2009年8月アーカイブ



RICOH R1S GOLD リコー R1s ゴールド が入荷しました。


r1s-001.jpgブログネタを店内から特段に探し出して、流れを考えて書いているわけではないのですが、「IXY GOLD」につづいて「R1s GOLD」のご紹介です。

お客様からよく、
「ねー、どれぐらいで探している商品は入ってくるかな?どんなもの?」
と聞かれることがありますが、その際次にようにお答えすることが多いです。

「入ってくる時は連続で入ってくるのですが、入らないときは徹底的に入らないですね、気長にお待ち下さい。」

中古カメラって、そんな感じがします。
流れというのでしょうか、ほしいと思えば思うほど遠ざかり、何気ないときに突然出くわす、やっと見つけたと思ったら、翌日に極上品を見つける。
なかなか思い通りにいかない難物です。
難儀しながらいろんな商品を買う、たまに「スパッと思い通りの商品」に出くわす。
そんな流れを楽しみながら、中古カメラと向き合うお客様、結構おられます。

そして、仕入れる私ども同じです。
珍しいものを仕入れた時の、わくわく感。
連続で仕入れた時の、偶然性への驚き。
初めて見る商品への感動。
くだらない商品を見たときの、ほのぼの感。
毎日、毎日結構おもしろい日々です。

今回のゴールド関連、そんなに頻繁に入荷する商品ではありません。
しょっちゅう入荷していたら、店の中が「ゴールド」だらけ。ありえません 。
パンケーキレンズに関しても、短期間に色々な種類が連続で入荷することも珍しいです。
これも、一つの流れなんでしょう。

そんな流れを踏まえ上で、販売店からお客様へのアドバイス。
  (なんか偉そうな言い方で恐縮ですが)

「最初の第一印象を大切にして下さい。ピーンときた商品は、即買い。悩みだしたら、第一印象を思い出す。それでも、悩んだら縁が無かったとさっさと諦める。」

という感じです。
店頭にいますと、若い女性の買いっぷりがこんなふうです。
皆さん、気持ちよく買われ、あるいはさっぱりと見送られています。
自分自身の買い物時の参考になる、「きもちい後悔しない買い物」のしかたです。



PENTAX SUPER-TAKUMAR  (スーパータクマー) 55mm F2が入荷しました。

ST55-001.jpgまたまたPENTAX。

「何が珍しいねん」(思わず大阪弁ですが)とお客様からご指摘受けそうですが、PENTAX-M42マウント中では「やや珍しいめ」ということでお許し下さい。

他のレンズ、
SUPPER-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 SMC-TAKUMAR 55/1.8 50/1.4 の4レンズがあまりにも数多くあり、やや埋没気味の地味なレンズと言えると思います。

(おことわり:絶対数はありますので、入手にそう苦労するレンズではありません。)



CANON IXY LIMITED VERSION (イクシー 60周年記念 ゴールド)が入荷しました。

IXY-001.jpg「ゴールド」仕上げのAPSフィルムカメラ「IXY」の限定品です。

...デジタルじゃないですよ...


IXY-002.jpg1997年秋にキヤノン創業60年記念として発売された製品で、ゴールド仕上げの国内1万台限定生産モデルでした。

外箱には
「60th Anniversary」との文字。

ボディー番号は、
「006856」

1万台限定に対する信頼性の確保ということで、しっかりと製造番号が管理がされています。

その昔、1990年にミノルタからPROD 20'sというカメラが「2万台」限定ということで発売されましたが、昔から本当に2万台という疑念が業界でささやかれていました。弊社の入荷記録を改めて調べてみましたら、やはり「?」。

製造番号の始まりはたぶん「10000」欠番が無いとすれば、最終番号は「29999」のはず。
でも、記録に残る最大番号は「38123」

ちょっと、予備番号が多すぎ?真相は不明ですが、「疑」と「偽」。うーん、でももう会社がないですから、どうーでもいいと言えばいいのですが。


ニコンS用 W-NIKKOR 3.5cm F2.5 外絞り環(鏡胴絞り)仕様が入荷しました。
結構珍しいモデルで、一見3.5cm F1.8 と勘違いしてしまいそうなモデルです。

35-002.jpg朝日ソノラマ 「レンジファインダーニコンのすべて」(著者:久野幹雄)によると、
ニコンSおよびライカマウント含めて約1200本程度ということです。

コレクションの世界で一つの目安といわれているのが「1000台」。
1000台クラスになるといわゆる「珍品」、500台以下となるとかなりの入手困難状態、300台以下は市場性が無くなり「お金」では買えない、そして100台レベルは「固定化」、反対に3000台となるとある意味「いつでも入手可」クラスとの話しをコレクターさんからお聞きします。

過去の経験則からのお話しですが、我々販売店側から見ても非常に共感する感触です。

フィルム最後の華やかし一時期に限定生産ブームが起きましたが、なんとなくその基準が今当てはまりつつあります。発売約10年位の製品が多いのですが、1000台規模クラスの商品の流通がやや固定しつつあり、いよいよ珍しくなってきたような気がします。

