズを全てバラバラにしてもらいました。
こうすると、どのレンズが、どれ位黄変してか一目瞭然ですね。

ただ、どれがアトムレンズ(トリウム入りレンズ)で、どのレンズが放射線の影響(ブラウニング現象)を受けたレンズかまでは?ですが、黄変度合いに差があるようです。

SMC-TAKUMAR-50mm_002.jpg1段目の左側から前玉、2枚目、3枚目の貼り合せガラス、これが前群。
2段目が後群。左側が絞りの側の貼り合せガラス、5枚目が真中、最後が後玉の表面です。

ご覧の通り、前群はほぼ透明。1枚目・2枚目がほんの少しだけ黄色さがあるような状況です。

後群は、前回の SMC TAKUMAR 6X7 105mm F2.4 と同じで、絞り側の合わせガラスが元も黄色に変色しています。あとは、順々に黄色さがましになるという感じですが、あとの5枚目・6枚目もそこそこ黄変しています。

これらのガラスを全部通ってくると、つまり「黄色を足し算する」と上の写真のような黄色となるわけです。

実際の黄変度合いは、フィルターで言えば「曇天用のW4」位の感じです。

SMC-TAKUMAR-50mm_003.jpgさあ、明日から屋外で数日間天日干し。今度は雨が降っても大丈夫です。
さてはていったい、今度はどうなるでしょうか。

後日、報告させていただきます。

+++中古カメラ担当係+++ 



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「黄変レンズを太陽光線にさらす」実験が終了しました。なななんと、「ほんまに変色度合いがましになりました」

何やら怪しげな保険適用外治療みたいな話なんですが、ほんまに「レンズに日光浴させる」と、黄色の変色がましになるようです。

まず、これが最初の状態で、

thorium_lens-001.jpg1日目「晴天」+2日目「くもり」+3日目「雨模様」の間、さらすとこんな具合。

thorium_lens-002.jpgまあ、実際はもう少し「茶色っぽさ」があります。デジカメで写すと、実態より透明感が増してなんか誇大表示になっているような感もあるのですが、元々はもっと黄色というよりほぼ茶色かったので、実験前後の差を見比べてもらえればと思います。




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「黄変レンズの変色度合いがましになる」って本当ですか?只今、このレンズを太陽光線に毎日さらしています!

こんなふうに黄色くなったレンズをお持ちの方がおられると思います。

thorium_lens-001.jpgこの黄色いガラス玉、巷でアトムレンズと呼ばれているもので、1960年台に高屈折率と低分散を両立させるために開発された高性能ガラス「酸化トリウム入りレンズ」だそうです。

あまり気分のいい話ではないのですが、このガラスに含まれている「酸化トリウム」は放射性元素。微量ながらも放射線をだしているそうで、この放射線の影響(ブラウニング現象というらしいです)でレンズが黄色く変色しているのだそうです。

世間にはすごい方もおられ、実際にどれ位の放射線を発しているか計測された方もおられるようで、健康上どうだ、あるいは何cm離れれば問題ないとか、まあいろんなことが書かれております。私自身は、そういうことをあまり気にするタイプではないので、平気で取り扱っておりますが、十人十色、どうかご自身のご判断でお取り扱い下さい。

で、実際にどんなレンズに入っているかと言いますと、まず有名な所では、Lietz社が製造した Summicron 5cm f/2 の一部のロット。ただ、黄色く変色したズミクロンは「普通のズミクロンよりよく写る」ということで、通常より高値で取引されていることもあります。

実際に、当店のお客様でそのトリウム入りズミクロンをお持ちの方がおられるのですが、その昔、それで撮影された写真を見て驚いたことがあります。ほんま凄い写りで、世間の評価はほんまもんや!と確信させられました。(まあ、あくまでも個人的な意見で~す。)

その他の有名所は、PENTAXの標準玉や広角レンズの一部でみられます。例えば、

  • Super Takumar および SMC Takumar 50mm F1.4
  • Super Takumar および SMC Takumar 35mm F2
  • 6X7用 SMC Takumar 105mm F2.4

さらに、これらの中の一部にはすっばらしく「黄変」した個体があり、リバーサルフィルムでは全く使えないほど「カラーバランス」に影響を与える状態まで変質しているものも見受けられます。(同じレンズ群でも程度差があるということです)

ただ、現在は「デジタルカメラ」でご使用になるケースが多く、「ホワイトバランス」を調整することで結構なんとか使える状況ですので、少々変色していても、最近は非常によく売れるようになっています。

と、ここまでは以前にこのブログでお話ししたことがあると思うのですが、ふとネットで色々と検索していましたら、なんと「この黄変が軽減する」との情報が載っているではありませんか。

そこで早速、私も実験!
修理屋さんにお願いして、黄色く変色したレンズを取り出してもらったのが上の写真。

今、手元にこのレンズ群を抜いた状態で再組み立てしたレンズがあるのですが、それは全くもって「透明」なので、この貼り合せレンズがアトムレンズということです。

じゃ、このレンズをどうするかと言いますと、数日間「太陽光」にさらします。
どうせなら反射光も利用しようということで、くちゃくちゃにしたアルミホールの上にレンズを載せてま~す。

さて、いったいどうなることやら!数日間後が楽しみ、あらためて結果をご報告します。

あっ、何のレンズかご紹介するのを忘れてました。
このレンズ、結構「黄変」してた67用SMCタクマー 105mm F2.4です。
後群の絞り側に位置するレンズだそうです。



+++中古カメラ担当係+++ 


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マミヤ  プレス スーパー 23 用の スポーツ ファインダー SPORTS FINDER (SUPRE 23 MAMIYA) が入荷しました。

