カメラの八百富|(M42マウント) Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 135mm F3.5

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㊥カメラ担当係 "S" です。本日もご覧いただきありがとうございます。

今日ご紹介するレンズは、

 (M42マウント) Schneider-Kreuznach Tele-Xenar 135mm F3.5

 (M42マウント) ドイツ製 シュナイダー テレクスナー 135mm F3.5 
 です。

ドイツのヴィルディン社により生産されたM42マウントの一眼レフカメラ 「Edixar Reflex」用の交換レンズです。もちろん、EdixarといえどもM42マウント規格ですから、その交換レンズはPENTAXなどの他のM42規格のボディーと共用できます。

xanar135-001.jpg
(ややピンボケ写真で失礼します。Tele-Xanarに気をとられすぎたようです)

外観は、写真の通りいわゆる「ゼブラ」、「シマウマ仕上げ」となっております。
東独好きの方はよくよくご存知ですが、このようにピントリングや絞りなどの外観部品が「白黒」の縞模様の仕上になっているもの「ゼブラ」と呼んでいます。

余談となりますが、ボールペンの「ゼブラ」も語源は動物のシマウマです。

以下、ゼブラのHPより引用。

縞馬(ZEBRA)は、アフリカの原野に棲息し、個々には外敵から身を守る武器すら持たぬ、 非常に温和な動物です。 そのために、いつも群生し、つねに一致協力して生活を守り続けています。

創業者石川徳松は、大正3年に、この縞馬(ZEBRA)のように、全社員が堅く団結し、 文化の向上、発展にかかせない筆記具の製造に邁進することを願って、 縞馬(ZEBRA)を商標と定めました。

ま た、縞馬(ZEBRA)は、別の文字表記では「斑馬」と書き表すこともあります。 この斑馬という文字は文と王との組み合わせからなり、 文具界に身を置く会社にとってふさわしい文字であるとの認識にたって 採用したともいわれています。 さらに、商標の縞馬(ZEBRA)がうしろをむいているのは、 温故知新(古きをたずねて、新しきを知る)を意味し、 人の和の力と温故知新の精神がゼブラを支える2本の柱となっています。

と、かなりの脱線ですが、「ゼブラ」関連ということで。

では、入荷商品のご紹介。

絞りは前回ご説明したプリセット絞り式。
レンズ先端の縦の細いローレットのリングが絞りリング。その下の突起が、絞り開閉リング。
写っていませんが、ちょうど真下にもう一つ同じ突起があります。
最短撮影距離は1.5mとなっております。

xanar135-002.jpg造りは非常に重厚で、明るさ3.5のレンズとは思えない非常にずっしりとくる重みのあるレンズです。
レンズ自体がコンパクトなのでついつい軽いものと錯覚におちいるのですが、ガラスの塊、そしていかいかにも金属でできているという重さと質感です。

最近の強化プラスチックでできた外装や高屈折薄型レンズによって軽量化が図られた現行レンズとは格が違います。持ち歩くには今のレンズが便利でいいんですが、道具というか写真機材としてはこの「ズッシリ感」というのも必要ですね。中古カメラ的感覚と言いましょうか、一般の方々(特に、カメラに全く興味のない奥さん......笑)には理解してもらいにくい話しですが。

xenar135-003.jpg初歩的な話しになりますが、カタカナ表記は一般的には次のように書かれます。

Schneider-Kreuznach : シュナイダー・クロイツナッハ
 シュナイダーは「人名」、クロイツナッハは「ドイツの地名」です。
 創業は1890年、100年以上続く「名門」老舗光学レンズメーカー。

Xenar : クスナー もしくは クセナー
 ドイツ語風読みが「クセナー」、一般的には「クスナー」という方が多いような気がします。

最後に、サンプル撮影写真を。
PENTAXファンとしては、やってはいけないんですが、禁断のEOS-M42 アダプターを介してのEOS5D撮影です。どうするか悩んですが、たまには「いいか」ということで。

xenar-004.jpgコントラストがかなり低い?

xenar-005.jpg撮影条件がよいとまずまず。

xenar-006.jpg
フルサイズ機なので、135ミリの画角そのままはやっぱりいいかなと。

xenar-007.jpg
展示店は大阪駅中央店です。
お値段は、(税抜)19,800円 (税込)20,790円です。
お問い合わせは、電話06-6341-7005、またはメールにてお願いします。


+++中古カメラ担当係+++

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このページは、㊥カメラ 担当係が2009年10月10日 00:33に書いたブログ記事です。

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