W-NIKKOR 3.5cm F2.5 諸元

発 売
昭和27年(1952)年
構 成
ガウス型 4群6枚
画 角
62度
最小絞り
F22
最短撮影距離
0.9m
フィルター径
43mm
重 量
200g(クローム) 115g(黒) 105g(鏡胴絞り)
定価
27,560円(1954年)
22,000円(1960年)
18,000円(1963年)鏡胴絞り

当時としては比較的安価であったので、非常な人気を博したレンズで、ニコンSマウントとしては約15000本、ライカマウントとして約7000本程度生産されたそうです。その中で、約1200本程度が、鏡胴絞りの最終型となっています。

キヤノン 「CANON TL (FL50mm F1.8) 付」 が入荷しました。


tl-001.jpg
キヤノンのTL、うーん、はいはい。次のカメラお願い。
えー、TL?おいおい、ちょっと待って。なんだそれ。
そんな感じで入荷してまいりました。

ほんと、軽く流してしまいそうです。
FXでもなければ、FTでもない。FP位なら、ちょっと珍しい系。
TLbならそこそこ見ますが、「TL」となるとかなり珍しい。
理由は簡単。
「輸出モデル」だからです。



下取・買取 カメラの八百富写真機店

オリンパス パンケーキレンズ 「E.Zuiko Auto-S 38mm F2.8」 が入荷しました。


38-001.jpg

店頭で、お客様からどうして「パンケーキレンズセット」のほうが「ズームレンズセット」より高いのとの素朴な質問を受ける昨今、
    「これぞ正真正銘のパンケーキレンズ!王道中の王道!元祖中の元祖!」
というべきレンズが入荷しました。

最近超人気となってきたカテゴリー「パンケーキレンズ」ですが、オリンパスのE-P1のマイクロフォーサーズ用M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8、またフォーサーズ用のZUIKO DIGITAL 25mm F2.8、またPENTAXのDA 40mmそして21mm、Limited 43mmの現役5本に加え、さらにネット上に写真が漏れているPanasonicの新パンケーキレンズが真偽不明ですが新たに参入の模様。
さながら、パンケーキ戦争に突入しそうな感じ。

これに、大手2社から出ようものなら、それこそ「猫も杓子も」状態。
ただ、ニコンさんは直近45mmF2.8Pをやめていますから「?」、CANONさんがこんな「ニッチ」に手を出すとは思えず、この分野は是非「2社を目標に頑張る下位メーカー」の特徴として残してあげてほしい、そんな感じさえがします。上位2社さん、是非よろしくお取り計らい願います。




コニカ カンパイ KONICA  KANPAI
  が入荷しました。


kanpai001.jpg
実は、私、結構こういう際物のカメラが好きだったりします。


aiborg.jpgこの後の1991年に出た、「鬼瓦」こと「AiBORG」なんかも趣味の範疇かもしれません。

こういう系に共通して言えることは、どこまで真面目に何台売るつもりで「生産」をしたの?という疑問に行き当たります。
そして、そこで思考がストップ。

ただただこういう「際物」を大量生産するという「決断」に感服すると言えばそうなのですが、どうして誰も「いや、ちょっとそれは」とは言えなかったのか不思議でなりません。

「カンパーイ」ってな写真をノーフレームで撮りたいか否か、社内の宴会ですぐにわかることかな思うのですが?
ウーン、それでも需要があると担当者は企画を上げた。
よほどテスト撮影ではいい写真が撮れていたのでしょう。(いやみな言い方ですが)


autoboyse.jpgこのあたりは「コニカ」だから許せるのですが、CANONのソーラーカメラ「AUTOBOY SE」に至ってはすごすぎ。

そう言えば、長い間入荷していませんね。

新品で売っていた時代、全く売れなくて最後は営業マンが引き上げていったのを覚えています。キヤノンさんの商品でそんなことは、これが最初で最後じゃなかったかな。

「カメラ作動に必要とする全電気量を、太陽光から供給を受けるといった、近未来的な開発思想が注目されたエコロジーカメラ。」という自社評価ですが、まさしく「開発思想」のみの注目で「実用」ではなかった際物。

以上、私の際物コンパクトカメラの3強紹介でした。



SMC TAKUMAR 28mm F3.5  SMC タクマー 28mm F3.5
  が入荷しました。

昨日、「ペンタックスが多いね」と言ったしりから、またまた「PENTAX」、お許し下さい。


smct28mm001.jpg
今日ご紹介するのは、この「SMCタクマー28mmF3.5」です。
お客様から「何が珍しいねん!」と突っ込まれそうですが、少しだけ理由を持たせてあります。




SMC PENTAX-A 35mm F2.8 SMC ペンタックス A 35mm F2.8 
  が入荷しました。

よくよく考えてみると、このブログやたらと「PENTAX」がらみが多い。

SMCPA35mm002.jpg




他の社員が書いています「お写ん歩」も、「PENTAX」。
でも「お写ん歩」社員は、正真正銘の「PENTAXファミリー」です。
NIKONでもなく、CANONでもなく、こよなく「PENTAX」が大好きな社員なんです。
たぶんブログをご覧頂いたらおわかり頂けると思いますが、根っからのファミリーの一員です。