MAMIYA_SPORTS_FINDER-001.jpg昔からカメラをやっておられる皆様には、非常に懐かしい製品で、いわゆる日本語で「素通しファインダー」、英語で「スポーツファインダー Sports Finder 」と呼ばれるものです。

日本語では「構造・材質」を基準にして、英語では「機能」を表現している所が非常に面白く、なんとなく国民性を表していますね。

このファインダーには何も光学系が存在しないから「素通しファインダー」と呼ぶのは、いかにもいかにも、超日本人的。反対に、「じゃーどういう用途に使うのかってすぐに分かるように名前を付けよう」というのは、これまた、いかにも欧米的。

日本人には、「カメラに付けてなんぼのもん」、あるいは「買ってなんぼのもん」のアクセサリー、欧米人は「使ってなんぼのもん」、まあそんなアクセサリーです。

と、なんの用途説明にもなっていない書き出しで恐縮です。
あらためてこの「スポーツファインダー」なるものをご説明しますと、

【構造】 
  • 光学部品を全く用いず、枠のみで構成される簡易なファインダー
【長所】
  • 軽くて、折りたたみ式にすると収納時に薄くできる
  • 枠外の視野も見えるので、移動物を捕捉しやすい
  • 望遠時、瞬時に被写体を捕捉できる
  • 像の歪みが皆無で見やすい
【短所】
  • 像倍率は等倍なので、広角レンズには不向き(光学的な補正を要する)
  • 撮影者は遠景に自身の目の焦点を合わせるので、枠がボケてしまう
  • ファインダー自体が大型となるので、小型カメラには不向き
  • 視差(パララックス)が生じる
【用途】 
  • プレスカメラ
  • 中判カメラの補助ファインダー(ハッセル・マミヤ各機・コーワ・リンホフなど色々)
  • 二眼レフには、組込ファインダーとして内蔵されている場合が非常に多い
  • 昔のボックスカメラなどには多数組み込まれている
  • 小型カメラ用としては、ライカやレチナ用、あるいは水中カメラ用などがある
【実際の使用度・人気度】
  • 使い込まれたものを見たことがないので、実用度はかなり低いものと思われる
  • マミヤ645系に至っては、標準添付品にもかかわらず、ほぼ全数未使用状態で入荷してくる
  • が、ハッセルやRB用は割と見かけるので、なんとなく買いたくなるアクセサリーかと?
  • 使っている自分を全く想像できないが、なんとなく買って付けてみたるなるアクセサリー

まあ、簡単に言えば、
「だいたいで(アバウト・適当に)、ぱっと構図を合わせて撮影する時用のファインダー」
従って、
  「構図も、露出も、ピントもだいたい。シャッターチャンス優先のファインダー」
そんなんで、
  「市場で見かけると言えば見かけるが、使っておられる現場に遭遇したことがない」

そんなアクセサリーという具合です。

そして、今日ご紹介するのはマミヤ・プレス用なのですが、これはかなりの珍品です。

マミヤさんという会社は、おそらく世界一の「スポーツファインダー党で」、最近のカメラを除くと、ほぼ「スポーツファインダー」を完備されていました。たぶんその中で一番珍しいのが、このプレス用ではないでしょうか。ここ最近、自分の店を含め、市場で全く見なかったので、今日ご紹介というわけです。

たぶん、ネットで「マミヤ プレス スポーツファインダー」って検索していただいたら、このブログでご紹介する内容や写真や、当店の販売サイトの内容がトップに出てくるようになるのかな......、それ位珍品かと思います。ただ、上で申し上げました通り、そう人気があるものではないので、どなたか、是非とも引き取り手に立候補頂けたら幸いです。

では、その構造を詳しくみて行きましょう。


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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

Nikon NIKONOS III 「ニコノスⅢ」 の注意書きタグに書かれていることは、絶対に守りましょう!!! カメラが破損して使い物にならなくなりますよ!!!

ということで、非常に珍しくニコノスIIIに「注意書きタグ」が付いて入荷してまいりましたのでご紹介させていただきます。

nikonos_III-001.jpg新品でニコノスIIIを買って箱を開けて、最初に目に飛び込んでくるのが、この大きな黄色タグ!

実は非常に重要なことが書かれているもので、よくある「念のための注意書き」という類いのものではありません。これを守らなかったために、あるいは知らなかったために、「あ~あ、ぶっ壊れちゃったよ!」という話を聞いたことや、売りに来られたニコノスが「ぶっ壊れていた」ことは沢山あります。

で、なんて書かれているかといいますと、

ご注意
 カメラをあけるときは、まずレンズをはずして下さい。


という具合で、このカメラの構造を知らないない方には、なんのことかさっぱりお分かりにならないかと思います。が、これはこのカメラの特殊な構造に起因する「注意書き」なんです。

nikonos_III-002.jpg裏面は、他の言語。

nikonos_III-003.jpgその理由は、この構造にあるわけです。

nikonos_III-004.jpgこれはニコノスⅠ(NIKONOS I)型初代からの共通使用なのですが、本体(ボディー)が外側のユニットと内側のユニットの2つの部品で構成されているいます。その内側のユニットにバヨネット部がありますから、レンズを外さないと2つが分離できない仕組みとなっています。

ちょっと、言葉でわかりにくいでしょうから、写真で確認してもらいましょう。

nikonos_III-005.jpgというわけで、レンズ・外ケース・内側のカメラ本体の3つの部品で成り立っていることはご理解いただけたと思います。

「じゃ、なんでここまで大きなタグまで付けて、注意喚起」をしてるんでしょうか。その答えは、次ページで説明させていただきます。

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カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

