カメラの八百富|「Bologon ボロゴン」とは、ほんと上手に言ったものだ

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㊥カメラ 担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

「Bologon ボロゴン」とは、ほんと上手に言ったものだ!
HEXAGON ヘキサゴン 17mm F16 が入荷しました。

bologon-001.jpgホロゴンの雰囲気が漂う怪しげなレンズ。
よーく、よーくレンズをご覧下さい。
わかります?
そうなんです、なんとレンズ本体は「プラスチック」製。

名前は「HEXAGON 17mm F16」というレンズなんですが、世間では「Bologon ボロゴン」なんて呼ばれているそうで、世の中にはほんと「上手」にあだ名を付けちゃう方がおられるものです。
 → 命名者の方のブログは http://neoribates.exblog.jp/4893227/

この命名者の方のブログを拝見すると、このレンズの成行がよくわかるのですが、
事の始まりは、ある方がコニカが生産していた使い捨てカメラの「撮りっきりコニカMini WaiWaiワイド」のレンズユニットを取り出し、フェドのヘリコイドに移植して撮影されたのが始まりのようです。

その後「日本の何処かの誰かさん(個人)」がこの量産品を製造され、東京を中心に販売が行われていたそうです。(たぶん関西で売っている店は無かったと思います。少なくとも弊社は取扱なしの店でした)

このレンズの仕様はいたってシンプル。
2群2枚のプラスチックレンズ。
フォーカスは無し。(外観は見かけ倒し)
いわゆる固定焦点というやつで、被写界深度で写しちゃいます。
レンズのに1M~無限と刻印されていますので、その範囲が深度内ということでしょう。

レンズの詳しい構造や設計思想は こちら を参照下さい。(メーカーの資料です)

絞りも無し。
露出は、シャッタースピードで調整ということですね。
写りは色々なサイトでご報告されています。
結構「すげ~」から、「こんなもん?」まで色々。
総じていうなら、結構いけるんではないでしょうか。

バリエーションは複数存在するようで、
マウントは、M用とL用。
ファインダーも複数あるようで、角型長・角型短・丸型なんかがあるようです。

今回入荷した商品は以下の組み合わせです。
マウントは、ライカLマウント(ねじ込み)、丸型ファインダー付の組み合わせとなります。
レンズキャップは、オリジナルなのか否か不明ですが、かぶせ式のゴム製。
リアキャップは代用品、コシナフォクトレンダーの深い分がついていますが、掛かりがギリギリです。
bologon-002.jpgマウント側からの写真です。
レンズの内部に小さな穴が開いた、まるでピンホールレンズのような板が挿入されています。
(上の参照サイトにあるレンズ構成図にものっています)
ただ、使い捨てはF11、このレンズはF16。
やや穴の大きさを小さくし、より深度をかせぐ事で画質の改善を図っているのでしょうか?

bologon-003.jpgカメラに装着してみようということで、カメラ選び。
やっぱり、コニカでないということで、HEXAR RF LIMITED で。

bologon-004.jpgもう1枚。
この17mmのファインダー。まずまず見え方良好。
といっても、使い捨てのファインダーユニットだとは思いますが......、大きな期待は×です。
bologon-005.jpg最後にもう1枚。別に比較する必要は全くないのですが、お遊びということで。

bologon-006.jpg展示店はディアモール店 です。
お値段は、(税抜)33,000円 (税込)34,650円です。

店舗へのお問い合わせは、電話06-6348-8945またはメールにてお願いします。

+++中古カメラ担当係+++







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このページは、㊥カメラ 担当係が2010年5月20日 23:15に書いたブログ記事です。

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