で、私はどうかと言いますと、自称「PENTAX」応援団です。
PENTAXの社員の方に飲み友達というか、「飲み先輩」が多く、とことん宴席を通じて「PENTAX魂」をたたき込まれておりまして、ついつい応援してしまう状況となっております。
CANONやNIKONみたいに黙っていても売れていく会社ならそんな気は起こらないのですが、2強に立ち向かう会社はやっぱり「応援」したくなります。
ある意味、阪神ファンみたいな感じですかねー、という感じです。

ということで、全くこのブログにPENTAXが多いという理由にはなっておりませんが、ついついPENTAXを取り上げてしまうというのが実態です。中古カメラ的におもしろいものが「PENTAX」に多いというのも一因で、他社には無い「ユニークさ」の漂う会社だからかなとも思います。

今後は、他社にも広げていきますので、他メーカーファンの皆様現時点においてはお許し下さい。



SMCPA35mm001.jpg
SMC PENTAX-A シリーズのレンズは全般的に数が少なく、特に単焦点レンズは中々市場でお目にかかりづらい部類ではないでしょうか。
よく入荷するレンズといえば、35-70mmF4、35-105mmF3.5-4.5、70-210mmF4などのズームが主体で、単焦点となると標準レンズの50mmF1.4やF1.7、200mmF4位かなという感じです。

そんな中、この35mmレンズもやや少なめです。もちろん、SMC PENTAX-A 35mm F2と比較すると、格段に市場に沢山あるとは思いますが、A 28mm F2.8 よりは少ないのではないでしょうか。

まあ、Aシリーズ時代は PENTAX苦難の時代 (今も?と言うと誰かに怒られそうですが、、、)。
基本的にはあまり新品でレンズが売れていない。
特に、高級レンズや趣味性の高いレンズはほんと少ないです。
いわゆる「ファミリー的なズームレンズ」、A3デート的な範疇が主体ですから、なかなか単焦点を買われるユーザーの少なかった時代ではないでしょうか。




オートレビューノン 45mm F2.8 AUTO REVUENON
  が入荷しました。


かなりの珍品です。
この業界に入って16年ですが、現物を見たのはこれがはじめてです。
マウントはペンタックスKマウント。


REVUENON001.jpg

ドイツのレビュー(レフエ)ブランドに供給された日本製レンズです。
レビューノンブランドには他種で富岡光学が製品を供給していましたので、この製品もおそらく富岡光学製なのではないかと思います。
外観はチノンレンズの45mmとほぼ同じです。おそらく、富岡光学がチノン向けにOEM生産したものをさらにレビューノン供給したものなのでしょうか?
うーん、刻印にやや一時期のトキナーの雰囲気も若干あり。詳細は不明です。



マルミ アングルスコープ  MARUMI ANGLE SCOPE
  が入荷しました。

マルミ001.jpg
「ウーン」どこかで見たような?

そうです、当ブログでもご紹介した「ペンタックスのミラーアダプター」もどきです。

色々と調べてみたのですが、この製品の製造会社が今のフィルターメーカーの「マルミ」なのか、それとも違う会社なのか全く「?」です。私の手元にある資料ではその姿は全くなく、「日本のマルミ」が作ったアングルスコープということ以外、何もわかりません。

商品自体は、「Ebay」で検索するとさすがアメリカ、ちょろちょろ出てきます。
しかし、日本語のサイトでこれを取り上げている方はいないようで、ネットからもこれ以上の情報を仕入れることはできませんでした。


ブログ更新ご無沙汰となっておりました。

子供と富士山に旅行に行ったり、大阪駅店のプチリニューアルの徹夜作業があったり、また大口買取の値段付けに奔走したりとのことで、誠に申しわけございません、長期間の放置となりました。

この大口買取の関係で、ディアモール店には新しい商品が沢山入荷しておりますので是非ご来店下さい。ライカM・R系のボディー、レンズ、アクセサリーなど中心に約250点ほど今週新たに展示しております。
また、おいおいここでご紹介できればと思います。

では、本日は番外編です。
少し中古カメラから外れて旅行記です。

家族でこの7月26日から28日の3日間、富士山に遊びに行ってまいりました。
お天気は下の写真の通り「良く」てと言いたいところですが、ほとんど「雨」や「曇り」とあいにくの天気で、なかなかキレイな富士山を拝むことができない残念な天気となりました。
ですが、雲の切れ間から時々富士山が見え、その雄大な姿に「感動」。

出張の新幹線でも必ず「富士山」が気になる私です。(毎日見れる方がうらやましい限りです)
結構期待していたのですが、この天候不順の今年、まあ仕方がないですね。
それでも、少しは見れたので満足です。
ちょっとビックリは、「大沢崩れ」。なんか、でかくなっている。(当たり前か)


fuji002.jpg
撮影機材 : CANON  EOS40D  F17-85mmIS F3.5-5.6


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