CHINON チノン CP-9AF マルチプログラム MULTI-PROGRAM Wズームセット(28-70mm/70-210mm)が入荷しました

ご存知のように、この手のカメラは㊥カメラ担当係"S"が最も大好きなカテゴリーでありまして、使い心地や機能などの真面目な切り口とは一切無縁、いわば「砂漠のオアシス」みたいなもんです。


chinon-cp9af-001.jpg「俺、なんでこんなもんにひかれたんだろう......」

まあ冷静になってよーく考えればわかる話で、なんのこっちゃか全然関係ありませんが「スキー場でのサングラス越しの出会い」みたいなもんです。

このブログにご来店の皆様なら、「中古カメラ屋」を出た時、
「なんで俺、紙袋をぶらさげてるんだろう...」
と、ふと我に返られたご経験が一度や二度ぐらいあろうかと思います。

そのような時、お供になっている可能性のあるカメラの一つがこれ。
今日、ご紹介するカメラ 「チノン CHINON CP-9AF MULTI-PROGRAM」です。

CHINON_CP-9AF-002.jpgこのカメラが発売されたのは1988年7月。

ニコン NIKON F4 / F4S  1988年12月
ニコン NIKON F-801AF  1988年6月
キヤノン CANON EOS 650 1987年3月
キヤノン CANON EOS 750 / 850 1988年10月
ペンタックス PENTAX SFXN 1988年11月
ペンタックス PENTAX SF7 1988年9月
ミノルタ MINOLTA α‐7700i 1988年5月
オリンパス OLYMPUS OM101 1988年2月
京セラ KYOCERA 230-AF 1986年12月

こんな機種たちが全盛(一部除く)だったころです。

めちゃめちゃ売れた機種もあれば、まったく売れなかった機種、あるいは値段で売り込んだ機種などが混在するのですが、間違いなくこのカメラは全く売れずの部類、今や、ほとんど市場で見かけることはありません。

が、実は結構すごいカメラなんですね。

その第一の特徴が、専用のチノンAFマウント。なんとレンズにコアレスモーターを内蔵する方式を採用した35mmAF一眼レフなのです。他社のほんとんどが、本体側駆動(ボディー内モーター)方式であったのにもかかわらず、チノンという一眼弱小メーカーがレンズの大きさや形をかえることなくレンズ内モーター方式を実現したことは、もっと評価されてもよかったのではないでしょうか。

でも、そのころの日本は「ミノルタ・ニコン・キヤノン・ペンタックス」の4社で市場を占有していた時代。オリンパスですら負け組という状態で、残念ながら他のメーカーが入り込める余地などなく、チノンという会社も撤退せざるを得ない運命にあったわけです。

ゆえに、チノン製AFカメラはこれ一代でもって終了、しかもチノン最後のレンズ交換式一眼レフとなった歴史的カメラというわけです。

CHINON_CP-9AF-003.jpgもちろん厳しい戦いを挑むわけですから、メーカーとしてはなんとかしようとあの手この手の戦略を考えねばなりません。その一つがレンズマウントで、マウント形状をよくご存知の方は上の写真からすぐにお分かりになろうかと思いますが、「専用のチノンAFマウント」といいながら、実は「ペンタックスKマウント」となっています。

もちろんMF(マニュアルフォーカス)となりますが、ペンタックスのKやKAレンズ、あるいはリコーのRKマウント(リコーKマウント)レンズが併用できるように設計されています。

もともとMF一眼レフを作っていた時代からKマウントだったことも大きな要因ですが、レンズ資産を継承できるようすることで、「Kマウントユーザーも取り込めたらいいな」との思いからこの世に出たカメラだったわけです。

発売当時、㊥カメラ担当係"S"は学生アルバイトとしてこの八百富で働いていたのですが、このカメラに関しては全くもって見たことがない、カタログとのかイメージも全くありません。たぶんなんですが、日本国内ではほぼどこも扱っていないような状態であったものと思われます。同じ時代に発売されていたコンパクト一眼「チノン ゼネシス GENESIS」は沢山売った記憶がありますから、うちの店としてはチノンさんと取引していたにもかかわらず、どこも非常に冷たい扱いをしていたようです。

その辺はメーカーさんも同じで、そう売れなくてもいい、でもコンパクトカメラを沢山売っていくためには「AF一眼もあるメーカーだ」という事実も必要だった、そんな位置付けのカメラであったものと思われます。


では、カメラを詳しく見ていきましょう。

カメラ全体のフォルムは、それ以前に発売されていた「CP-7m MULTI-PROGRAM」とよく似ていて、ほぼ大きさや重さを変えることなくAF化されました。ただ、レンズはコンパクトに作り上げたのにもかかわらず、なんで本体内にAF駆動系の部品を入れ込む必要がなかったのに大きさが変わらなかったの?という視点では、デザインの「斬新さ」や小型化の要請に欠けるものとなってしまっています。

その辺は開発期間の短縮をできるだけ短くしたかった事情からでしょうかね。まあそれでもよくチノンという裏方系会社がここまですごいカメラを作り上げたこと自体は、素直にほめてあげたいと思います。

で、実際にこのカメラを動かしてみると、なかなかキビキビしたレンズの動きに脅かされます。
当時のCANON EOSのレンズ内モーターと変わらないほどの、非常にスピード感のある動きで、ボディー起動の他のカメラより(どこかのSAFOXとはよう言いません...失礼)、よっぽどうまくオートフォーカスが合焦します。

AF方式は、CCDラインセンサーによる位相差検出方式で、AF補助光を本体に内蔵していますので暗所も補助光の届く範囲でAFが作動します。

面白い機能が、「キャッチインフォーカス」で、AF機構と連動して合掌すればシャッターがおりるという機能が搭載されています。

(ご参考)
当時、オリンパスさんは「ゼロインフォーカス」という呼称で同じような機能をOM30の時代に実現しています。現在は、ペンタックスさんが同じ呼称「キャッチインフォーカス」で同じような機能を搭載しています。


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今回はクイズ形式で。このカメラの機種銘はなんでしょうか?

