カメラの八百富|ペンタックス PENTAX K-5IIs とK-5II の「ぼけ」 方が違うということ

| コメント(0) | トラックバック(0)

中古カメラから最新型デジタルカメラ・レンズのことなら「大阪・梅田の八百富写真機店」まで

カメラの八百富・ネット店・中古カメラから最新型デジタルカメラ・レンズの通販ショップ

カメラの買取、下取のことなら「大阪・梅田の八百富写真機店」まで TEL 06-6341-7005

カメラ買取・レンズ買取㊥カメラ担当係"S"です。

ペンタックス PENTAX K-5IIs とK-5II で「ぼけ」 方が違うことが、写真の印象を大きく変えているような気がするのですが......。

家に帰って、さあ「体感&トークライブ Part.2」でも書こうかなとカバンをがさごそ。
えっ!!!! ない!!!! どうも会社にデータを保存したメディアを忘れてきたようです。

とりあえず、
「ペンタックス PENTAX K-5II 体感&トークライブ 大阪会場 Part.1」 はこちらです。

そんなんで、今日のところは前々回ご紹介したこの「写真の写真」の補足。

PENTAX-K5IIs-008.jpg誰がどう見ても、左右の写真はまるで鮮鋭感が異なりますね。
厳しい言い方をすれば、左は解像していないのでは?というようなツッコミが入ってもおかしくない状態です。が、元の写真は下の大きさで、赤線囲み部分からの切り出し絵ということをまずご了解下さい。
PENTAX-K5IIs-040.jpgざっくり、約1600万画素の中から約40万画素を切り出したレベルというふうに換算表現しますと、「まあ、そんなもんだよ」という感じではないでしょうか。

事実、このK-5II(ノーマル機) が特に悪いというわけでなく、他機や他社機であってもこういう「ぼやっと」した感じはありますよね。例えば、遠くの風景の山の木や葉っぱが「がさごそした感じ」、あるいは「もやもや」した感じ、皆さまのお手元にある画像をある程度拡大すれば、皆そうなっています。

これは、ローパスフィルターがある以上、どうしてもそうなってしまいます。その理由は、レンズから入って来た1本の光が、2枚のローパスフィルターを通過することで、4本の光に分離するよう作られているからです。どれだけの幅で分離するかは、画素ピッチとの関係で決まるのですが、4つに分離した光は、その隣、あるいは上、下と各方向隣接部からやってきた隣の分解光と相まって、センサーに届く仕組みなのです。

簡単に言えば、お隣さん同士ごちゃごちゃになってゴールになだれ込むような感じです。
こうすることで規則性が破壊されモアレがなくなる、そして色情報の欠落による偽色が減る仕組みなんです。要は、モアレや偽色を防ぐために、わざとレンズの性能を犠牲にしてボカしているわけです。

「でも、全てにモアレが出るわけではないよね。もう、そんなややこしい仕掛けはやめた」、これからは、1本の光はそのまま1本の光のまま、ダイレクトにセンサーに届けようって機種が「 K-IIs 」です。4本に分離しないので、当然「カリカリ」するわけで、上の写真のように鮮鋭感がよくなるは、当たり前というわけです。

是非、新製品の「K-5II」 が悪いというものではないことだけはご理解下さい。
今までの、価値基準に従えばはいたって普通。隣りにいる画像が、別世界なだけです(笑)



次に、前回よりさらに拡大した写真を見て下さい。

まず、ノーマル機の K-5II
PENTAX-K5IIs-041.jpg次に「ローパスレス機の K-5IIs
PENTAX-K5IIs-042.jpg再度「鮮鋭感」を感じて下さいというわけではありません。

実は、ピントピークからアウトフォーカスに向かう「ボケはじめ」の部分が、私、非常に気になっているのです。

たぶんなんですが、「ローパスがあろうがなかろうがボケ方には差はない」ということではどうもなさそうな気がするのです。もちろん一定以上のボケには関係ない話なのですが、ボケはじめの部分は間違いなくローパスでボケさせられているはずです。

ということは、何らか描写が変化するはず、そんな視点で是非、上の写真を見比べてみて下さい。

つまり、「ボケ方の流れ」が変わるということです。
その変化が、全体の印象を大きく変えているような気がするのですが、皆さまどうでしょうか。

アウトフォーカス部分は両者同じとすれば、ピントピークは明らかに「K-5IIs」が高いですよね。
そこからアウトフォーカスに向かう流れを山に例えるなら、K-IIsは富士山型、K-5IIは普通のなだらかな山。

ピントのピークが一定の幅で帯状に広がり(山頂付近の平らな部分)、そこから前後にややゆっくりボケながら、ストーンっと大きくボケる。

あ~、ほんま早く実機で確認してみたいものです。
ほんとのところ、どうなんでしょうかね。
絶対に、描写が異なるような感じがするのですが......。

是非、発売日0:00から始まる「お写ん歩」のK-IIsレビューで、しっかりとこのあたりもお伝えしていきたいと思います。

そう、K君のブログ「お写ん歩」が更新されたようです。
是非、ご覧下さい。



ご予約はこちらから カメラの八百富・ネット店で

ペンタックス ペンタックス K-5 II 18-135WR レンズキット PENTAX 【ご予約受付中・2012年10月中旬発売予定】
販売価格 143,800 (税込価格)
ご予約ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10780


ペンタックス K-5 II ボディ PENTAX 【ご予約受付中・2012年10月中旬発売予定】
販売価格 98,800 (税込価格)
ご予約ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10779


ペンタックス K-5 II s ボディ [ローパスフィルターレスモデル] PENTAX 【ご予約受付中・2012年10月中旬発売予定】
販売価格 112,300 (税込価格)
ご予約ページはこちら http://www.yaotomi.co.jp/products/detail/10778

+++中古カメラ担当係+++ 



トラックバック(0)

トラックバックURL: https://www.yaotomi.co.jp/mt/mt-tb.cgi/1009

コメントする

このブログ記事について

このページは、㊥カメラ 担当係が2012年10月 1日 23:17に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「カメラの八百富|ペンタックス PENTAX K-5II 体感&トークライブ 大阪会場 Part.1」です。

次のブログ記事は「カメラの八百富|ペンタックス PENTAX K-5II / K-5IIs 体感&トークライブ 大阪会場 Part.3」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