まず、このカメラの最も特徴的な部分からご紹介しましょう。
接眼部の上、通常はアクセサリーシューがある部分に、こんな突起物が......?

いずれにせよ、この段階でお分かりになる方はかなりディープな世界の住人かと。(笑)

PENTAX_MF-002.jpgとは言え、後のボケたパーツの雰囲気や接眼枠の形から、「ペンタックス ME」などのM系って位の推測はできますね。じゃ、そのボケたシャッターダイヤル部を拡大してみると、これなんです。
あれれ......、なんか変だぞ?

PENTAX_MF-001.jpgMEならシンクロスピード「100X」なのですが、このカメラは「1/4」という表示になっています。
さらに、反対側の巻き戻しクランク根元の露出補正ダイヤルの表示がこれまた変なんです!!!

PENTAX_MF-003.jpgここもMEなら「1/4X 1/2X 1X 24X 」と表示されている所なのですが、アルファベット大文字・小文字で「abcd o ABCD 」と刻印されています。

そして、このカメラの裏ぶたを開けると、さらに混乱させられます。
「え、ペンタックスのハーフサイズ機?そんなのあったの?」という具合です。

PENTAX_MF-004.jpg

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これは珍しいCANON LENS MOUNT CONVERTER P (M42マウント) キヤノン レンズマウントコンバーター が入荷しました。

CANON-MOUNT-CONVERTER-001.jpgFDレンズ用の純正マウントアダプターといえば、
① LENS MOUNT CONVERTER A
    (レンズ)ライカマウント (ボディ)FDマウント ... 無限大がでない・主にベローズ用
② LENS MOUNT CONVERTER B
    (レンズ)FDマウント (ボディ)ライカマウント ... 無限大がでる・距離計非連動(目測)
の2種類が有名なのですが、
こんなM42マウント用のマウントコンバーターも発売されていたのですね。

名称は、LENS MOUNT CONVERTER P。
    (レンズ)M42マウント...ペンタックススクリュー (ボディ)FDマウント ... 無限大がでる

お恥ずかしい限りですが、全くもってその存在を知りませんでした。

ただ、こういうアダプターが生産された背景といいますか力関係を想像しますと、非常に面白いです。
現在はニコンとキヤノンの2社が市場を引っ張る形でカメラ市場が形成されていますが、一眼レフ創成期は群雄割拠の時代。いかに他社の顧客を奪うか!が至上命題。本体を買い換えてもらうには、お持ちのレンズ資産の継承・活用の解決策が必要だったわけで、各社色々と工夫をこらしたわけです。

最たる例が「コニカ」さん。後発一眼レフメーカーならではの究極の選択肢、フランジバックを短くするという技で、いろんなマウントアダプターを製造されて他社レンズとの互換性を高める方法をとられました。オリンパスのペンFなんかも同じやり口ですね。

が、やはり市場は厳しいといいましょうか、小手先はしょせん小手先。購入決定の最重要事項はカメラの本来機能で、一部のユーザーのみに通用する便法であったことは、歴史が物語っています。が、大キヤノンさんがこういう「M42マウントレンズ」を意識したというのもすごいわけで、いかに当時ペンタックスが市場のシェアを握っていたかが垣間見れるところが、ペンタファンとしてはなんとも興味深いところです。

ということで、ここ二十年来入荷したことがないので、たぶん「珍品」かと思います。

裏面はこう。

CANON-MOUNT-CONVERTER-002.jpg非常に薄いコンバーターですが、二重構造で、外側のリングが通常のマウント固定リングと同じ動き・働きをします。

もちろん、フランジバックの長さはM42マウント用になるように製造されていますので、無限大が撮影できます。

また、絞り込み(絞り作動)に関しては、何ら仕掛けがありませんので、ペンタックスのタクマーなどのレンズに搭載されている「auto と manural」切替レバーのある機種のみ使用できます。
(絞り込みのピンを押す仕掛けがありませんので、切替レバーがないレンズは開放のみとなります)

レンズに取り付けると、こんな感じ。

CANON-MOUNT-CONVERTER-003.jpg


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メーカーさん、「部材の劣化」について考えてちょうだい。
せっかく作られた製品のなれの果てが、これじゃあまりにもかわいそう
だよ!!!

ある意味はじめての切り口かもしれませんが、今日は「メーカーに対する文句」。
あまりにもひどい状況のカメラを手にしもんで、おもわず苦言です。

kugen-001.jpgでしょ。なんぼなんでも、これはないよね~。
家電屋のつくるビデオカメラではよくある話でも、精密光学メーカーがこれじゃいかん!!!

カメラなら、何年たってもせめてもカメラの「形は残るように」、そして「さわれるように」

kugen-002.jpg写真では、「パリパリ」乾いているように見えますが、実は「ネチャネチャ・ベタベタ」。
正直言って、触れる状況ではありません。

あるメーカーのある機種の「なれの果て」です。

ホールド感を高め、滑りを抑えるために、プラスチックの部材の表面をうすいゴム(塗料)で覆ったのですが、それが経年変化で溶けて出しこうなってしまったようです。

どこかのレンズメーカーさんのZEN塗装なんかも全く同じ。
ポリウレタンが加水分解をおこして「ベ~タベタ」。
ほんま、どうしようもない状況です。

モルトプレーンの劣化のように「貼り替え」で対処できるなら、まあなんとか許せるのですが、解決方法が部品そのもの交換しかない所がネチャネチャの状態になると、もうそのカメラそのもの存在が立ち行かなくなってしまいます。

さらに残念なのは、以降の製品でも散見されること。

次の製品も、兄弟そろってネチャネチャ。時代が進んで初代デジタル普及機も程度差こそあれネチャネチャ、バッテリーホルダーなんかものゴムもしっとり状態。あるいは、使い込むと外層ゴムが伸びて浮いてくる。F100でおきたことはD1やD200で(あっ、)、フィルムからデジタル時代になっても、同じような症状に悩まされているような......。

使わず置いておくと「ネ~チャネチャ」、使いこむと「ゴワゴワ」。
あ~あ、カメラが朽ち果てていく。
カメラのなれの果てを見る機会が多いのが中古カメラ屋なもんで、ほんま悲しいかぎりです。


さすがにここ最近になって、流れは変わりつつあるのかなと思いながらも、また数年先に何がおこるやら。(あるメーカーはツルツル外装に改善。ノー被膜・ノー塗装に、えらい!)

とにかく、せめてもカメラの外装に薄いゴム系被膜を施すことだけは、今後一切止めて下さい。
また、グリップなどのゴムも最近の製品はあまりにもはやく劣化が進むような気がしますんで、素材そのもの再検討もお願いしたいところです。

是非、「長期間の使用に耐えうる外装」という視点で、再度色々と材料選びを見直して下さい。
一時の使い心地を重視するのではなく、10年たっても、「機能は陳腐化」したが外装は何も変わらないカメラに戻してほしい、それがお願いです。

30年も前のカメラ、キヤノンのAE-1やA-1は、今でも外装は発売時とほぼ変わらない状態を保っています。ペンタックスのSPだって、ニコンFEだって、オリンパスのOM-1だって、皆元気です。

でも、同じ時代に家電屋が作ったビデオカメラは、原形をとどめない状況で劣化し朽ち果ててます。

絶対に何か、家電屋と精密屋で「物づくりの姿勢」が違ったからそうなったわけで、是非、家電屋化しつつある精密光学屋さんたち、本来の姿に戻って下さい。
是非、お願いします。


+++中古カメラ担当係+++ 



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MC SUNACTINON 135mm F2.8 サンアクチノン (OLYMPUS オリンパス OM用)が入荷しました!

今日ご紹介するレンズは、こんな赤い箱に入っている古いMF望遠レンズで、ご想像の通り「きわもの系」です。ある意味、八百富の得意分野の一つですね。(笑)

その実務を担当しているのが㊥カメラ担当係"S"なのですが、こういうものを日陰から探し出して日向に持ってくるのが実は「趣味?」だったりします。

sunaction_135mm-001.jpg見た目はご覧の通りかなりくたびれた様子なんですが、中古屋スタッフの直感「ふ~ん!」と言いましょうか、いかにも...いかにも...という感じで「きわもの系」の臭いが箱の中からプンプン漂ってきています。

まず、箱に「SUN」。
「ふーん。サンレンズの海外物ね~。」っとしったかぶってスタート。

が...、箱の中から取り出したら.........あらら...全然「SUN」ぽっくないレンズがこっろっと...。
出てきたのはトキナーのOEMものでした!(大的外れで......かっこわる~)

sunaction_135mm-002.jpgと思いつつ、レンズ銘をよく見ると、さらなる的外れがあらわに。
あらら?箱の印刷を早合点で「SUN action」と読み間違えておりまして......(笑)、正確には、

「SUNACTINON」 「サンアクチノン」
  というレンズのようです。

この赤い元箱が無かったら、「スナクチノン」って呼んでたかもしれませんね。
(なんか殺虫剤見たいな呼び名で...、そのほうが実は面白かったような...)

sunaction_135mm-003.jpgただ、海外サイトをのぞいてみると、「SUN ACTINON」 というふうに、スペースを空けてロゴを印刷しているレンズキャップを見かけたり、あるいは文字の色を「SUN」と「ACTINON」とで変えているレンズがあったりします。

そんなんで、この上で紹介した元箱の印刷状況を鑑みると、やっぱり

「SUN」 「ACTINON」 の単語の組み合わせと考えるのが適切なようです。

「SUN」はたぶん太陽とか光という意味でしょうが、この「ACTINON」を、辞書で調べると放射性同位体の一つということでで、硝子に混ぜる希少金属から導かれた単語なのかもしれません。

海外のとある会社がOEMブランド「SUNACTINON」を立ち上げ、その一つの生産をトキナーに依頼した。そんな位置付けのレンズのようです。


では、具体的に商品をみてまいりましょう。

商品自体の質感は、そんなに悪くありません。
よくジャンクコーナーでみかける「RMC」と赤文字で刻印された「80-200mm」のトキナーズームとほぼいっしょの質感です。

小さくて、そこそこ重たい。「F2.8のレンズ」はならこれ位の重量感がないと駄目だね~という具合で、ガラスの塊って感じるレンズです。

sunaction_135mm-004.jpg基本的なレンズスペックは、

最短撮影距離 ... 1.5m  絞り枚数 ... 6枚  最小絞り ... 22
全長 ... 74.5m  重量 ... 370g  フィルター径 ... 55mm  レンズフード ... 組込

sunaction_135mm-005.jpgというところです。

いわゆる「テレタイプ=テレフォトタイプ」という設計分類で、レンズの焦点距離よりもレンズの全長が短いのが特徴です。

大きくなりがちな望遠レンズを小さくするために考え出されたレンズ構成なのですが、広角レンズのレンズ設計で聞く「レトロフォーカス」とは親戚で、真逆のレンズ構成です。
(双眼鏡を逆から覗いたら広角に見えると同じ原理です)

ただ、レンズを小さく出来るメリットがあるのですが、あまり極端に小さくしすぎると収差の補正が難しくなるので、そのあたりのバランスをうまく保つ必要がある方式です。


それでは、ちょっとテスト撮影ということで、オリンパス OM-D E-M5 との組合せで試してみました。

sunaction_135mm-006.jpgもちろん、換算焦点距離が270mm F2.8 ということ。お~「サンニッパ」ですか!!!
そう思うと、俄然なんか期待しちゃいますが......、
しょせんは「きわもの系」なんやろ、「許してやるわ」という位の大きな心で見てやって下さい。



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フェーズワン PhaseOne Leaf リーフ 中判デジカメ「デジタルバック」という選択肢

昨年から、当店(八百富写真機店)でも PhaseOne や Leaf の「中判デジカメ」を取り扱うようになっているのですが、一度その絵を見ちゃうともう元に戻れないといいますか、なかなかもって凄い世界です。是非「選択肢の一つ」に加えていただけたら......ってものすごく高い商品なんで、そう簡単に「それじゃ」と言っていただけるものではないことを承知の上でのご紹介です。

この世界は、上を見るときりがない青天井の価格とスペックで、プロ写真家の使う業務用機器という範疇を飛び越え、最上位機に至っては大学や美術館などの学術用途というレベルで、価格も数百万円以上という破格な出費が必要となりまります。

ただ、エントリークラスのデジタルバックの価格はここ数年でかなり下がり、カメラ・レンズ・デジタルバックを組合せても100万円を切る価格で購入できるようになり、その敷居は確実に下がってまいりました。

phaseone-645df-001.jpgそこで、皆さまのご検討の参考になればということで、ちょこっと色々とお話ししてみたいと思います。


いったい何千万画素を買えばいいのだろうか?


その昔、各社がコンパクトデジカメの差別化(販売促進)のために、異常なほどの高画素競争がおこり、「出力画素を無視した、ただ画素数が高ければいいんだ」的なデジカメが氾濫したことを思い出して下さい。(今もですが......)

画素の方が細かすぎて、レンズの解像が追いつかない?
画素が小さすぎて、階調がない?偽色が多い?
開放の写真はまだましだが、望遠側あるいは絞ると解像しない?

そう、センサーの面積(大きさ)を考慮せず、ある限度を超えてセンサーを細かく刻んでいくと、レンズとのバランスが難しくなるだけでなく、階調に余裕がない絵が出てくるだけで、何もいいこことはないのです。

そこで重要なのが「画素ピッチ」。一般的には、以下の通りの状況です。

フルサイズセンサー(2000万画素前半機) : 6μm
APS-Cサイズ(1000万画素後半機) : 4.5μm ~ 5μm
マイクロフォーサーズ(1000万画素前半機) : 3.8μm ~ 4.3μm
高級コンパクトデジカメ(1000万画素) : 2μm以下

これは全くもっての個人的な感想なのですが、APS-Cサイズデジカメ一眼で600万画素機の時代が一番レンズとのバランスが良く、もっともよい絵が出ていたような気がするのです。もちろん、高感度性能や、あるいはパープルフリンジなどの画像処理の性能は格段に劣るのですが、すごく立体感のある画像が撮れたように思います。実は、このAPS-Cサイズ(600万画素)時代の画素ピッチは、なんと7.4μm、一画素の大きさは現行の高級フルサイズセンサーよりも大きな器をもっていたのです。

実はこの7μmというのがカギで、フィルム時代のレンズ設計の落とし所と同じだったのです。だいたいフィルム粒子の大きさは6~8μmと言われているのですが、たまたま似通ったスペックだったことが幸いして、いい結果につながっていたのではないでしょうか。

いずれにしても、レンズは絞ると「回折」の影響で画質が劣化し、反対に開放にすると「収差」の影響で周辺部から劣化するという狭間を行き来する産物で、そこに画素センサー全体の大きさと一画素あたりの大きさという要因が加わり、結果「バランスのとれた画像」が生まれてくるはずなのですが、どうもそこは商売人の論理たる「マーケティング」という難物がからむことで、話がややこしくなっているようです。

おっと、やや話が脱線しかけ。元の中判デジカメに戻しましょう。

今までの話を踏まえ、今売られているデジタルバックの画素ピッチを見てみましょう。

8000万画素 40mmX54mm  5.2μm レンズ倍率 約1X
6000万画素  40mmX54mm  6μm レンズ倍率 約1X
4000万画素  33mmX44mm  6μm レンズ倍率 約1.3X
3000万画素  33mmX44mm  6.8μm  レンズ倍率 約1.3X
2800万画素  33mmX44mm  7.2μm  レンズ倍率 約1.3X
2200万画素  36mmX48mm  9μm  レンズ倍率 約1.1X

最近「お写ん歩」で取り上げた PhaseOne P20 は 10年前のデジタルバックなので1600万画素 36.9mmX36.9mm 9μm というスペック。

当たり前の話なのですが、高画素機になると画素ピッチが細かくなるので、高精細を再現できる高解像レンズが必要。つまり、値段は高いし、それに見合った高い最新レンズが必要ということ。

が、反対に低画素機 3000万画素機 以下なら7μm以上の画素ピッチとなり、ある意味「価格的な敷居」が下がるだけでなく、必要とするレンズのスペックも下げられるということ。つまり、フィルム時代のレンズの使用が十分使用可能ということなのです。

さらに、高画素機はほぼレンズ倍率が等倍、6x4.5レンズの周辺まで使う仕様となっているのですが、低画素機はややセンサーが小さいので周辺は使わないのです。これはかなり消極的なプラス要因となるのですが、周辺の都合の悪い部分はかやの外という状態で、画質的にかなり好都合なわけです。

アドバイス-その1

  • 高画素機を買うなら、レンズを含めて新たにシステム構成を考えていただきたい(フィルム時代のレンズは非常手段と位置付ける)
  • 3000万画素でも十分高画素。同じ程度の画素数の一般デジ一眼とは比較にならない画像が得られます(階調が全くもって異なります)
  • 今お持ちのハッセルCFレンズを中心にお使いになる予定なら、4000万画素以下のデジタルバックが適切。それ以上の高画素機では、レンズの解像力が追いついていないことが見えてしまう


次に、どんな形で買えばいいのだろうかという問題です。

デジタルバックの取り付け部には、実は色々な形があります。
フィルム時代のフィルムバックの代わりに取り付けタイプもあれば、デジタルバック専用のカメラボディに取り付けるタイプも登場しています。

① ハッセルブラッド V  (500C/Mなどのカメラ)
② ハッセルブラッド Hシステム (フジフイルム645AF)
③ PhaseOne / Mamiya 645 シリーズ
④ Contax 645

以上の4種類の発売がされており、RZ67PRO II や RB67 にはアダプターを介してV型 や M型 を、大型カメラにも各種アダプターを介して全てのタイプを取り付けることが可能です。

ハッセルにつけるとこんな感じ。(PhaseOne P30+ と 503CW の組み合わせ)

PhaseOne P30+とハッセルの組合せ例

この組み合わせの最大の利点は、ハッセルの既存資産をそのまま活用できることです。

まさしく、今まで通り、ただデジタルバックを買うだけです。
使い方は、まずフィルムバックを外す。そして、今日買ったデジタルバックを同じ要領で取り付けたら、シンクロコードでカメラとデジタルバックを接続すれば準備完了です。
あとは、シャッターを切るだけです。

ところが、この組み合わせの最大の欠点は、

「いや~、最近ピントが合わせられなくなって...、それ以来使っていないなあ」

というお客様には対応できないこと。


そういう方には、デジタルバック専用機をおすすめします。
これは、PhaseOne 645DF に Schneider-Kreuznach のレンズの組み合わせ。

フィルム時代の中判AFカメラの操作と全く同じで、唯一の違いは電源を本体とデジタルバックの2か所入れることぐらいでしょうか。

phaseone-645df-003.jpg光学ファインダーをのぞいている限り、このカメラがデジタルなのかフィルム全くわからないレベルで、いとも簡単に使い勝手に慣れてしまします。

例えば、このカメラと同じような組み合わせのお買い得品があります。(ラスト2台です)

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マミヤ 645DFボディ・DM28セット [DM28 DFキット] Mamiya/AF80mmDレンズセット【在庫あり・即納可能です】

販売価格 798,000 (税込価格) 
販売ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/9621

標準レンズが付いて、しかもMamiya 645DF本体とマミヤ(Leaf Aptus-II 6 と同じ)の2800万画素のデジタルバックとの組合せ

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が、私はなにがあっても「Zeiss レンズ」も使いたいというお客様には、この組み合わせではいかがでしょうか。

phaseone-645df-002.jpg

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今日ご紹介するカメラは、個人的に最も大好きなカテゴリーからの珍品。
なのですが、たぶん極一部の方々にしか評価?してもらえないカメラなんだろうな......という感じで、大多数の方々は「さらりと」と別のページに移動かな......、そんなカメラのご紹介です。

デジタルはデジタルでも「1976年のデジタルカメラ」
M42マウント(ペンタックス・スクリュー)仕様のYASHIMA OSANON Digital 750  ヤシマ オサノン デジタル 750 が入荷しました


YASHIMA_OSANON-001.jpg「OSANON」という奇妙な名前が付けられたこのカメラ、「YASHIMA:ヤシマ株式会社」が1976年に生産を開始した輸出専用機で、その素性はあまり知られていないカメラです。

聞く所によりますと、ヤシカが経営不振に陥り「京セラ」に吸収合併されていく過程の中で、ドロップアウトされた(させられた)方々が作られたカメラだそうです。

ただ、同じ「YASHIMA ヤシマ」でも、ヤシカ初期(八州光学)のころの「ヤシマフレックス」時代(1950年代)の「YASHIMA ヤシマ」は本流の成長過程のブランド銘(会社名)であったわけで、あくまでもこの「OSANON」を作った「YASHIMA ヤシマ」は、本流から外された方々が自らの源流に思いをはせ、なんとしても再興を目指して名付けたブランド銘であったということのようです。

また、このカメラには下の写真の「OSANON」というブランドプレートが付いているのですが、物によっては「YASHIMA」というタイプのものもあり、これは国内向けに出荷されたものです。
YASHIMA_OSANON-002.jpgいずれにせよ「OSANON」や「YASHIMA」ブランドであったとしても、ほとんど市場で見かけない機種なわけで、いったいどんな機能が搭載されているのか私もよう分かっていなかったので、今回色々と調べてみました。

ということで、次ページで詳しくこのカメラをみていきましょう。



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㊥カメラ担当係"S"です。


長らく欠品中となっていました「ミノックス MINOX (シャラン)用フィルム」が再入荷しました。


原材料の入手難から製造できず、長らく欠品中となっていた「ミノックス MINOX (シャラン)フィルム」がやっと再生産され、一昨日当店に入荷してまいりました。


入荷商品は以下の3種類。



  • ミノックス【MINOX】シャラン用白黒フィルム ISO100 30EX [30枚撮り] 945円(税込)
  • ミノックス【MINOX】シャラン用カラーフィルム ISO100 30EX [30枚撮り] 945円(税込)2013/05生産中止
  • ミノックス【MINOX】シャラン用カラーフィルム ISO400 30EX [30枚撮り] 997円(税込)

     
minox-film-001.jpg

このフィルム、ミノックス・サイズ 8x11mm というもので、こんなカメラで使用します。
「スパイカメラ」なんても呼ばれたりするカメラです。
 

minox-film-002.jpg

手前が、「MINOX B型」、真中が「MINOX LX」、奥が日本製の「ACMEL MX 浅沼商会製」。
最近の、といっても販売されていたのはもう十年も前ですが、下の写真のような「SHARAN シャラン」というカメラもミノックス・サイズのフィルムを使用するカメラです。
 

minox-film-003.jpg

フィルム自体はこんな外観で、フィルム幅はたったの9.5mm。片側一方通行、巻き戻し不要のマガジン入りフィルムです。
 

minox-film-004.jpg

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㊥カメラ担当係"S"です。
前回に引き続き、これなんじゃ?系アクセサリーのご紹介です。

デジタル時代の昨今は、なんでも後処理系というのでしょうか、なんでもソフトウエア的に解決する手法が全盛で、常々そういうやり方には批判的で、面白さを感じられないとためく ㊥カメラ担当係"S" なのですが、今日ご紹介するこんな商品を手にしますと、なんか「昔の機械屋魂はこういうものだよな」を感じ、やっぱ昭和って「ええなあ~」ってな具合です。

mamiya-revo-001.jpg正式名称は「マミヤ MAMIYA レボ三脚アダプター」。
「レボ」、つまりレボルビング = revolving = 回転 = カメラ回転 = 縦位置・横位置切替機 すなわち、三脚にカメラを固定した時に、光軸を変えずに簡単に縦位置・横位置を切り替えて撮影できる道具というものです。 

同じマミヤの中判カメラでも、6X7系の RB67 や RZ67 は、フィルムバックを取り付けたままフィルムバックだけ回転出来るように設計されているので、こういうアクセサリーは必要としないのですが、645は構造的にそうなっていないので、このアクセサリーを使ってカメラ全体をグルグル回そうっな発想です。

じゃ、なんでこんなもんが必要かといいますと、スタジオ屋さんのためなんですね。

ちょっと、カメラを三脚と雲台に取り付けた状態を想像してみて下さい。
雲台を使って横位置から縦位置に切り替えると、どうですか?

そう~、切り替えるとレンズの位置がずれるでしょ。
つまり、構図が変わる、画面に中心がずれるということなのです。

構図を合わせるためには、再度三脚を動かすか、雲台を調整しなければならず、プロのお仕事真っ最中としては、非常に無駄な「ひと手間」ってなわけです。

蛇足なのですが、(このブログそのものが蛇足なんですが......
昔、カメラ修理会社のイストテクニカルの社長さん(お名前は吉野さん)、そうあのゼンザブロニカの「ゼンザブロウ・吉野」さんの息子さんとお話しした時のことを思い出します。

我が社のウインドウの中にある、BRONICA GS-1 をご覧になられて、

吉野社長 「なつかしいな」
㊥カメラ担当係"S" 「もしかして、直接ご担当されたんですか?」
吉野社長 「そうなんですよ。でも、一点大きなミスをね」
㊥カメラ担当係"S" 「え~、?」
吉野社長 「う~ん、レボリング機能をね。」
吉野社長 「内蔵しとけばよかった...、プロ系写真家からなんで付いていないんだと怒られましたよ」

そんだけ、レボルビングって重要な機能というわけです。

それを外部の装置でやろうと思えば......、今日のお話は、中判カメラという大きな物体を物理的に90度回転させて保持するには、相応の強度と工夫が必要だというお話です。



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㊥カメラ担当係"S"です。

見た瞬間にク~ラクラ?こういう物(ブツ)に反応してしまう自分が、ある意味いや?なんですが、これはもう確実に職業病です?!?!?!

「はい、これは間違いなく〔ど珍品です!!! 〕ブロニカ ETR 専用の三脚クイックシュー E」が入荷しました。


ETR-QUICK-SHOE-001.jpg見た瞬間に、これは「うっ...、やばい...!!!」
素直に体が反応してしまいました。(笑)
あかん、あかんとわかりつつ、こういう類いは「中古バイヤー心の琴線」に触れるやばい品なんです。

一応、私の頭の中は、こんな具合。

「日本の中で一人ぐらいは絶対に探しておられる方はおられるだろう......」
「こそっとウインドに展示しておきますので、誰か気付いてね......」
「これ、ずっと探してたねん。ついに見つけたよ......って、言ってもらえるかな......」

こんなことを思いながら、
お金だけでは絶対に解決できない縁とタイミングの品物なんで、どんな方に引き取られていくのかな~?、実用派かなから?、アクセサリー集めの方かな~?などなど、色々と考えてしまうわけで、あ~あ完全に職業病です。

ということで、
よく見かけるスピードグリップの取り付け部だけ、そう「三脚クリックシューE」なんです。
(※商品名はたぶんです。カタログデータから推測するとほぼ間違いないかと思います。)

そこそこ中古カメラを扱ってきたつもりなのですが、この商品は今回が初めて。
このなんとも言えない、構造(外装)がたまらなく面白い。

システムカメラ系アクセサリー中で、最もシステムの中に組み込まれた特異性を生かした商品と言いましょうか、どう転んでもETRの中でしか存在価値がない、まったくもって流用できない、別にこうしなくても一般アクセサリーのクイックシューで十分代用できるのにと、非常に突っ込みどころが多い、壮大な無駄?、いや余裕のなせる技?、ほんと古き良き時代の産物です。

ETR-QUICK-SHOE-002.jpg各部の仕上げは、ご覧の通りの手抜きなし。
前面には、お馴染みの「ZENZA BRONIZA ロゴ」が刻印されています。

調べてみますと、発売されていた時期は、初代ETRから二代目のETR-Sの時代、1980年台後半まで売られていたようです。当時の定価は、4500円。こういうアクセサリーとしては、極々一般的な販売価格ですね。

ETR-QUICK-SHOE-003.jpg底面は、ゴム貼り。
カメラ本体の底部は金属そのものなので、よく三脚ネジの擦り傷が入っている個体が多いのですが、このアクセサリーを使えば少しは軽減できそうです。

手前のレバーは開閉のロックレバー、使い方はスピードグリップと同じです。
反対側の小さな突起は、抜け落ち防止機構。やや硬めの板バネ状方式です。


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